97年5月第4週の世迷い言


1997/05/31

 ひたすら「マリーのアトリエ」をやる。

 これは面白い。私はプリンセスメーカをやると最初の娘は全て学者系のエンディングを迎えてしまうような人間なので、余計に面白く感じるのかも知れないが、そういう贔屓目を抜きにしても面白いと思う。ときメモの、日々のトレーニングの各々に、短期的な目標がつけ加わっている感じ…って、こんな説明じゃ何だか解らんがな。

 とりあえず普通のエンディングとちょっといいエンディングを見た。

 その後はNeorude。Clock Tower2のデモ版をやって感じたことだが、こういうシステムはほとんど全てをポリゴンで見せようとするRPGもしくはADVに非常に向いていると思う。ただ、Neorudeの場合、作者の意図したアングルでしかその場所を観察できないことがプレイヤーを苛立たせるかも知れない。あと、視点が変わるのにすこし時間が掛かるくせにその間もゲーム内の時間が進んでいることとかも。

 そういうマイナス点を引いてもこれは面白い。FFVIIでクラウドを思い通りに動かせなかった人も、これなら大丈夫なのではないか(マニュアルの記述がへたくそなので、思い通りにゲームが進められるようになるまでに放り出してしまう可能性もあるが)。この先にちょっと期待してしまう。


1997/05/30

 昨日の無理(嘘おっしゃい)がたたったか、朝、目が覚めてもとても起き上がる気になれないほど身体がだるい。

 昨日の仕事の進捗からいって、今日休んでも大勢に影響なし、と判断して休むことにする(というか、朝寝直してからもう一度起きたらすでに午後からも行けないような時間になってたからだが)。

 目覚めたついでに昼飯の買い出しに出かける。が、何故か本屋に寄ってしまい(どこが「何故か」だ)、今日発売のゲーム雑誌や、と学会の新刊、水野良がホスト役のRPG業界の人間の対談集なども買ってしまう。と学会のはちょっと読んでみたがあまり面白そうではない。と学会の名前をより誤解させる本だね、これは。

 後は寝て過ごす。


1997/05/29

 目覚めてまず直観する。「俺は風邪をひいている」

 が、やることがないわけじゃないので会社には来る。さすがに2日連続午前半休というのもまずかろう。通勤列車の中で、「風邪をひいている」という感じはますます強くなる(要するに体調が下降線を辿っている、というそれだけの話だが)。

 会社に来て、昨日降ってきた仕事に掛かる。ソースが提供されていて、しかもこれをばらして使っても良いらしい。なんて素晴らしい。ちゃんとコメントも入ってて読みやすい。というわけで、以前に比べれば格段に楽に作業が終わってしまう。

 つーわけで締め切りよりも早く仕事の終わった私は、心の平安を得るべく、適当に評価をしつつ、Surfingして回る。某所でgooが評判になっていたので行ってみる。自分の名前を入れて検索してみたりして遊ぶ。たしかにこれは強力だ。調べるべき言葉さえ確定してれば、WWWをデータベースとして仕事にも使えるかも。

 最近気に入っている食べ物がある。「カレントハネー100」というものだが、聞いたこともない会社(ビーケー株式会社というのだ。聞いたことないっしょ?)の製品なので、きっと入手は困難なのではないか。うちの会社の売店は、ときどきこういう変なものを入荷するので楽しい。どういうものかについてはパッケージの説明を引用しよう。「ミネラル・ビタミンなどがたっぷりの、天然ハチミツが、特許製品として携帯に便利な固形になりました」 そう、単に固形にしたハチミツなのだ(それがどれくらい技術的に困難かについて私は何も情報を持っていない)。しかし、これが美味いんだ。

 最初は、風邪気味(いつもじゃ)で喉が痛かったので、のどあめの代わりに舐めてみようと思って買ったのだが、あまりの美味さにあっという間に食べてしまい、今日は2つめを買って来ている。唯一の問題は、6個/200円という値段の高さ。いくら特許とはいえ、ねぇ。でも売店では118円で売ってる(それでも一般的には高いと思うが)から許す。

 CodeWarriorのサポート継続のお知らせが来た。去年の12月に買ったのに、もうサポート終わりか? 2回来る筈が、1回しかUpGradeのCD-ROMが送られて来なかったぞ。しかも継続申し込みの締め切りが5/30だと? 舐めとんのかい。苦情の電話決定だが、忙しくてそんなことをしている暇がない。

 仕事も予定より早く進んでるし、風邪もひいてるので速攻で(つっても18:30)帰ることにする。とはいえ、新宿のYellow Submarineについつい足が向いてしまう。

