パソコンのある暮し

【T】はじまり編

怪物

パソコン(コンピュータ)は、何でもできる「怪物」らしい。音の世界や画像の世界、文章も勿論作れるし、計算の天才だ。
だから、月の世界へも行けるものらしい。

「何をやるか」が、わからない

「ド・初心者」が一番困るのは、自分が“何をやるのか”がわからないことだ。パソコンで「何ができるか」が不明だから“目的”の持ちようがない。まず「何であるか」「何ができるか」を知ろう。それには、買って“動かしてみる”ことだ、と思い「カタログ」や「現品」が全部揃っている大手パソコン屋へ行き、どっさりカタロクを貰ってきて読む。

「???」どのカタログも“意味不明”なカタカナと英字と数字ばかりで、チンプンカンプン。

要点

それでも、繰り返し眺めている内、ぼんやりと「要点」が判ってきた。その要点とは・・・
@CPU(中央演算機能)の容量が大きいほど、処理が早く、値段が高い。
A高いものほど「画面」が大きくきれい。
B「モバイル」という言葉は、ムーブ(移動)と関係がありそう。つまり「事務所」を“携帯して歩くこと”か?
携帯電話やノート型パソコンが若者間で人気が高いのはそのせい。歩きながらの仕事なんてマッピラゴメン(→不要)。

このようにして、比較的早く、自分の使うパソコンが決まった。買う積もりになると“商品理解”が早い。

選ばれたのは、ノート型に近いコンパクト(場所をとらない)な、テンキー付き(打ちやすい)の、デスクトップ型(見やすい)、画面のきれい(液晶TFT)な、容量のやや大きめ(先をみて)なSHARPの“Mebius”。

老人力

“パソコンは使わなければ、ただのハコ”。時間ならいくらでもある、いつまでにという期限がない。“スロー&シュアー”がよい。意味不明な記号を自力で勉強するより、“聞くのが早い”と、「老人力」で判断して、私の週イチの「パソコン講座通い」が始まったのは、平成10年9月9日。12週かかって入門講座(手ほどき)を終え、次の12週で初級講座(活用)を受講した。その日習ったことを、その週かかって復習するつもり。ところが、初めはいざ復習をしようとしても、頭の中が真っ白で“何も思い出せない”悪戦苦闘の日もあった。

年賀状作成

11月には入り、臨時に年賀状の作成講座があった。私は受講の後、自力でTOPの写真(ニュージランドの合成写真)を使って「高度な?」年賀状を完成させ、思わず“やったぁー”と満足感に浸った。この感動が明日のパソコン講座通いを推進させた。

ホームページ(H/P)作成

浅はかにも“ホームページを作りたい人?”と聞かれ、“ハーイ”と手をあげてしまった。先生が、手を取り足をとって作って呉れるものとばかり思っていたのに、全部自分で構想を立て、作り上げてゆかなければならない。
それはそうだ、「自分のPRの中味」を誰が作れるというのだ。12月(平成10年)は、その「構想」やら、「書き込み」やら、活字だけでは面白くない、面白くないものを「誰が見てくれるか」などと悩んだりして、毎日パソコンのことを考えていたら、知恵熱のように「偏頭痛」がでたほど困り苦しんだ。

頭を一寸押すと「パソコン」「パソコン」「パソコン」と音が飛び出してくる感じでした。

この時、“写真(画像)とdpi(解像度)と人間の目”の関係を知った。画像は物凄く「dpi」を食う、年賀状などの印刷物では高解像度(600dpi)が要求されるが、人間の目はいい加減なもので、パソコンでみる画像はフルカラーでなく256色カラーでdpiをうんと落としても画像として認識できる。だから写真などで中々画像があらわれない(重い)ものはdpiをうんと落としてやること(軽く)を学んだ。

H/Pチャレンジでは、何と言っても“やったー!”との感動と物凄く「いろいろなこと」を知ることとなった「経験」は大きい。

Eメールとパソコン通信

パソコンの「文房具」としての役割などは、「暮し」の中では、もともと「他のもの」がやってきたもので、「無くても」不都合を感じない。パソコンにしか出来ない事に、「Eメール」と「パソコン通信(H/P)」がある。(郵便は不要)親しい者同士のホームページを、時々「渡り見」(サーフイン)することは大変楽しいし、Eメールでフォローしあうと一層楽しい。

wwwとは、World(世界)Wide(中)Web(くもの巣)で、世界中に張り巡らされた高速道路みたいな“くもの巣”で、瞬時に世界中をまわれる。Eメールは私信であるが、H/Pは万人に開かれている公開ページ、すなわちインターネットである。

勿論インターネットだから、世界中好きなところから買い物もできるし、珍しそうなものを求めて探検することもできる。これも素晴らしい、新しく楽しい世界だ。

幹さんのPCネットワーク

一部“工事中”もあったが、平成11年2月15日ホームページ開設のお披露目を、Eメール保持者に流したところ、返信反応が直ぐにあった。それで分かった事は、今の時代、Eメールで通信可能なのは、60代は皆無、50代はほんの少し、40代結構多く、30代は可なり、20代はみんなやっている、10代はゲームと一体と、そんな感触であった。

