96年8月第2週の世迷い言


1996/08/09

 あまりに歯が痛いので歯医者に電話したら、予約を早めてくれた。どうやら膿で歯の空洞の内圧が高まったせいで痛かったらしい。

 2回目のレントゲン撮影と、歯の穴から流れ出る膿を鏡で見せられる。いや、治療に納得してないわけでもないので、見せられても困るんだが。

 今度はセメントで穴をふさがなかったらしい。食事も歯磨きも普段通りにしろ、と言うことだが、なんとなく不安だ。

 名作の評判高い「ガメラ2 レギオン襲来」を観に行く。うぅ、アングルがかっこええ、特撮がかっこええ、自衛隊がかっこええ(でもとても弱い)、NTT職員がかっこええ。

 しかし、私はあまり納得していないのである。どこに納得していないか書くと完全にネタばらしになるから書けないが。

 ガメラとレギオンとついでに自衛隊の最後の決戦地である足利は、私にとってゆかりのある街なので、いったいどの辺が破壊されまくったのか目を皿のようにして観察していたのだが、夜のシーンということもあり、良くわからかった。

 一緒に観に行った立川在住の先輩とビアホールで夕食。修道院で作られたという、瓶詰めしてから酵母を加えて二次発酵させた赤いビール(酔っぱらいだったので名前を覚えていない)が美味だった。

 「GEOBREEDERS」2巻、「BOOM TOWM」4巻、「推理小説常習犯」森雅裕、「蓬莱」今野敏、「さらば大久保町」作者失念(^_^;、「ゲーム批評」などなど、色々買い込む。

 で、「推理小説常習犯」を早速読了。実は、拙作「蓬莱学園の流星」は、この人の「流星刀の女たち」によってインスパイアされた作品なのである(つーか、ほとんど盗作に近いのだが)。

 そういう私にとって重要な作品を作り出した人が、こういう不遇なことになっているのは悲しい気がする。

 作家志望の人は読まない方が良い本かもしれない。


1996/08/08

 うー、歯が痛い。

 昨日の日記にも痛いとは書いたが、夜になってさらに痛みが増し、鎮痛剤を服用しないと眠れないくらい痛い。寝不足だ。

 本当にこんな状態で大丈夫なのかを含め、なんとかしてもらおうと歯医者に電話するが、今日は休診日で誰も出ない。

 しょうがないから鎮痛剤を飲んで寝る。2:00、4:00、7:00に痛くて目が覚めてしまったので本当に寝不足なのだ。

 要するに無い日だった。


1996/08/07

 風邪ひいてぼーっとしてるうちに、冬コミの申込締め切り日になってしまった。あわてて書類を書いて、郵便局に行って出してくる(夏コミ翌日にカットを描いてもらった佐伯さん、申し訳ない)。

 郵便局で、白いポロシャツを着て太っているいかにもな人が申込用封筒を持って私の前に並ぶ。みゅー。少なくとも彼よりはこざっぱりとした格好をしてるつもり(今日は髭剃ってなかったけど(^_^;)。それにしても、地元でそういう人に初めて会った(いても不思議でもなんでもないが)。

 郵便局を出て、なんとなく喫茶店に入り、なんとなくかき氷を注文する。予想より巨大なものが出てきて少し狼狽してしまった。でも450円というとあれくらいあってもおかしくないかも。でも山盛りすぎてこぼさないで食べることができなかった。QuickTakeは持ってなかったので写真はなし。

 溜まりに溜まったビデオを見る。先週のガンダムXで、ティファがいんちき能力を発揮しているところでテープが終わっていた。こどちゃもスレイヤーズも撮れてなかったのか…。少し残念だが、エスカよりはぜんぜんダメージが少ない。

 そういや、あのNIGHT HEAD兄弟もなんかいんちき臭い能力を持ってそうな描写があった。最後はそういう能力者同士がいんちき臭い能力をぶつけ合って戦うアニメになるんじゃなかろうな。

 来訪者1700人突破。ありがとうございます。

 HomePageを開設してはじめて見知らぬ人からMailを貰う。すげー嬉しい。調子に乗って失礼な返事を出してしまったような気がする。

 歯医者から16:00頃電話があり、予約が空いたので17:30に来いと言われる。暇なので当然行ったのだが(治療が早く終わるのに越したことはないし)、新しい薬のせいなのか、今までよりも深くほじられたせい(神経を抜いた後の虫歯の治療っつーのは、基本的には空いた穴をほじる、なのだ)なのか、今までよりも痛い。我慢できないほどの痛みではないが、気になる程度には痛い。食事もうまくない(;_;)。

 治療中、歯医者と助手がしきりと膿がなかなか止まらないことを不思議がっていた。そういうことでいいのか?

