96年7月第2週の世迷い言


1996/07/13

 昨日、寝る前に線を完了、そして今日起きてから色を塗り、ダイアナを仕上げることができた。

 突然のこの更新ラッシュは、やはり不便な環境に閉じ込められている反動から来るのか。だとしたら、不便な環境も捨てたものではない。

 ちょっと面白いことがあった。モデムが電話をかけて、ネゴをしている最中にキャッチホンが掛かってきたのだが(さっさとキャッチホン2にすべきだよな)、そうすると、当然ネゴが上手くいかなくて、何度も繰り返す。キャッチホンの方もモデムが回線を使ってる間は、電話機が鳴らないらしく(いつもはすぐにモデムが電話を切ってしまい、回線が空くので、電話機が鳴り始める)、誰も取らない。

 ダイアルしているときからネゴが上手くいくまではモデムから信号音が出ているので気づいて、とりあえずPPP接続を中止したけど、私が気づかなかったら、どちらかが先に諦めるまで続いたのだろう。ちなみに、私が接続を中止してモデムが回線を離したのと、電話をかけてきた主があきらめたのはちょうど同じタイミングだったので、誰が掛けてきたのかは不明。私に用事がある人間は、よほどの急ぎでない限り(もしくはあまり親しくない場合もありうるが)、E-Mailで連絡してくるので、私宛ではないだろう。

 今日の巨人×横浜戦はなんか変な試合だった。危険球で退場になる投手が、1試合に2人も出るのは珍しいのではないか。しかもどちらも横浜からだったし。でもその後に佐々木が出てきてしまって、結局巨人の負け。広沢を使い続ける長嶋の意図がどうもわからない。投手の使い方にも非常に疑問を感じるが。

 その後のフジのバラエティは雰囲気からしてつまらなそうだった。司会側の人間がハイになってるバラエティはもう時代遅れだと思うのだが、数字的にはそれなりの結果が出るからフジはやり続けるんだろう、たぶん。

 ようするに私が一般テレビ視聴者とは…、やめた。

 そういや、なんか知らんがNewTypeとファミ通に伊達杏子DK-96のグラビアが載っていたが、まだいまいち指先の質感とかが足りないように感じる。手とか足とかを見ると、すごく"嘘臭く"感じるのだ。

 でも、ファミ通の3枚目の写真はちょっと気に入った。私はこういう目が好きなのである。

 「冷たい密室と博士たち」を読み始める(逃避だ!)。「工学部版『動物のお医者さん』」というのはすげー当たってる。名言だ(解説から先に読んでるやつ)。

 太田忠司さんのHomePageを発見。リンクをお願いしてみよう。


1996/07/12

 はぁ、やっとコンパイルも通るようになり(ソースファイルとMakefileの書き換えを要した)、まともに検査ができる環境になった。しかし、これからが本番である。他人の作ったものを含む3つのプログラム(うちの1つは複合した機能を持つので、普通のプログラム7つ分くらいの分量がある)の全検査をやらなければならないのだ。

 他人の書いたプログラムが読みにくいのは当然なのだが、腹立たしいことに、他人が書いた検査仕様書は、読みにくい上に、意味不明だったり、検査不能な項目があったり(あるプログラムがあるファイルをRead OnlyでOpenしてるかどうかなんてことを、外部からの観察でわかるとでも思っているのだろうか?)、嘘が書いてあったりする(当然、その項目は通らない。で、慌ててソースファイルを追ってみると、ソースファイルもそういう風に動作するようには書いてないという…)。しかも頭の痛いことに、書いた本人がやった前回の検査では、その項目にしっかり丸がついてたりするのだ。

 まぁ、愚痴をいくら書いても情けないだけなので、この辺でやめにしておく。

 しかし、検査環境は出先にあるのだが、そうすると当然のごとく、いつも利用しているネットワーク環境から切り離されてしまう。つまりは、この検査をやってるうちは、Mailも読めなければWebも使えないのだ。これはかなり堪える。

 私のような不良社員は、適当に仕事を片づけている合間合間に私用のMailを書いたり、Web Siteにアクセスしたりして、適度なストレス発散をしているのだが(同じ職場の人が読んでいませんように)、それが全くできないとなると、ひたすら仕事をしなければならないので(それが普通の会社員だとも思うが)、ストレス溜まりまくりである。