 VISIONSかMirageのBoosterを箱で買うつもりだったのだが、ふと気付くと両方とも箱で買っている(笑)。ついでにMiddle Earthのポスターマップ\1800なんてのも持っている。あぁ、目先の欲望のとらわれた哀れな現代人よ。

 小林めぐみ「極東少年IV 戦乙女」読了。なんか淡々と進む怒涛の展開というか。こういうのは小林めぐみの持ち味だねぇ。作者曰く「現代の若者を描いてみました」だそうだ。キャラクターがいまいち魅力に欠けるのはそちらへこだわりすぎたからではないか。

 「神さまの作り方。」の2巻と3巻を読む。あぁ、漫画って読むのに時間が掛からなくていい。話はだんだん核心に向かっているようだではある。敵役のおっさんが結構良い味だしてるかも。しかし、キャラクターに表情がない漫画だ。面白いから良いんだけどさ。


1997/05/28

 特にどこが悪いとはっきり指摘できるわけではないのだが、なんとなく身体がだるい。というわけで(なにがだ)午前休をとってしまう。

 しかし、昨日ちょっと思いついた赤黒ドラゴン休まず攻撃Deckに使うカードを漁っていて全然休んだことにならず。私の考え付くDeckの常で、これも遅いDeckになるんだろうなぁ。

 昨日書いた「2Life払って…」は、Vampiric Tuterだったのだが、なんと私は1枚も持っていないことが発覚。VISIONSに追加投資することを決定する。

 会社に来る前に神保町に寄るが、目当てのVISIONS(当然Vampiric Tuterが目的)やMirage(こっちはZirilan of the Crawね)のBooster箱買いは果たせず(あったのは5thのBoosterとMirageはStarterのみ)。今月号のSFマガジンで紹介されていたベクスターの「分解された男」も読んでみたくなったので捜したが、見つからず。プリ夢の攻略本なんて買ってしまった…。これも一度娘を王室博士にしてからやってないなぁ。しかし、最近佐々木亮は(なぜこれが一発で変換できるのだろう)ASCIIと関係が深いのか。

 横田順弥(旧字が出ない)の菊花大作戦をみかけるが、カバーが破れていたので買わないことにしてしまった。ううむ。これから先、この本にまた出合うことがあるのだろうか。

 会社にやって来てすぐにレビュー。寒い食堂に居たせいか、熱っぽくなり頭痛もして来る。喉を触るとリンパ球も腫れてるっぽい。うぅ。

 田中芳樹ファン(=最近は中国史に詳しい…いや、失礼(^_^;)の友人から、昨日の「劉備玄徳」という表記が日本独特の間違いであるという指摘のMailを貰う。そういや、諸葛亮孔明(なんか字を間違えてそうだが)が間違いなんだから、当然である。知識の敷衍が出来てないのがまるわかり。

 とか言ってると、定時後に、現在使用している圧縮ルーチンがUNISYSの特許に抵触するので、他のと3日で入れ換えろ、という指示が降りて来る。とりあえず締め切りは3日延びるらしいが、苦しい期間が3日延びるというそれだけのことである。はぁ。

 小林めぐみ「必殺お捜し人3 妖精の奇跡」読了。なんか今までとちょっと雰囲気変わってる感じ。でも「ねこたま」とかのほうがずっと良かった(一番好きなのは「ねこのめ」だが)。しかし、タイトルと内容の落差が実は結構激しいのう。いや、嘘は書いてないんだが。続けて「極東少年IV」に掛かることにする。


1997/05/27

 体調は普通。昨日も結局寝たのは1時を回っていたので、この体調の現状維持は不思議ではある。やはり仕事をしないことが肝要なのか。

 昼休みDuel。Crypt RatsとNightmareとDrain Lifeを加え、Fallen AskariとKnight of Stromgaldを除いた(本当はもうちょっと変えてあるけど)Deckで臨む。相手はCounter & BurnのHammer Deck。で、結果は0勝1敗1分。まだ弱い。CreatureはことごとくCounterされるか燃やされるか。こちらのCounterとCreatureがバランス良く来てくれないのも原因(いや、もっと待ってからCastすりゃ良いんだけど)。Thawing Glaciersを2枚入れたのだが、結構引かないものだ。ここは、2Life払って好きなカードをとって来るSpellを導入し、Glaciersは1枚にする、という手だろうか。やはしLibrary操作は重要のような気もする。軽量にこだわるなら、安いEnchant Creatureで強化策をとるか。

 仕事は昨日と同じくレビューで潰れる。会議室がそうそう取れないので、大抵は最上階にある食堂でやるのだが、人が居ないので妙に寒い。こんなんじゃ風邪ひいてしまうがな。あ、そうそう、今日初めて食堂からフジテレビの新社屋が見えることに気付いた。普段は行かないからな、食堂。

