どうもVAIO SRのバッテリがいかれてしまったらしく、AC電源を切るとそのままマシンが落ちてしまうようになってしまった。なんで気付いたかといえば、電子レンジとPowerMacとPowerBookとTVと電気ポット(湧かし中)が一斉に動作すると、ブレーカが落ちることが判明したからだ。
最初はポットが湯沸かしモードで作動中であるという認識ができなかったので、原因がさっぱり解らず、しかもレンジは飯を炊いている最中だったので加熱を中断するわけにもいかず、どういう訳だかPowerMacは給電が始まると自動的に起動してしまって、原因がさっぱり掴めなかったのだ。で、PowerBookへの給電を止め、PowerMacが立ち上がってからシャットダウンし、ブレーカが落ちなくなってやれやれ一安心といったところで、VAIO SRが落ちていることに気付いたのである。いつもAC接続でずっとSETI@homeを動かすだけのマシンだったので、何時から壊れていたのかは定かでない。
一応、本体はバッテリを認識していて充電しようとしているのだが、一向に充電される気配がない。修理に出してもバッテリパックを新しく買っても金額的には同じくらい掛かりそうだし、修理に出す方が手続きが遥かに面倒そう。
とはいえ、壊れたLiイオンバッテリってどこで回収するんだろうか? そういや、PowerBook1400用に買ったサードパーティー製NiHバッテリも壊れたきりそのまま放置してあるな。体積が体してないもんだから、一度しまい込んでしまうとそれきり気にせずに生活していけるのが良くない。
このまま2〜3年も取っておけば、そのうち社会問題化して再資源化の道ができたりするのだろうか。なんか回収が有料になりそうで嫌だな。
NTT東西が考えなしに導入したダイアルQ2サービスの仕様を今更のように変更したために、ダイアルQ2サービスを利用していたDreamcast用のインターネット接続サービスのうち、isao.netを使う気がない人が利用していたであろう完全従量コースが廃止されることになった。
んで、コース変更の手続きをしろというメールが去年の年末辺りから来ているのだが、コース変更自体はサービス開始の1/24までできないらしい。しかもその情報は、メールには一切書いてない。メールに書かれたURLをクリックし、開かれたページから更にリンクを辿った先のページに初めて現れるのである。
なんじゃそら。前もって受け付けておいて、サービス開始と同時に変更、という誰でも思いつくようなサービスを提供していないのはどういうことか。従量コースから定額コースへの変更は申し込んだ瞬間から行なわれるんだろうな? もしそうでないとしたら、サービス開始までコース変更の受付をしないというのは明らかに理不尽だ。
まぁ、isao.netからすれば金を一切貰っていないくせしてメールサービスだけ受けている嫌な奴に何を言われようとも、痛くも痒くもないし、そういう連中に便宜を図ってやる必要性など爪の先ほども感じていないのだろうが。
今日から始まった「ラーゼフォン」。「七人のナナ」に比較したら、10倍以上金が掛かっていそうな映像である。それをなんでまたこんな時間にやる。>フジテレビ
放送時間帯は、どうせみんなビデオに撮って観るのだ、という割り切りかもしれない。しかしだとするとスポンサーが付く理由というのもあんまりないような。だから余計安い時間帯にしか持ってこれないのか。でもそれであのクオリティを保つ予算が出るのだろうか。
疑問は尽きないが、一つ言えるのは「第一話の脚本を書いた出渕裕は携帯電話を使ったことがなさそう」ということである。あの状況であの世代の若者がまず携帯で連絡を試みないなんてことは、今の時系列と連なる世界に関してはほぼ有り得ないことだろう。あまり出歩かない人間には携帯電話は不要なので、フリーの座業だと持ってない可能性も結構あるのではないか。
まさかたぁ思うが「エイリアンに影から支配されてるので携帯はありません」とか言わないだろうな。つーか設定に無理ありすぎ。日本だけでどうやって経済を維持してくんだよぅ。プラント(Copyrights by 内藤泰弘)でもあるのか? だったら支配されても良いかも。
某所にて「アポロ計画でっちあげ番組をNASAはちゃんと構っている」という御指摘を受ける。
あぁっ、意外とまめだNASA! というかその優秀な頭脳をもっと生産的な方向に使って欲しいぞNASA! やっぱり許せんFoxTV!