 おまけになぜだか知らないが、検査環境が用意されている部屋(地下にあるマシン室なのだが)に来るとむちゃくちゃ眠くなる。昨日は眠気覚ましにと思い、STING(あんまし効かないんだけど)を噛み続けていた。

 やはし過度に冷房の効いた部屋では、頭脳の活動が疎外されてしまうのだろうか(変温動物じゃないんだから)。

 先ほど、検査環境は地下にある、と書いたが、トイレに行く途中で天井を何気なく見上げると、スプリンクラーが2mおきくらいについている。はっきり言って、かなりの密度である。さすがは地下というところだろうか。でも、喫煙所がしっかりあったりするので、防火意識はあまりないのかもしれない。まぁ、地下に食堂があって厨房も当然あるのだろうから、火気があっても管理さえされていれば問題はないのだろう。

 ちなみに、私の勤務している会社は完全分煙なので、たばこの火も一応管理された火気にはなっている。

 新しく登録したCGの付属ドキュメントに間違ったことを書いてしまったので、会社で直そうと思ってlhaアーカイブファイルをftpで転送し、展開してみると中身が壊れている。どうもMacBinaryをそのままlhaアーカイブにしてしまっているようだ。

 と、いうことは、すべてのファイルがMacユーザにしか読めないものになっていたということだ。慌てて全部のファイルをftp転送してきて、MS-DOSでもUNIXでも問題なく見えるように直す(正確には、DOSユーザが一番問題なく見ることができるはずだ。まぁ、問題があるといっても、行の後ろに無意味なコントロールコードが付くだけだが)。

 うむ。確かMacLHAのオプションの設定で、こういう事態を回避できるようにするものがあったように記憶している。今までそれを設定してなかったのだろう。自分の間抜けさ加減にあきれる。

 でも苦情を言ってきてくれた人が誰もいないというのも結構悲しいものではある…(Logをみると、さすがにWindows環境の人の方が多いのに)。

 最近、下の前歯の間に変な隙間が空いてしまって、気持ち悪くて仕方がない。気持ち悪いもんだから、四六時中舌で触ったり、楊枝を突っ込んでみたりしている。そんなことしてるもんだから塞がらないどころか、余計に大きな隙間になってしまう、そうするともっと気持ち悪くなって頻繁に触るようになる、とまぁ、典型的な悪循環なのである。

 やはり、歯茎が痩せてしまっているのだろうか。歯槽膿漏の兆しか(そら恐ろしい)。

 「どちらかが彼女を殺した」読了。怪しげなところを2,3回読み返して、とりあえず確証を得た(そのつもり)。もし、この小説を読んで確証を得ている人は、Mailください。確認したいです。

 水曜日に台風で休みになったせいか、今週はやけに短く感じた。単に年を取っただけかも。


1996/07/11

 台風5号は、当初の予想よりかなり早く過ぎ去った。というわけで台風一過である。暑い。このままいきなり夏に突入しそうな感じではある。きっと、台風5号の影響がなくなった時点(明日かも)で梅雨明け宣言がなされるだろう。

 前にも書いたようにここのところ外出が続くので、昼間の日ざしを見る機会があるのだが、すでに暴力的なまでにコントラストの高い、夏の日差しになっているように感じる。梅雨入り直後の蒸し暑かったときとは、日差しの感じが違う。私はこういうので夏を感じることが多い。

 朝から雨は止んでいたようだが、外房線はしっかり遅れていた。京葉線は遅れていないように見えたのだが、外房線や内房線から直通の特急列車が遅れたので、しっかり遅れた(-_-)。

 遅れた外房線に乗り、蘇我まで着いたときに、いつも利用している京葉線にぎりぎり間に合う時間だったので「やった!」と思った私の立場はどうなるのだろう。

 唐澤俊一の「薬局通」を買う。今月のJAはこれだけ。早速読了。面白かった。ちょっと、細かい知識に走りすぎた感があるかな。

 どうも最近は、こういうエッセイ風の読み物の方に心惹かれるようである。現在創作活動の真っ最中であることとなにか関連があるのか否か(単に、軽い読み物のみを求めている、という可能性も捨てがたい)。

 つい出来心で、Do-Nutsなどという雑誌を買ってしまい、激しく後悔する。こんなもん、B5で出すべき内容じゃ。編集者の紙面構成のセンスを疑っちゃうぜ、全く。でもゲンドウつき自転車が面白かったから良しとするか(弱い)。

