ファージアスの邪皇帝


なかなか面白いRPGであります。
世界征服を目論む「邪皇帝」を倒すため、眠りについている英雄を目覚めさせ対抗する、というストーリー。中弛みもなく後半にむけての盛り上がりもあり、エンディングもまあ爽やかではあります。
特に意地悪な謎もないのでサクサクと進むところもいいですな。しかし、このRPGで唯一気に入らないのが意味もなく広いマップが多すぎるということですか。敵の城やダンジョン等は広くて複雑でもまだ我慢できるのですが、街の民家や城がやたらに広い。宝箱や重要な情報を教えてくれる人物がいるならまだしも何もなかったりする事が多いから嫌になる。城など何回も長い通路を行き来しなければならないのでストレスが溜まってしまうぞ。この辺りは一考の余地がありますな。
そうだ、もうひとつ、ラストダンジョンのBGM。このへなちょこな曲では緊張感も盛り上がりもなくなってしまいますぞ。(笑)

アニメーションが所々に挿入されていてキャラクターが喋りまくるのはCD-ROMゲームのお約束として、このRPGの売りは武器の強化システムかな。ショップで売っている武器をお金を払ってどんどん強化することが出来るので面白い。序盤は早めに「ウィップ」を強化していき「デンジウィップ」にするとかなり戦闘が楽になります。
それとこのRPGはパーティメンバーが目まぐるしく代わる。主人公(英雄ディメオラ)を除く6人のメンバーが離れたり加わったりするので変化があり飽きさせないです。あっ主人公もいなくなるときもあったんだ。

中盤に登場する邪神を崇める「ダダ教」の踊りが笑いを誘います。





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