「指輪物語」(「ロードオブリングス」などという邦題など使ってやるものか)の日本での配給会社はアルゼであると判明。
戸田奈津子起用やクソ邦題の戦犯はアルゼの映画営業だということで、生涯アルゼを呪ってやることに決定。死ね死ね電波を毎晩送る。欠かさず送る。原作ファンは皆やれ。
時雨沢恵一「キノの旅V」(電撃文庫)[bk1で購入]読了。
……なんか段々、話の内容に実も蓋も無くなってきている気がするのは気のせいですか。いや、内容がないって話じゃなくて。
そらまぁ、現実の世界は実も蓋もないんだけどさ。……ここまで酷いのはそんなにはないか。
上野洋子「puzzle」(VICL60821)、asterisk「*1」(TEAF-6)購入。後者はインディーズなのでそれ相応の店に行かなければ入手は難しいと思われる。一応、WAVEでは扱っていた(大宮LOFTのWAVEの予約の棚に「*1」が3枚あったように見えたが、こんなローカルな場所でそんなに上野洋子のファンがいるのか? いや、これ以上は売れないのか)。
そんなに聞き込んだわけではないけれど、第一印象では「puzzle」は「voices」風、「*1」は「ナーサリー・チャイムズ」風。
打ち込み・多重録音系が好きな人は前者を、ケルト系が好きな人は後者を聞くとよろしいだろう。
VAIO SRのバッテリ不調だが、バッテリが壊れた以外の可能性として、本体側が壊れたというものがあることにはたと気付く。買ってからじゃないところが一応それほど間抜けではないが、それは単に今の可処分所得が0に近いという私の状態に依存する問題で、私が昔より賢くなったわけではない。
うー。やっぱり修理を依頼しないといかんのか。近場にバッテリを貸し借りできるほど親しいVAIO SRユーザがいれば簡単に状況を切り分けられるのに。
最近、ここの更新はnihondoさんという方が作られたフリーウェア「ぷっとおんりぃ★ばっとおちそう」を使って行なっている。
前のバージョンでは、不定期にSTORコマンドを発行したきりだんまりになるという現象が起きていて、それがどこに原因するのか良く判らないので紹介もフィードバックもしていなかったのだが、なにか不具合が取り除かれたそうで、直っているといいな。
「やるぜやるぜ俺はやるぜ」という態度を示す人間しか取りたくないのは、使う側からすれば当たり前の話で、非難なんかできる筋合いはないのだけれど、そういうのには既に疲れてしまったと感じている人間はこのまま野垂れ死ぬのが現代社会の正しいあり方なのか。
贅沢言ってんじゃない、という罵詈雑言が今にも聞こえてきそうだ。そういう奴は田舎に引っ込んで休耕田か何かを借りて無理矢理自給自足で生活してみるという手もありかもしれない。
昔遭遇した、SONY DVMC-DA2とFireWire経由で取り込んだビデオの映像と音声の時間が合わない、という問題は、DVMC-DA2に由来する問題であるということをどこぞの記事(エスケーネット製DVアナログコンバータ「DAC-2」の広告だったような気がする)で読んだ。
げーん。ということは、iMovieで読み込んで一見問題なさそうに見えるあれとかあれとか(別に海賊版を作ってるわけではないので伏せる必要はないのだが)は、iMovieの制限(5分くらい単位で読み込みファイルが分割される)のおかげで目立たなくなってるだけなんですか。実はEDIT-DVなんか買わなくて良かったってことですか(インストールした時にStrata VideoShopのドライバとコンフリクトを起こして、一回も使ってないという)。
ぐあっ! 今日届いた「折曲厳禁」と書かれた封筒が思いっ切りねじ曲げられて郵便受けに入ってたよ。
ふざけてんじゃねぇぞこの腐れ郵政省がっ! 有権者を舐めると痛い目に遭うってことを思い知らせて欲しいか。
民営化なぞ生ぬるいこと言ってないで取りつぶしにしてしまえ。
考えがまとまっていないので、単なるアイデアメモ。読んでも理解できない可能性がとても高い。なにしろ、書いている側が理解して書いているわけではないので。
PDF文書を一度でも読んだことがある人なら即座に理解できると思うが、今、一般的なユーザ(つまりは、それほどコンピュータにお金を掛けていない人、という意味)が手にしているコンピュータの画面解像度というのは、専用にチューンされた文章を読む分にはそれほど問題にならないが、視覚的効果も考慮に入れたテキストを見るには少々足りないし、マンガなど、視覚にそのほとんどを依存しているメッセージを伝達するためには絶望的に足りない。
かろうじて動画に関しては、処理速度(=データレート)と解像度の両面に於て、なんとか既存のメディアと肩を並べられるところまで来た。
