(のう)

言葉による対戦の駝文樹を、更に追求してみようとして製作。
中央の造形物は、下部の壺がプラスチック製の調理用ボウルと無発泡ウレタン樹脂で基礎を作り、ラッカー塗料で着色したもの。前面の像はスカルピーとポリエステルパテ製。上部は木製で、表面を墨による文字で埋め尽くし、オイルステインで仕上げ。内部にモーターが仕込んであり、左右合わせて八枚の札が回転する構造。
各々が腕を通す盤面は、プラスチック製のプランターを基本に木材と鉄板により作成。内部には付加のかかったグリップが入っていて、握るとスイッチが入る仕組み。駒はスカルピーで原型を作り、キャスティングで複製したもの。着色はラッカー塗料で、象牙風仕上げ。下部には永久磁石を埋め込み、鉄製の盤面から駒を持ち上げる時に付加がかかる構造。製作期間約四ヶ月。

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