2014年04月30日(Wed)09:09
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| 盛って削ってしかしていません。 スタイロフォームの芯を粘土で包んで細部の造形です。樹脂を含浸させる都合上、今回は他の粘土と混ぜていないウッドフォルモを使っています。ラドールよりも少し乾燥後の収縮が多いだけで作業性は良好です。主剤が木粉なので石粉粘土よりも乾燥後に軽いのは当然として、切削性も気に入っています。粘土だけで造形して胡粉などで仕上げる人はウッドフォルモと石粉粘土を混合する人が多いようですが、確かに加工のしやすさや重量軽減から考えると良い選択だと思います。
ワタシは硬化後にかなり硬くなる素材が好きなのですが、ウッドフォルモは乾燥すると文字通り木目のない木という感じになって扱いやすいです。ただし、それは電動工具も使っての話です。一体目の等身大を作った時にFRPを全て手作業で磨いて左肩を壊したのが治っていません。細部が手作業なのに変わりないのですが、その前工程までは徹底的に電動工具のお世話になります。電動工具も慣れればスパチュラやヤスリと同じように細かい作用が出来ます。
色の付いた粘土はいいですね。石粉粘土の白い色は直に色を塗ったり粘土自体に色を練り込む場合は長所になるのですが、表面の凹凸が分かり難いのが短所です。一時的に色を塗って凹凸のチェックをすればいいのですが、ウッドフォルモは木肌の色なのでその必要がありません。ついでに目にやさしいです。屋外で研磨作業をする時に晴天だと白い粘土を見続けるのはかなり厳しいです。濃いサングラスが欲しくなるレベルです。
木の粘土って変な言葉・・・土じゃないのに。犬の人形とかいうのと同じですね。 | | |