 あ、しまった。今日は赤僕の初回だったのか。まぁ、いいか。


1996/07/10

 大雨である。JR外房線はしっかり止まってしまっている(私の住んでいる町の駅の手前までは動いている)。まぁ、朝動いていて帰ってくると止まっている、なんてのよりはよほどましだが。

 とか言ってたら、いつのまにやら全線不通になっていた。私より千葉に近いところに住んでいる皆さんは、帰ってこれなくて大変でしょう。

 台風の上陸は明日の午後遅くだというが、つーことは明日も外房線は動かないのだろうか…。

 つーわけで、今日は不意の休みになってしまった。この機会にシナリオと原稿とCGを進めてしまいたいが、そう上手く行くとも思えないのである(単に私の意思が薄弱なだけだという突っ込みは自動的に却下される)。

 あぁ、これで、昨日のインストールできない問題で遅れていたスケジュールがますます遅れてしまう。でも相手先もそんなに急いでる風でもなかったから別にいいや。

 で、今週のエスカ。すべての謎はアトランティスに集まる、ってところでしょうか(ありがちだが)。死者の行進は、ひとみもバァンも知らないはずの人間まで含まれてるところを見ると、単に彼らのイメージの産物というわけでもなさそうなところが恐ろしげだと思う。

 あぁ、ディランドゥ様が壊れていく…。実は女だったとかいうオチじゃあるまいな。ついでにバァンが弱くなってしまった。…元々だからいいのか。

 襲ってきたねーちゃん達はやはりフォルケンの手下だった…。顔が広いね、あのにーちゃんは。

 それより来週の予告が気になる。エスカは予告の作り方が上手い。

 VA-IV。やっと満足の行く(つってもやっぱしへぼいけど)下書きができた気がする。今週末完成を目指す。


1996/07/09

 雨である。なんか台風5号が上陸しそうな気配である。昼のニュースによると、早速房総半島の先の方で土砂崩れが起きたとかで、まともに帰れそうにない気配になっているのが悲しい(私の家の近くを通っているJR外房線は、沿線距離が長く、また、山と海の境を走っている箇所が多いので、自然災害にとても弱い。ついでに、通勤に使っているJR京葉線は、海のそばの高架を延々と走るので、風にとても弱い。台風なんか来たら一発で運休である)。

 今日から出先で、大昔に作ったプログラムの検査だ。なんだって長期の外出の日から雨になるのか。

 はっきり言って、作ったプログラムのことはすでに忘れ去っている(ぉぃ)し、作った人間の大半はすでに私と同じ部署にいないという、なかなか恐ろしい状況である。

 しかも向こう側で検査のための物件を用意してくれない(なんか、リリースした物件が見つからないとかふざけたことを言っている)ので、こちらがソースファイルを持って出向き、コンパイルからやらなければならない。

 早速コンパイル時にエラーが出て、はまってしまった。どうやら、Cコンパイラが前提としてdefineしているシンボルが、以前書いたソースと、現状のマシンで合っていないようなのだ(機種が違うんだから当たり前。でも、OSの仕様が変わってなければ問題ないのに…)。マニュアルを調べればある程度はわかりそうなのだが、オンラインマニュアルがインストールされていない(;_;)。

 だから異郷の地での作業は嫌なのだ。しょうがないので、こちらの人に頼んで紙のマニュアルを出してもらった。

 で、結局、コンパイラが最初から定義しているシンボルが、ソースが前提にしているものとこのマシンで定義されているもので食い違っているために、エラーになっていることが判明した。まじめに検討していれば予測可能なエラーではあるが、あまりまじめに考えてなかったのだ(私は基本的にまじめに検討しない人間だが(ぉぃ)、上司もこの仕事に関してはまじめに検討はしてなかった)。Makefileかソース書き直しだなぁ。どうするんだ? 職場に電話したら、上司がいない。こういうプロジェクトの作業内容についての交渉は、さすがに自分の判断ではできない。

 久々にマシン室での作業になったので、寒い。こんな環境に1日中いたら、風邪を引いてしまうではないか(はい、ここが笑うところです(^_^))。

 で、案ずるよりは産むが易し。外房線は、私の住んでいる町の駅から先で徐行運転だったので、まったく遅れずに家までたどり着けたのであった。


1996/07/08

 なんか久々に肌寒い。

 しかし、通勤列車の中は湿度が高くて不快指数も高い。会社の中は外部環境に影響されない。要するに、朝目が覚めた時にちょっと寒いな〜と思った程度なのだ。

 昨晩はなんだかんだで、VA-IVのラフやらNiGHTSやらをやってるうちに02:00AMを回ってしまったので、ちょい寝不足気味。頭が重い。瞼も。昼間に寝た分を、ここで一気に使い果たしてしまった。