これはローカルなコンピュータに関してだけ言っているので、ネットワークのデータレートは考慮に入れていない。マルチユーザということを考慮に入れると、全てのコンピュータユーザが一度に同じメディアにアクセスしてもデータレートが変わらない程度まで行かなければ、放送と同じ性能を得たとはユーザ側からは感じられない。
商業印刷に使う解像度は、現在普通に使われているコンピュータの20倍程度であるから、出版をコンピュータが完全に駆逐するためには、少なくともその程度の性能向上が必要だと思われる。データ量としては単純計算で400倍であるから、2D Fillの性能にムーアの法則が適用できるとして、9年は必要だということか。
これまで、外出して2、3日家を空けるとき、PowerMac G3にインストールしてあるMacOS Xを立ち上げっぱなしにして、SETI@homeを動かしていると、帰ってきた時には必ずフリーズしていた。
最初は省エネルギー設定の「ディスプレイのスリープ」を疑い、次にSETI@homeクライアントのスクリーンセーバー機能を疑った。
しかし、両方をoffにしてもやはり家を空けて帰ってくるとフリーズしていた。
フリーズしているのはAquaだけで、MachカーネルやBSDサービスはフリーズしていないのかもしれないのだが、とにかくマウス操作もキーボード操作も受け付けないので確認のしようがない。
というわけで、セキュリティホールになるかと思って殺しておいたtelnetd(じゃないのかもしれないけど、とにかくリモートログイン機能)を生かして、この一週間の間、SETI@homeクライアントは立ち上げたままで連続稼働させてみた。SSH対応のtelnetクライアントはこれを使った。
で、一週間。まるでお約束のようにMacOS Xは何事もなく稼働を続けているのである。これまでと違う点は、いくつかのデーモンが起動していることだけだと思うのだが、それでシステム全体の安定性がここまで違うって一体……。
後、デフォルトの設定でcrontabにsendmailが登録されていて、毎日起動しては虚しくエラーメッセージをConsoleに吐き出し続けていることが判明。なんでこんな設定になってるかな。サーバOSじゃないんだから、sendmailなんか普通は使わないだろ。しかも設定が足りなくてエラーで終了ってあなた。
神林長平「永久帰還装置」(朝日ソノラマ)[bk1で購入]読了。
大体はいつもの神林節炸裂で、とてもじゃないが素人にはお勧めできない。ファンはこれが読みたいから神林長平の本を買っているわけで、ついでに声の大きなSFファンの支持は神林長平に集まっていて、対外的にはこれがSFだということに見えるので、そういう意味ではSFは一見さんお断りのジャンルだと言われても仕方がないのかもしれない。神林作品はSFの王道を行ってるわけじゃないとも思うんだけど。
閑話休題。
では、なにがいつもとは違うかというと、登場人物が臆面もなく「愛」とか言ってしまうところかもしれない。
これまでの神林作品で、ここまでストレートに愛だの正義だのについて登場人物達が語ったことはなかったのではないか。
とか言って、これまで単行本などの形で出版された神林作品は全て読んでいるはずだけれども、内容は断片的にしか覚えていなかったりして(「猶予の月」に至っては近親相姦ネタだったことくらいしか覚えていない)、実は頓珍漢なことを言っているかもしれない。
とにかく、思弁的な作品である。でも哲学書よりずっとすっと頭に入ってくるのはなぜだろう。
まずはここを読んでいただきたい。
iMacの自慢話が延々と続いた後、さらっと「日本での発売は2月中旬に変更されました」と書いてある。
Appleの生産体制は、青白PowerMacが出て以降、前よりはだいぶマシになってきたと思えていたのだが、それは設計を生産体制に合わせて落していたから、であることが判る。要するにAppleの生産体制は未だにがたがたで、Jobsのお眼鏡に適うような完璧により近づけたマシンを設計し、Jobsの思ったとおりのスケジュールで発売しようとすると、たちまち付いてこれなくなってしまうのだ。
アップルコンピュータ(カタカナで書いた場合は日本法人を指す。ややこしい。昔はアップルコンピュータジャパンだったのに……)は、Appleの米国市場重視政策に振り回された形で発売日をずらさざるを得なくなったのだということも容易に予想できるのだが、だからといってこのようなユーザを煙に巻くような広報をしてよい筈もない。
米国での好調さを伝えるリリースと、日本での発売を遅らせるリリースは別に発表すべきであり、遅れることに対してユーザや販売店に謝罪をすべきなのだ。それが誠実に商売をする、ということである。
