山形村山地方の方言と仙台村田地方の方言
「・・かって古く”紅花”荷主問屋で栄えた時代に、その商人が残した”京ことば”も含まれているのが特徴・・」
山形と村田町は”紅花”の取り引きで繋がっていたんです。

山形村山地方の方言 仙台村田地方の方言 意味
あぐど あぐど かかと
あ(い、え)べ
行こう、行こう
あがすけ
生意気
あさぐ、あざぐ あざぐ 物をさがす
あます あます 〔山〕残す 〔村〕のけ者にする
あっちゃ
向こうへ
あまごい
甘い
いげすかね いげすかね 大嫌い〔すかね〕は嫌いの意
いねごねまる いねごはる 股のつけ根部分の腫れ物
いっちょまえ
一人前
うるげる うるげる ふやける
うるがす
水に浸す
えごたい いごたい 口の中に違和感があること
えだますい いだますい もったいない
えんこんたら
行くならば
え(ん)ぐ
行く

おがだ
おがる、おがった(おがた)
育つ、成長した
おずけ おづけ お汁

おだず ふざける
おっけ、おっきぃ
大きい
おっかね おっかね 怖い
おどがえ おどげ

おどげでね ものすごい
おら、ずぶん
自分
お(ん)ぼこ
子供、あかちゃん
かね
食わない
かずける、かつける かんつける 相手になすりつける
がおる がおる 疲れる、まいる、元気がない
かぐれかんこ かぐれかんご かくれんぼ
かっちゃぐ かっちゃく
ひっかく

かぶだれ 川に落ちて濡れる
かぷける かぷける かびが生える、腐る
きびちょ つんぴちょ 急須



けろ けろ ください、欲しい
けね けね やらない、あげない
げっぺ
最後、どんじり
こちょびたい
くすぐったい
こい(え)などき、こだなどき
こんな時、こんな場合
ごしゃぐ、ごしゃがれる ごっしゃぐ 叱る、怒る、叱られる、怒られる
ごしゃっぱらやげる ごしっぱらやげる 腹がたつ
このげ このげ
こわい(え)
疲れた
こっちゃ
こちらへ
ざらぶ
葬式
ざえ(い)ごくさえ
田舎っぽい
しぇずね しずね うるさい
したげ
つば、唾液
じょさね
簡単
じょんだ
上手だ
しゃね しゃね 知らない
しゃぐす しゃぐす ひしゃく
ししゃますする
もてあます
しちゃばける
破ける
しょっぱい
塩辛い
すまっこ
すなべる
滑る

ずぐだれ いいかげんな人
すっぱね すっぱね 泥などが跳ね上がる
すっぱえする はぐる 失敗する
すなこえ すなこい 弾力があり噛み切りにくい
ずぶくぐり ずぶくぐり 水中もぐり
ず(じ)ねんと
自然と
せずね
切ない
せっつく
せかせる
せばこえ
狭い
そだす、そだずにする そだす 粗末に扱う
そずる そずる 衣類や本が傷む
たがぐ たがく 持つ
たづく
手すりなどに掴まる
だら だら し尿
ちちゃこえ(い) ちっちゃこい 大変小さい
ちゃっちゃど
早く
ちょす、ちょすな ちょす、ちょすな さわる、いじる、さわるな、いじるな
ちょどしてろ
じっとしていなさい
ちょぺっと ちょぺっと 少し
ちょんま ちょうま
つったえ(い)
冷たい
てしょずらすえ てそずらすい 手がうるさい



なして
なぜ、どうして
なじょして
どんな理由で
なんば
唐辛子



ぬだばくる のだばくる 体を横にする
ねまる
座る、居座る



は(ほ)だい
そんなに
はらだ(はっだ)くさい
ちょっとヘン、バカくさい、田舎臭い
ばよう、ばよいっくら ばやくら 奪う、奪い合う
ひじゃかぶ しじゃかぶ 膝、膝こぞう
ぷたらく、ぶたく、ぶだぐ
殴る
ぶじゅぐす
壊す
ぶっこれる ぼっこれる 壊れる
へけだな、へっけだな
そんなの
ぺそら
あっさり、味気がない
ほっちゃ
そっち
ほい(え)ど
乞食
ほえじょ ほいじょ 包丁
ほぎだす ほぎだす 吐き出す
ほろぐ ほろぐ 落とす
まつぽい
まぶしい
みだぐなす みだぐなす 可愛くない
むがさり むがさり 婚礼、花嫁
むずりかど
曲がり角
むずこい(え)
かわいそう
めんこい(え)
かわいい



やんだぐなた
いやになった
やばつい(え)
水しぶきなどで、冷やっこい
やじゃがね
どうにならない
やっこい(え)
柔らかい
ゆつばぐ、ゆばぐ
結ぶ





















んだ、んだっす(「す」がつくと敬語に)
そうだ、そうです
んね、んねっす(「す」がつくと敬語に)
そうではない、そうではありません
んだず(「んだ」を強調)
そうだってば
んだが、んだがっす(「っす」がつくと敬語に)
そうか、そうですか
んだっけが?、んだっけがっす?(「っす」がつくと敬語に)
そうだっけ?、そうでしたか?
んだべ?、んだべっす?(「っす」がつくと敬語に)
そうだろ?、そうでしょ?
んだべが?
そうかな?
んだがもすんね
そうかもしれない


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