97年3月第3週の世迷い言


1997/03/22

 夜明け前に一度目が覚める。とたんに涙のごとく鼻水が溢れる。鼻をかんでからまた寝る。

 10:30に起床。相変わらず鼻水は出るが、これはどうも花粉症っぽい。その他の風邪と思われる症状はほとんど収まり、寝不足もほんの少しだけ解消した。うむ。調子いいかも知れない。

 歯医者に行く。今まで長々と治療していた前歯ではなく、左下奥歯の詰め物が取れてしまったのだ。今日は新しい詰め物を詰めに行く。

 なんか今日も代診の医者らしい。私は彼はたぶんインターンで、街の医者のところに実習に来ているのだと思っている。案の定、仕事が遅くて患者がたくさん待合室のキューに溜っている。

 結局、診察が始まったのは予約時間から30分あまりも過ぎた12:50であった。虫歯を治療したことのある人なら知っているだろうが、詰め物を詰める作業は、仮に詰めてみて具合の悪い所を削る、というのの繰り返しである。

 今回詰める事になった金属は、妙にはまりが良いのか、一度詰めるとなかなか取れないらしく、医者は四苦八苦していた。四苦八苦するのは良いのだが、てこの原理で外す時に、頼むから私の下唇を支点にしないでほしい。大変痛かった。

 んで休出。会社に着いたのは15:45。こりゃ明日も来ないと駄目だな、と入る前に思う。

 作業は遅々として進まず、余計に明日でなければならなくなった気がする。


1997/03/21

 なんとなく体調は昨日より良いみたいだが、いかんせん寝不足である。寝不足に伴う目の鈍い痛みや頭のボーっとした感じがある。

 今日は鼻水はたいして出ないのだが、その代わりずっと鼻が詰まっている。今喋ると結構な鼻声になってしまう。本当に症状が日変わりである。そういえば痰も絡むが、これは鼻水かも知れない。

 体力は相変わらず回復していず(当たり前)、立っていると足の力が抜けて膝がカクッとなってしまうことがある。我ながら情けないことではある。歩くスピードも普段の7割くらいしか出せない。

 つーことで、明日も休出だ。スケジュールが遅れているので明後日も休出の筈だが、休まないときっとまた風邪が酷くなって余計遅れてしまうに違いない。悩むところではある。いっそのこと、家に帰らないという選択ができれば、毎日合計3時間以上掛かっている通勤時間が削減でき、かなり楽になるのだが。


1997/03/20

 休出。体調はまだ悪し。

 「夢十夜」じゃないが、こんな夢を見た。

 今日は休出して作業をなるべく進めておかなければならない日だ。今日行かないのはとてもやばい。寝る前に充分余裕を持って出勤できる時刻に目覚しをセットしておいた。
 ふと目が覚めると、なにやら辺りが薄暗い。寝ぼけまなこで時計を見ると5時。なんだ、まだ全然早いじゃないかと思って二度寝する。
 次に目が覚めると、先程にも増して辺りが暗い。へんだな、と思い、時計をよくよく見てみると、午後6時。それじゃあさっきの5時は午前じゃなくて午後だったのか。
 すわ、と飛び起きてはみたものの、これから行って会社に着くのは午後8時を回ってしまう。これではとても今日中には作業は終わらない。あぁ、どうしよう。まぁ取り敢えずお茶を飲もう(おろおろしてるんだか落ち着いてるんだか、良く判らない)。

 …というところで目が覚めた。時刻は8:30。もちろん午前中である。いつもなら完全に遅刻する時刻だが、休出時はよほどのことがないかぎり、午後から出社で充分である。まだ余裕が2時間程ある。

 ところで、こういう夢を見るというのは、今やってる仕事に関して、やはりなにがしかの強迫があるということなんだろうな、たぶん。

 休出の常で秋葉原に寄り、いいかげんSoftWindowsが遅くてたまらんこともあり、窮余の策であるところのクロックアップキットを入手する。秋葉館で税込10094円である。取り付けてる暇がないのでレポートは後程。

 ついでに突然3/28に発売が決った「てきぱきワーキンラブ」を予約しよう(PC-Engineのゲームが、予約しないで入手できるとはとても思えない)としたが、Zet以外ではゲームソフトの予約自体をやっていなくて、Zetでもまだ「てきばき〜」の予約は開始していなかった。どうなるんだ?

 ふと思いついて"Holy Grail"のCD-ROMも捜すが、見つからない。まぁ、2軒回っただけなので、もっと捜せば見つかるだろう、…たぶん。

 会社に着いたら、「痕」「雫」のBGMを聞きながらひたすら仕事。


1997/03/19

 目が覚めた時、鼻が詰まっていなかった。「おぉっ!」と一瞬思うが、とたんに洪水のごとく溢れ出す鼻水。「まぁ、花粉症だと思えば判らんでもない」と思う。

 会社に付くまでは、鼻水以外の症状はほとんど出ない。鼻水もたいしたことはない。「これは直りかけってやつか」と思う。

 午後に入り、頭が重くなって軽く身体が汗ばみ、鼻も詰まって咳も出るようになる。「…俺の風邪は症状が日変わりかいっ!」と思う。

 さらに時間が進むにつれ、頭痛までして来る。「…」(すでに何か文句を言う元気はない)