二人の娘とその旦那はそれぞれに、オイとメイの殆どがパソコンを持っおり、アッつと言う間に、PCネットワークが出来上がってしまった。早速オイの長男の大学合格情報を、CC(カーボンコピー)で一ペンに流す事ができた。

碁の対局

会社勤めのころ、昼休みに一番とか、アーフタ5に一番とか「ザル碁」を打っていたので、「碁のソフト」を買ってきて、対局してみて驚いた。こちらが「一手」打つと、すかさず、目にも留まらぬ早さで、“パチン”と打ち返してくるのには面食らって、思わず吹きだしてしまった。“うーん”と考えることを知らないので、調子が狂う。早いくせに、意外と弱いところがあり、勝率は「幹」さんのほうが上だ。

クラス会

平成11年6月19日に“白門33会”があった。「文明の利器」を使わない手はないので、幹事長に「名簿」と差し替え印刷機能を使って、名簿に基づく「宛名ラベル」を2組作って提供した。
早速、万年事務局長に推薦され、この不況時代に「仕事」を作って呉れて“ありがとう”と“アイサツ”をしておいた。
16名中Eメールは3人、H/Pは「幹」さんだけという中、ホームペジ・アドレス入りの自家製名刺や暑中見舞を配するのは、優越感を感じ楽しいものである。

歩け歩けの会

「楽歩里」(がっぽり)という健脚向きの会と「どんくりコロコロ」というハイキング程度の、歩く会がある。
《弘法山のさくら見物》とか《香澄公園、谷津干潟・バラ園から南船橋駅まで歩く!》とか参加した都度、写真と一緒に紀行文などをパソコンに“記憶”させておく。そして必要に応じて“引っ張り出して”加工して“活用する機能”。今年の暑中見舞はそんな風にして作ったものである。

資格取得

テレビゲームに慣れ親しんで育った若者や、職場で否応なしにパソコンを叩かせられる若者達と違い、コンピュータ的ウオーミングアップのない年代の者が、“タッチタイピング”で3級程度の資格を取得するのは、容易ではない。

挑戦してみたが、10分間に350語(間違いは8ポイント以内)で打ちきるには、8分間で打ち上げるくらいの実力をつけないと、時間が足りなくなって、アウトになることを体験した。

Excelの活用では、「模擬試験」や「過去の問題」では楽勝かなと思っていたのに、本番では日本語の書きかた(表現)が、やたらと難しく、意味を飲み込むまでに15分も費やし、最後の仕上げの時間が足りなくなり、悔しい思いをした。
日本語を難解なものにするのは、本末転倒ではないかと負け惜しみを言いたい。

Excelの機能は素晴らしい。「関数」が300もあるという。“先生”と言われる人でも、30使いこなせるかどうか。この機能の一部を使って、私のホームページの「グラフ」をつくった。
 
「受験」をしてみると、物凄く沢山のことが頭の中に入る、覚えるための一つのテクニクである。

今日の暮し

今日(平成11年8月下旬)は、「パソコン」を思い立って「一年」になるので、それを祝って9月1日から、カミさんを伴ってアラスカ探検旅行(単なる見物)に出かける。

一日は、NHKテレビ小説の「明日萌」(アシモイ)の“萌”の話しを見ないことには始まらない。明日萌は、「幹」さんの実家から至近のところで、ひときわ親しみを感ずる。

朝の内、30分〜1時間、Eメールを見にゆき、その後「入力練習」をする。それは「WORD3級」程度の実力を身につけるためである。

それから仕事(カミさんの専属お抱え運ちゃん)を忠実にこなす。その内容は、週1〜2回アルバイトに出かける駅までの送り迎え、週イチの陶芸教室まで近所のお仲間を含めての送り迎え、週イチの藤(トウ)工芸教室への送り迎え。

パソコン講座は卒業なので、後はフリータイム。

陶芸教室の待ち時間は、丁度近所に大きなゴルフ練習所があるので、そこで頭だけでなく体も鍛え、ゼイ肉をとり、本番に備える。

気が向けば「歩け歩け」に参加する。

今考えていること、→2人の孫のために最近撮った孫たちの顔写真を、「Tシャツ」にプリントして“プレゼント”すること。

結び

一年かかって判ったこと。パソコンには、いつでも引っ張り出して使える、“物凄い量”の「機能」や「道具」が詰まっている。その機能を「見て(知って)から」、“さあ何をしようか”ではなく、パソコンは、“何かをしながら”、一つ一つ「必要な道具」をさがして“使って行く”ものだということ。つまり、「要らないもの」もイッパイ入っているハコだが、自分が「必要なもの」だけ取り出して使って行けば良い。

もう一点は、「自動車」のように、買ったからといって“直ぐに役立つ”ものではないということ。これを使いこなすには、莫大な「エネルギー」と「時間」の投入が必要だということの2点だ。

ますます発展する情報化社会の中に生きて、世界の英知がいう、パソコンを使いこなした者に(情報の格差が)、世界中の富が片寄るだろう(貧富の差が広がるだろう)。という説も本当かも知れないが、“暮し”の中では、上手な“パソコンとの付き合い方”が別にあるということだ。
 


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