 VA-IVは昨日も書いた通り、全然まとまらない。みゅ〜。初心に返って模写でもすべきだな、これは。資料の古いLPを掘り出す事は果して可能なのだろうか?(^_^;

 そんなことしてるならシナリオを書け? お説ごもっとも。

 つーわけで、文書作成マシンのDuo210を今日から持ち歩く事にする。しかし、端に座れなきゃこいつを通勤時に使うわけにはいかないので、本当に作業が進むかどうかは神のみぞ知るところである(そんなことで良いのか? いや、良くない)。

 早いとここいつもPPCに進化させてやらねばのう(原稿終わるまでは駄目だけど)。 でないとボーナスを使い切ってしまいそうだ(^_^;。

 私の職場では、日経、日経産業、日刊工業、電波の4紙を購読している。まあ、これに日本工業を加えれば、電機業界やコンピュータ業界での出来事は大体フォローできる。

 で、まあこれらの新聞にも、一般紙と同様に、コラム(でいいのかなぁ、1面の下の方にある、編集者が書くエッセイみたいな文章のこと)が載っているのだが、これがすっとこどっこいなことを言っていることが多い。

 まぁ、具体的な文章を引用するのは(面倒なので)止めておくが、私の1日のうちの楽しみのうちの1割りくらいは、このすっとこどっこいさかげんを楽しむことで占められている。

 中でも笑えるのは電波新聞のコラムで、なにかというと、話題を"ラジオ"に持っていこうとするのだ。

 携帯電話からラジオ、最近の流行からラジオ、日米半導体協定からラジオと、その話題の振り方はもうほとんど"トンデモ"乗りである。

 しかし、文章からはそこはかとなく、筆者のラジオに対する愛情が感じとれる。だから、私は「なんでそうなるっ!(笑)」という突っ込みを入れながら、このコラムを毎日楽しみにしているのである。

 ちなみに今日の電波のコラムは、ラジオには振っていなかった。残念。

 長野まゆみの「テレビジョン・シティ」が文庫に落ちていたので買う。しかし、ハードカバーで読んだ先輩が「辛い」と言っていたような気もする…。

 唐沢商会の「蒸気王」も買う。うむ。歪んだ明治時代(^_^)。リサーチはかなりやってそうだ。


1996/07/07

 久々に雨。しかし、七夕の日に雨になることもなかろうに。

 なんか妙に眠いのは雨のせいだろうか。昨日も23:00には眠さに負けて就寝したのだが、12:00AMまで寝てもまだ眠い。02:00PMから06:00PMまでも寝てしまう。結局、ほとんど無い日になってしまった。

 VA-IVだが、先週描いたラフが、ルーミとまるっきり同じ構図であることに気づき、没。新しい構図が上手くまとまらない。つーわけで未完成。許されて。

 次の蓬莱のシナリオも、オチをどうやって付けたもんだか悩む。悩む前にオチ以前までをまとめてしまおうかとも思うが、いまいち作業に気が入らない。不調だ。

 溜め取りしてあったアニメを観る。ラムネはなんか説明だけしてじーさんが消えてしまったことくらいしか印象に残らない。そういえば、赤風、桃風は、現在のラムネじゃなくて、過去のラムネらしいということは判ったが、石になっちゃったしねぇ。

 ガンダム-X、アロハ男爵大弱りの巻。コロニー側は負けてしかるべきだったんじゃねーか? 人材を消費するようになっちゃ終わりだぜ。

 こどちゃは、深刻そうで良いですね。がんがん深刻にして欲しいものだ。

 スレイヤーズ。うむ。宝探しシナリオの王道だな、これは。あまりやるとプレイヤーが怒るが。

 NiGHTSは、取り敢えず、全面評価がLevel Cになってないと出てこない面以外はクリア。ボスの倒し方がぜんぜん判らんことがあるのはちょっと良くないんじゃなかろうか。全体的に、一見さんお断りな雰囲気があるような。

 でも確かに、上達すると飛ぶこと自体が楽しくなってくる。いかに美しい航跡を描いて飛ぶか、みたいな。


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