 久々に頭痛薬を服用して、頭痛は何とか収まる。が、熱っぽい感じはまだあるので、実は大事をとってさっさと帰って寝るべきなのかも知れない。

 と、いう訳で、未だ風邪は直っていないのである。頭痛がして軽い寒気があるだけ、昨日より悪いかも知れない。

 そういえば、昨年の秋頃に風邪でもないのにやたらと眩暈だけする、という症状にみまわれた気がする。いまの眩暈はあれの再発ではないのか。


1997/03/18

 鼻水は昨日にもまして酷いのだが、その他の症状は昨日よりはましかもしれない。鼻水はきっと花粉症なので、風邪は概ね快方に向かっていると見た。とにかく眩暈がしないのは有難い。

 とか言ってたら午後になってから眩暈がするようになってしまった。昨日よりは頻度が低いが。鼻水は本当に際限無く出る。目が痒くないだけましかも知れないが、鬱陶しいことこの上ない。

 喉は痛くなくなったけど、たまに気管になにかが引っ掛かる感じがあるので油断は禁物である。体験した人は御存知だろうが、気管支炎は洒落にならないくらい苦しいのだ。

 なんかこうして読み返してみるとほんとに闘病記のようだ。別に書くことがない(いや、書こうと思えば、MSへの憾み事が沢山…)からこうなってるだけなのだが。

 日記が続いている限りは、行動不能にはなっていないので、心配はご無用である。為念。> 一部心当たり


1997/03/17

 取り敢えず目が覚めた時の「今日は何もしたくない」と思わせる程の身体のだるさをなんとか説き伏せ、会社には来る。鼻水と眩暈は相変わらずだが、咳とわきの下の痛みは新しいな。別の風邪を引き込んだか? しかし、外にはほとんど出ない(風邪ひいてるので普段にも増して)のにどっから拾ってくるんだか。

 会社に来ると主任も身体を壊したらしく、休暇を取っている(が、15:00からレビューの為に来るそうだ。むむぅ、会社に命捧げてるのう。私も会社まで30分以内ならそういうことをするかも知れんけど)。つーわけで、頭脳労働に向かない眩暈がする頭を抱えつつ、悪いとは知りつつもちんたら仕事の合間にNG読んだりする。週の始めからこんなことでいいのでしょうか。いいんです。結局自分でかぶることになるんだから。あぁ、他人様の日記を読むのは面白いなぁ。

 空恐ろしいことに、揺れてもいないのに脳が勝手に地震を感じるようになってしまった。なんとなく腰から下辺りに縦の振動を感じるのである。眩暈とは別に起きるのが恐ろしさに拍車をかける。私の身体はいったいどうなってしまったのだろうか。なんてな心配が尽きない。

 その後仕事を続けても、別段体調が悪くなったり幻覚を見たり幻聴を聞いたりはしなかった。ほっと一安心。


1997/03/16

 鼻水は相変わらず出るが、体調はかなり好転した感じ。ただ、熱もなければ身体のだるさも感じないというのに、ときたま眩暈がするのが気になる。相変わらず下痢が続いてるし。

 SoftWindows95上で動かしている「雫」を大体終わらせた。3人のヒロインのエンディングとトゥルーエンディング、あと幾つかのバッドエンディングと、2本の裏シナリオのエンディングを見た。まだ見ていないグラフィックはいくつかあるが、これはまた次の機会にしよう。

 で、感想を幾つか。これから「雫」をやろうと思ってる人は読まない方がいいかも。

 覚悟はいいね。

 確かに、評判通りシナリオの出来は良い。キャラも立ってるし、感情移入を導く演出や描写もきちんとされている。値段なりの満足感は十分得られたと思う。

 やはり3人のなかで一番好感が持てたのは新城沙織だ。反応がたくさんあるのが良い。心の動きが掴みやすくって。後、最初と最後で一番心が動いた、というか変わったのは彼女なんではないだろうか。

 次は藍原瑞穂。3人のなかで、どのエンディングでも一様に一番救われないのは彼女なんではなかろうか。結局、事件に関わる動機が果たされないし。

 最後が僅差で月島瑠璃子。やはり理解する手がかりを与えてくれない人は好きになりにくい。でも、屋上で夕日を背にこちらを振り向いた絵を見たとき、「あぁ、制作者はこの娘を一番愛しいと思ってるんだな」と強く感じた。当然、そのままシナリオを進めるとそのことはどんどん強く感じられるのだけど。

 最初のトゥルーエンディングに進むとき、月島さんの心に入り込んだ主人公の行動にほんのちょっと違和感を抱いた(だって、助けるような素振りを見せておいてあれだもん、ねぇ)のだが、その後の瑠璃子のハッピーエンディングではその点でフォローを入れていた。なんかこのへん未消化だったのかも。

 せっかくの良いシナリオなのだけれども、誤字脱字が散見されたのも残念。そこで一気にテンションが下がってしまう。製作期間がかなり短かったようなのだけれども、次回作の「痕」では改善されていることを期待する。

 最後に、おまけの裏シナリオは2本ともなかなか良かった。特に、「異次元人戦闘編」は抱腹絶倒の出来だ。悪乗り、と見る人もいるかも。


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