なんか一時期の日産を見るようで、このままでは凋落の一途を辿るだけであることが想像できてしまうところが恐ろしい。良いものを作っていたとしても、売り方がぞんざいであれば、消費者はそっぽを向いてしまうのだ。一部のユーザの熱狂的支持に寄りかかっていてはいけない。それは亡びへの急な下り坂への第一歩なのだ。
Mac OS9用の大概のブラウザに巨大なセキュリティホールがある。自分で試してみたので間違いない。JavaScriptには依存しないという素晴らしい巨大さ。
なんかこのまま放置して、OS Xへの移行をなしくずしにさせてしまうんではないかという恐ろしい予感もあるのだが、まさかそんな。
ちなみに私が現在使用しているNetscapeの最新バージョンである6.2.1ではダウンロードを確認するダイアログが出たので、Netscapeを使っている限り、ユーザが気をつけていれば大丈夫(あくまで、このセキュリティホールに関しては、だが)。
とまぁ、悪い話題ばかりがあったわけではなく、新しいPowerMac G4が発表されたりもした。
個人的にはひそかに、iMacとの差別化を明確に打ち出すために全機種Dual CPUという予想をしていたのだが、Dualなのは最上位機種の1GHzモデルだけ。その代わりと言ってはなんだが、全機種で最初からDual Displayが可能になった。一般人はその恩恵に預かることがほとんどないと思われるが、プロの人には本当にありがたいだろう。PCIのディスプレイカードは今後ますます入手困難になると思われる……いや、どちらもADCで接続したい場合にはPCIのグラフィックボードが必要なようである。なんか半端な仕様だな。取り敢えず可能です、というレベルなのか、これは。要調査。
さて、一世代前のマシンだったQuickSilverは、スピーカにノイズが乗るとか、なにかと設計もしくは製造に問題がありそうという印象を抱かせるマシンだったのだが、マザーボードの設計等はどう変わったのだろう? QuickSilver発売時には、どうせ買えないのだから調べても仕方ない、という投げ遣りな気持ちがあり、詳しく調べていなかったのだ。こちらも要調査。
各種公共料金を払ったら、通帳残高がマイナスになりました。
おい、1/28に振り込みって通知書には書いてあったぞ。どうなっとるんじゃ>某社
アンソロジー「蚊―か―コレクション」(電撃文庫)[bk1で購入]読了。
なんでまた「いまいち」という評価を聞くことが多かったゲームをネタにしたアンソロが、ゲームが出てからずいぶん経ってから出るのだろうか。しかも無駄に豪華だけどゲームを遊ぶ人間とは嗜好層が違いそうな面子。
白眉は牧野修「虫文」。こんな凄いアイデアをこんなところで短編で使ってしまうなんてなんて勿体ない。「呪禁官」と並んでシリーズ化希望。その次は田中哲也「か」。牧野修が天才であることは間違えようもない事実なのだが、田中哲弥もやはり天才である。早く長編を書いて大ブレイクしますように。その次は森奈津子「タタミ・マットとゲイシャ・ガール」。あんまりTPOを弁えているとも思えないのだが、森奈津子だから良いか。後はドングリの背比べ。半分大当たりで、後は外れではないので、短編が好きな人は騙されたと思って買ってみるよろし。
と学会「と学会年鑑2002」(太田出版)[bk1で購入]読了。
「と学会年鑑2001」と同様に、と学会の例会の模様とトンデモ本大賞の様子を収録したもの。安心して大笑いしながら読める。うーむ「奇想天外SF兵器」はユダヤの陰謀だったのか。そらまあああいうプレゼンされればあれに入れたくなるよな。読んだら大半の人間が怒って床に投げ捨てると思うんだが。
あとがきにあった「コンピュータは量子力学で動いている」っていう一文は、一応固体物性を学校で習った身としては複雑な気分。そらまあ、固体物性では波動関数を使って物質の振舞いを記述したりするが、別に量子の性質が出てくるような領域で動いている電子部品なんぞ、現時点ではないと思うんだが。むしろプランク定数より回路を細かくできないことが問題になってるくらいだし。
ついでに言っとけば、プランク定数よりも大きな領域では世界はニュートン力学に従って動いているわけで、初期条件と十分な計算時間が与えられれば未来は予測可能だ。問題は、初期条件がとんでもなく複雑多岐に渡っていて、計算時間は現実の速度よりは絶対に速くならないということだけだ(だから、絶対に正しい未来予測はできない、という結論自体は同じなのだ。でも途中経過が違うだけでもツッコミの条件には十分なのは、と学会の本を読んでいれば明白である)。
あ、そうそう。通帳の数字はプラスに戻ってました。ほっと一安心。