メイ「くー…くー…くー……」

くーくー

☆ぽんっ!☆
メイ「きゃあ!!!
火延「なんだ、なにがあったぁ!」
   ばたばたばたばたばた…
シフ「メイプル!またごしゅじんさまが何かしたんじゃ!」
   とたとたとたとたとたとた…
火延「俺はここに居るぞ!だいたい「また」とは何事だ。今まで俺が何か…」
シフ「そんな場合じゃないです!」
ばんっ!

ほえ〜

シフ「あ…」
火延「…なんだこりゃ?」
メイ「…星だよ…」
シフ「…きれい」
メイ「突然星が降って来たの」
火延「妖精祭か…」
シフ「え?」
火延「30年に1回だけ、たった1つの実を付ける木がある」
火延「実は、月の無い星空の夜はじけて、種を飛ばすと言う…」
火延「それはまさに星が舞うかのようで、スターダスト・ロンドとも言われる。そう聞いた」
シフ「?…この実が」
火延「いったい、これを何処で?」
メイ「種…なの?」
火延「あ?ああ。漂いながら空高くまで舞い上がって、風に乗って遠くへ行く」
シフ「…そしてたどり着いた先で、また30年かけて実を付けるのね」

またね⌒▽⌒

   キィ…
シフ「あ、メイプル、窓あけたら出てっちゃうよ」
メイ「…30年経ったらボク達もおばさんだね」⌒▽⌒
シフ「…」⌒_⌒
シフ「………もうあんなに高くまで。本物の星と見分けがつかなくなっちゃった」


メイ「…またね」