 頭痛がするので、イブプロフェンチン系頭痛薬(これが効くんだ)を買って飲み、一眠りする。頭痛は治まったが、歯痛はあまり治まらない。

 PSY・Sの最後のAlbum「Two Bridges」を買う。やっぱPSY・Sは良い。でもこれから新曲はもう出ないのね(T_T)。


1996/08/06

 歯医者に行く。治療中、なんか膿がいつまで経っても止まらないとか、深刻なことを言われて少しびびる。次は9日だ。

 そういえば、昔からちょっとした怪我をしたときには傷口が膿んで治りが遅かったような気もする。

 コミケで買ってきた本を読む。なんか、使ってるMacが良く落ちるということを愚痴ってる本があったが、良く判らない機能拡張を入れまくって「落ちる!」と騒ぎ立てる(実際に変な機能拡張を入れているという記述があったのでこれは私の勝手な想像ではない)のは、車に例えればメーカ純正でない部品をエンジン周りにごてごてと取りつけて("最適化された"EFIコントローラマイコン用のROMだとか、マフラーとかね)、「エンストする!」と騒ぎ立てるのと同じことである。

 まぁ、実際に高い金を出して買ってきたものが使えないのだから頭に血が上っているのも判らんでもないが、間抜けなことを言っている様に見えることは承知しておいて欲しいものである。

 ちなみに、そういう人はMacをイタ車や英国車に例えることが多いようだ(笑)。

 そういう怪しいものを付け加えやすい構造になっていること自体を問題にする人もいるが、道具は人間が使うものである以上、使ってる人間に責任があるのだ。まともな使い方をしてれば全然落ちないのだから。

 岡野史佳「イリスの卵」2巻、竹本泉「ばばろあえほん」、恋緒みなと「おれ通AtoZ」1巻を買う。最後のは早まったかも。

 エスカフローネを撮り逃す。大ショック(T_T)。友人にテープを貸してもらうとしよう。

 風邪がぶり返したので、放送中は寝ていたのだ(;_;)。

 何故かYooEditが壊れていて立ち上がらなくなってしまったので再インストールする。なぜ壊れたのだろう?


1996/08/05

 つーわけでコミケ明けである。

 今日まで調布の友人宅にお世話になってしまった。

 なんか変にばたばたしてしまって、Web上で懇意にしている(って私が思ってるだけかもしれないが)方のところにご挨拶に行くのをすっかり忘れてしまったりしたりしてしまった。たいへん申し訳ない。

 私のサークルの出版物は、需要予測を読み違えたために若干余ってしまった(全部で70部しか持っていかなかったのに余ってしまうというのもなかなか情けないものがある(;_;))が、「前回の出版物が面白かったからまた買います」と言ってくださったお客さんがいらっしゃった(私はコミケでは鉄砲玉で、自分の買い物に走り回っているので、これは店番を頼んだ友人から聞いた話ではある)ということで、非常に満足の行くコミケだったと言える。

 ただ、新会場の東京BIGSIGHTはさいてーであった。

 何がさいてーって、まず交通機関。前評判では一番まともであると言われた臨海副都心線も、行きはともかく帰りでは集中する客に乗換駅の新木場の切符販売能力が追いつかず、駅構内から出場制限されてしまうというていたらく。

 ゆりかもめは利用しなかったから良く判らないが、比較的空いていてまともだったと聞く。が、観光用なのではないかと言われる程度の最高速度では不安が残る。

 さすがなのはコミケ慣れしている都バスで、2日目の帰りはこれを利用した(が、疲れ果てていた私は車内で寝こけていたので、なにかトラブルがあったとしても気づかなかったのだが)。

 このような貧弱な交通機関しか存在しない状況で、東京都の役人どもは本気で都市博などを開催するつもりであったのだろうか? ほとんど誇大妄想を抱いていたとしか思えない。

 次は西館。入りにくく、出にくい設計(設計者は無能か気違いであろう)。ついでにすぐ壊れるエスカレーターと極細い階段しかない入出場手段(JRのエスカレーターの丈夫さに比べて、あの脆弱さ加減はなんなのだろう?)。

 間に一般道が通ってしまうという東館とのアクセスの不便さ(どういうつもりで設計したのか理解に苦しむ)。

 ついでに、掃除が不可能と思われる屋根付近の窓(利用する側にはあまり関係ないが、不合理な建物は私は嫌いだ)。

 次回からは、東館全館を借り切りでやってもらいたいものだ(本当はメッセでやって欲しい。千葉県警と千葉教育委員会は地獄に落ちますように)。

 あ、そうそう。もし、次回も西館を使わざるを得ないなら(当然そうだと思うんだけど)、通行の邪魔だからコスプレの撮影会はエントランスホールじゃないところでやって欲しいものである。はっきり言って、神経ぶち切れそうになってしまった。

 前回の日記は、出かける前に書いたものなので、カンコンキンシアターのことが書いてない。そのことも書こう。

 今回は、私がコミケの開催日を1週間間違えて覚えていたために、いつも見に行っている最終日ではなく、2日目だった。

 が、19:00開演で終了が22:00という、大変に長いステージになった(去年の最終日並み。今年の最終日はもっと長くなるのだろうか)。中身はすごく濃く、笑い続けで腹筋の休まる暇もなかった。

 関根勤やルー大柴、ラッキイ池田などが、生理的に受け付けられない人(多分いると思う)以外は、6000円を払う余裕があるなら行って絶対に損をしないステージである。

 今年もウド鈴木の一人ボケが最高に冴えていて(って、表現として変だが)、跳ねて笑ってしまった。

 来年は資金に余裕があれば、通常の開演と最終日と両方観たいものである。

 山田風太郎の「誰にでもできる殺人」読了。最近山田風太郎がブームだと言われているが、確かに面白い。


世迷い言へ戻る
HomePageへ