社会人になって何年かするうちにお互いの環境がどんどん変化していく、そして自分と他の三人を比較してしまうといった心理劇が展開されるのだが怖いぞ、これが・・
常軌を逸した行動を平気でとってしまう、4人が4人共狂っているとしか思えない。そして、ことによると自分の周りにもこういうタイプの人がいるかも知れないといったいやーな感じが漂っているんですな。
静かな中に妬みの嵐が吹き荒れている印象だけど、幸せなんて人それぞれだと思うしそこまで他人(この場合は友人か)を意識することはないと思うけどなぁ。
そういう意味では考えさせられるミステリーではありますね。
そんなことを考えながらもどんどん物語に惹き込まれていってしまうので、これは乃南さんのうまさといえるかな。ほんと、先が気になって仕方がない。いったいラストはどうなるんだろう? とある想像をしながら読み進んだエピローグ・・
こ、怖いです・・