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Kawahagi method
 
basic method(基本的釣り方)

一般的にカワハギの釣り方は「聞きアワセ釣り」「タタキ釣り」「たるませ釣り」の三種、もしくは「ハワセ」や「待ち」を入れた4〜5種と言われている。 ここではそれらのメソッドを「動作」と位置付け、それぞれを説明していこうと思う。

 
聞き動作

仕掛けを30cmから1m程、ゆっくりと上げる動作。 魚がエサを食っているかどうか確かめる為である。 この時にコンコン!とアタリがあったらアワセ動作に入るが、何も無ければそのままオモリをストンと落とす事となる。

 
たるませ動作

仕掛けをピンと張った状態から竿先を下に下げ、糸をたるませる動作。 この動作を大きくし、中重りを着底させる事を「ハワセ」と呼ぶ事が多い様だ。 この操作中にアタリをとる事は基本的には無い。 エサをフワフワと自然な状態にする事が目的と一般的に言われているが、あくまでリアクションバイト(反射食い)を狙った動作と考えている。

 
タタキ動作

仕掛けをピンと張った状態、すこしゆるめた状態を交互に繰り返し、仕掛け全体をゆさぶる動作。 エサを食えない状況を作り出しカワハギを焦らせた後、仕掛けを止めて食わせると一般的に言われているが、魚の側線を刺激するアピールを狙う動作と考えている。

 
アワセ動作

聞き動作の延長線と考えて良いと思う。 状況によって、この動作を速くしたり、逆にゆっくりしたりする所が聞き動作との違い。

 
各動作の組み合わせ

さて、4種類の「動作」を紹介した訳だが実際にはどういった感じで組み合わせて行くのかが問題となってくる。 基本は以下のフローチャートとなる。

 タタキ → たるませ → 聞き → アワセ

「聞き」で何も無ければ最初に戻る事となる。 この動作で釣りをしていく中で、「タタキ」が効果無し、もしくは逆効果と感じたら「タタキ」を外す。 たるませに関しても同様だ。 ただ、「聞き」と「アワセ」に関しては不変のモノとしたい。 そして状況を見て「タタキ」「たるませ」を復活させたりする。 「タタキ」の大きさやスピードを変えたり、「たるませ」の時間を調節したりしてその時の一番釣れる釣り方を探って行く。 その繰り返しである。


 
advanced method(発展させた釣り方)

いわゆる「ハワセ釣り」だと自分では思ってたのだが、どうやら違う様である。 この釣り方をどう名付けようか考え中 「ぶったるませ」と表現する人が居る様なので今後は「ぶったるませ」でいきます。 オモリ及び集寄を完全に着底させ、道糸も張っていない状態を基本とし、時折竿を軽くあおって(単発のタタキ釣りの様な感じ)集寄をハネさせる。 そのハネで魚の気配を探り、魚が近くに居ると感じたら仕掛けを再び送って集寄を着底させ、タイミングを見計らって聞き→アワセに入る。 釣り方の説明もさる事ながらカンに頼る所が非常に大きい釣りであり、それでいて空アワセで釣る訳でもない、非常に難儀な釣りであるのだが「マスターすれば、これぞ最強!」と考えてやまなく、この釣りを自分の基本とし、追求している所。 これまで自分が感じた所では、魚の活性に対する対応の幅が非常に広い。 basic methodで紹介した釣り方では早アワセが多く、こっちの釣りの方が性に合っている様である。 なお、集寄の装着及び遠投は必須事項である。


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