 で、遅れているレビューのスケジュールを取り戻すべく、21:40までレビューしてたら喉が痛くなってしまった。これはさっさと帰った方が身のためだな、と言い訳をして帰ることにする(でも今日は出勤が9:00だったので、結局11時間労働なのである)。

 聖刻群狼伝をちょろっと読んで、唐突に「これは三国志である」ということに気付く。いや、三国志っつーか、主人公が劉備玄徳っつーか。


1997/05/26

 体調は普通。昨日結局2時過ぎまで起きていたにしては上出来。

 出社前に本屋に寄り、日経サイエンスと聖刻群狼伝の3とぴあを買う。ううむ。聖刻…はえらく順調に出るのう。

 仕事は普通。ISOで必要な書類をひねり出す為のレビューに終始。つまらん。

 新しいDeckは青黒なのだが、考え方の母体となった大会でブービー賞Deckと同様、相手が黒だと妙に弱い。とりあえず連敗したので、考え方を修正せねばなるまい。Counterを積極的に入れてしまったので、確実に遅くなってる分、軽量級Creatureだけでは支え切れないのだ。もうちょっと重いのを入れて、Thawing Glaciersを導入すべきなのだろう。

 とかいってたら、定時を過ぎる頃に体調が悪化して来たので(手足に震えが来るのはちょっとな)、18:30で帰ることにする。

 会社の外に出たら少し回復した(笑)ので、新橋に寄る。本屋を廻り、いつのまにか出ていた「神さまの作り方。」の2巻と3巻を買う。極東少年のIVと妖魔夜行の新しいの(^_^;も買う。私が読んでいるヤングアダルト系(というか字マンガっつーか)は、なんかこう、出ない時は何も出ないが、出る時は短期間に一気に出るなぁ。

 帰りの電車の中でSFマガジンの牧野修の短篇を読む。ううむ。相変わらず脈絡のない言葉の奔流が素晴らしい。私の中ではポスト神林長平かも、という気分が少しある。

 買ったっきり全然やらないのも悔しいので、To Heartsをとりあえずインストールだけしてみる。なんかCD-DAの音量が今までと比べて無茶苦茶でかくなってるんですが。ちょっとPB1400の内蔵スピーカでやるにはきついものが。鳴らないよりはマシだけど。結局「痕」はSoftWindowsだけで鳴らないことが判明。しょーがねーか。でも「雫」も「さおりん」も鳴るのに…(;_;)。

 同じくマリーのアトリエもさわりだけやってみる。「た〜る」


1997/05/25

 昼飯を食ってから家路へ。昼食前に、調布PARCO内の山野楽器で「マリーのアトリエ」を入手。これもやってる暇なんかあるのか。

 帰りの電車の中でGUIN SAGA 56を読了。基本的には前の巻の続きだ。でも最後だけちょっと意表を突かれたかも(単に頭脳の働きが鈍ってるだけの気もする)。しかし、馬とウマが完全に混在している状態はなんとかしてくれないものだろうか(昔のあとがきで混在してても許してね、と書かれていたような気もしないでもないが)。

 土曜の反省を踏まえ、現在使っている3つの弱々Deckを崩し、新しくDeckを組んでみる。あんまし新しい感じがしないのう。

 昨日、友人にチケぴで取ってもらったカンコンキンシアター11のチケットを受け取りに行く。14列の真ん中辺り。最終日が取れなかったのは残念だが、まあ良い席だし仕方がないか。しかし、去年まで会員先行があったのに、なんで無くなってしまったのだろうか。なんかぴあカードの会員である理由がなくなって来ているような気がする。

 ついでに本屋に寄って、牧野修の読み切りが載っていたのでSFマガジンを買う。なんかSF冬の時代に関して議論がされているらしい。それなりにSFは読むけどSFマガジンとかは買ってない私のような人間が、この議論のことを全然知らなかったので、結局業界の内輪のみの話題に終始しているのだろう。この議論の流れから言ってもそれじゃ駄目なんでないの?、という気がひしひしとする。

 でも良く考えてみたら、今年に入ってから今まで、私の情報収集能力は普段の1/10程度に落ちていたんだっけ、ということに気付く。

 先々週のTVアニメの消化に追われ、結局「マリー…」も「To Heart」も起動すらしてみなかった。駄目だこりゃ。そういや「ガンダム外伝III」とか「Neorude」とか、買ったっきりで全然やってないゲームが溜ってるなぁ。あぁっ!「ナデシコ」も途中で止まってるじゃないか。


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