97年3月第5週の世迷い言


1997/03/31

 相変わらず鼻水が酷い。あっというまにちり紙がなくなる(;_;)。昨日、Egg-manの前で寒風に吹かれた為か、少し頭痛もする。だが、今休むのはとてもまずいので、取り敢えず会社には来る。

 ここのところ、読了した本についてほとんど何も書いていない事に気付いたのでここでまとめて書く事にする。

 エイミー・トムスン「ヴァーチャル・ガール」は、どこぞの雑誌(Model Grafixだったかな?)で水玉蛍ノ丞が勧めていたので読んでみた。ちょいと感傷に走りすぎな嫌いはあるが、結構読める。でもこのタイトルはどうにかならんのかねぇ。実体を備えているんだからヴァーチャルでもなんでもないと思うんだが。

 続けてfj.rec.sfで話題になってたのでエイミー・トムスンの「緑の少女」(上下)。これは寝込んでいた空白期間中に読み終えた。花粉症に苦しむ人はこの作品を読んで嫌な気分になりましょう(^_^)。ところで、邦題の付け方にはかなり問題があると思うんだがどうか。原題は"Color of Distance"なんだから、いくらでもそれらしいタイトルにできると思うんだが。

 三部作がすべて邦訳されたので読んでみたのがフィリップ・K・ディックの「ヴァリス」。キリスト教徒の考える事は良く解らん。これは、後ろに読み辛いだけの自己満足文章を長々と書いている翻訳者にも問題があるのかも知れない。

 千葉 暁の聖刻1092「反逆の秘操兵」。なんかこのシリーズは厭きちゃってて、ほとんど惰性で読んでるだけど、なんかまた、中原編の最後と同じような展開になるんではなかろうか、と思わせるものがある。こっちはもういいから、聖刻群狼伝を先に進めてくれい。

 笹本祐一の「星のパイロット」。なんつーかこの、地味な話だねぇ。野尻抱介の「ロケットガール」や、谷甲州の「ハスミ大佐シリーズ(正確な名前を忘れてしまった)」と同じような題材を扱っているが、こちらには華がない。いや、登場人物とかじゃなくて、ストーリーの方にね。あんまし売れないんじゃないかな。


1997/03/30

 今日は休みだ。休出しても良かったのだが、今日で終わるとも思えないので、体力の温存を図るために敢えて行かない事にする(なんて書くと偉そうだな)。

 しかし、今日は19:00からEgg-manで新居昭乃さんのLiveがあるので、結局渋谷まで行く事になるのだ。

 チケぴで予約開始早々に取れたチケットなので、整理番号が6番である。Egg-manでは普通、整理番号順に並んで入場になるので、早めに行く事にした。渋谷に着いてみると17:00。幾らなんでも早すぎである。しょうがないので道玄坂やセンター街をぶらぶらして時間を潰す。

 Egg-manまでの所要時間を忘れてしまったので、17:45にはEgg-man方面へ向かう。Egg-manに着いてみると18:00。まだちょっと早かった。しかも風が強くなって寒い。寒空の下、文庫本を読んで時間を潰す。

 入場すると、入り口で新居昭乃MLの人から新しい新居昭乃ディスコグラフィーを戴く。こういうデータを集め、本にして、しかもLiveで只で配ってしまうというパワーには全く頭が下がる。これからも活動を続けてほしい(なにも支援はできないかも知れないけど)。

 ふと前の方を見ると、いつもは絶対座れないステージ間近の席がちらほらと空いている。感動しつつ席に座る。さすが、整理番号が1桁なのは伊達ではない。

 いつものように少し遅れ、19:15くらいにステージに昭乃さんやバックの人達が現われる。菅野よう子さんが髪を伸ばしていて、前と雰囲気が違う。

 私が始めて聞く曲からスタート。結構好みの曲である。すでに録音を開始しているという新しいソロアルバムの曲だろうか。

 昭乃さんが、「今日、来て下さった方は、発売してすぐにチケットを買って下さった方なので、特別プレゼントがあります」と言うので、何かと思ったら、菅野よう子さんに話を振って、普段はほとんど聞けない菅野さんの声を聞ける、というものであった。確かにこれは貴重だ。karakのLiveでもほとんど声を聞いたことが無かった。

 実は、あまり曲とタイトルが結び付いてなかったりするので、全ての曲は書けない。が、私が好きな「花冠」「VOICES」(1番の歌詞を間違えたけど)「WANNA BE AN ANGEL」(これがLiveで聞けるとは思ってもみなかった)「美しい星」が全て聞けたのでとても満足だ。他の曲も良かった。

 アンコールは、昭乃さん自ら「最近弾いてない(本人談)」ピアノの弾き語りで、「金色の眼」、そして、種ともこさんの娘さんの誕生記念で作られた曲をアカペラだった。後者の曲は短かったがとても美しい曲で、これを贈られた種さんの旦那氏が思わず涙ぐんだというのも納得できる話である。

 とにかく、あっという間に過ぎた1時間半であった。また明日から暮らしていく意欲が湧いてきた。本当は明日の追加公演も行きたいのだが、まだ忙しい状態が続いているので、来れないだろうと思ってチケットを取らなかったのである。予想が当たって嬉しいんだか悲しいんだか(;_;)。


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