97年6月第1週の世迷い言


1997/06/07

 新宿で行われている、東京国際ミネラルフェアという催しに行ってきた。

 これは要するに「石」の即売会で、庭石のように個人で運搬不能なものと、ちゃんとした宝石のように無茶苦茶高いもの以外はほとんど全て揃うという、なかなか豪快なイベントである。
 なにせ、宝石の原石を売っている横で鉱物標本を売っていて、そのまた横では化石を、そしてさらに横では隕石やら隕鉄やらを売っているのだ。下手をすると一つのブースで全部売っていたりする。地学と古生物学と天文学と宝飾という、ぜんぜん違うジャンルがただ「石」というキーワードで結び付いているのはなんか変な感じだ。

 昨日の頭痛がまだ残っていたので、コミケの70%程度の人混みはある場所は私にとって鬼門だったかも知れない。でもアンモナイトの化石のスライス(750円)と、三葉虫の生態の本(2500円)を買ってしまった。こういう場所に来てまで本を買ってしまうというのはつくづく因果な性分だと思う。

 その後、とても遅い昼食をインドネシア料理店で取った後、Yellow SubmarineやらTry Softやらを回って帰宅。Single買いはしなかった。当然Box買いも。さすがに金がない。

 「エンダーのゲーム」読了。まぁ面白かったが、普通のSFだ。


1997/06/06

 今日はUFOがあっちいってこっちいって落っこちる日です。藤子F先生のご冥福を祈りましょう。

 なんか知らんが昨晩は酷い下痢で結局1:30を回った頃まで眠れなかった。帰って来たのは21:30だったのに。
 とはいえ、精神的重圧から開放されたのが良かったのか、目覚めは昨日までよりは爽やかかも。

 朝の京葉線で座れなかった(最近は結構あるようになった。やはり人口が増えているのだろう)ので、「エンダーのゲーム」を読み始める。なんか、訳者の日本語能力を疑わせるような記述にたびたび出合うが、ストーリー自体は結構面白いかも。

 会社に来てみると、私以外の人間は全員外出か休暇か午前休暇を取っていて、私しか来ていない。んでこういう日にかぎってよく電話がかかってくるんだ。電話対応で午前中が終わる。

 早速組んでみたZirilan of the Crawがキーカードの赤黒ドラゴンタコ殴りDeckだが、予想通り全然回らないんでやんの。相手が赤青Hammer Deckなので(あんまり数がない)キーカードはことごとくカウンターされてしまうし。

 レビューが終わってやっとのんびりできると思っていたら、なんか連絡不行き届きから残ってるのがあったらしい。当然、暇そうにしている(いや、実際火急の仕事はないから暇っていえば暇なんだけどさ)私が駆り出された。はぁ。結局今週はずっとレビュー地獄なわけだ。

 ううむ、今までの実績から、雨が降るつっても大したことたぁないだろうとたかを括って折畳み傘しか持って来なかったら、すげー大雨になってて風もなんか強そうで、外に出る気力がしおしおと萎えてしまう。なんでまた新人歓迎会とかで家にまっすぐ帰れない日に限ってこうなるのかね。

 が、新人歓迎会の会場に向かうべく外に出てみたら雨が止んでいた。前線が通り過ぎたか。
 で、新人歓迎会で飲みすぎたわけでもないのだが、頭痛を抱えて帰宅。


1997/06/05

 目が覚めた時、なんか腹が微妙に痛いような気がする。

 3日間にわたるレビュー地獄にもようやく出口が見えた。今日は早く帰って早く眠れるのだろうか。

 インターネッ娘2にPageが紹介された山石氏から借りた「平気でうそをつく人たち」読了。まぁ面白かったが後半だれた気がする。タイトルから想像された内容と結構違ってたりもした。原題の直訳「虚偽の人々 - 人間の邪悪さの治療に関する希望 -」の方が誤解を招かなくて良いのではないだろうか。しかし、ベストセラーというものは、往々にしてそういうものなのかも知れない。

 そういや、ちょっと前にシステムソフトから、HDTのアップグレード案内が来ていたのだが、私が買っていたのはPersonal Editionであるにも関わらず、振り込み用紙のアップグレード料金は通常版のものになっていた。「ラッキー」と思いつつ、忙しさにかまけて振り込みしないでいたら、システムソフトから「HDTのPersonal Editionのユーザに、間違えて通常版の値段の振り込み用紙を送っちゃいました。でもアップグレードの本当の値段はPersonal Editionの値段だから注意してね」という葉書(文責:深井)が来た。ちっ、気付いたか。いや本当は、送金してしまっていて無用なトラブルに巻き込まれなくて良かった、と思うべきなのだが。

 新宿のYellowSubmarineに行き、とうとうSingleカード買いに走ってしまう。こんど使おうと思っているFan DeckのためのZirilan of the Crawだ。使用済みカードで良かったんだけど、ないので未使用にする。1300円。Booster × 3で出たと思えば安いもんだ(と思い込むことにしておく)。

 しかし、RPGを扱ってるフロアは冷房が効きすぎてるくらいなのに、TCGのフロアは蒸し暑いくらいだ。店員の好みなのか。後、TCGのフロアでアメリカで製作されたらしいMagicのレクチャービデオが流されていたのだが、ふき替えがまるっきり棒読みで脱力することこの上ない。あれは購入意欲とかにも響きそうな気がする。

 野尻抱介氏のPageで知った「雷撃の守護天使」読了。ううむ、ハリウッド映画みたい。ちゃんとSFらしい描写とか小物とかはでてくるけど、ストーリーの根幹に絡むSF的大ネタがないのが寂しさの原因か。「ヤマモト・ヨーコ」にだってあるのに…。


1997/06/04

 朝の状況は昨日と同様。状況が変わってないんだから当然と言えば当然。

 延々と続くソースコードレビュー。他になにも出来ない。


1997/06/03

 やはり朝が辛い。帰って来て飯食って速攻で寝ても6時間に満たない程度しか睡眠時間が取れないのは、まだ体力に余裕があったプロジェクト開始時ならまだしも、ここまで状況が長引くと、洒落にもなにもなってない。

 なんか、リリース出来るかどうかを判断する会議で、ソースコードレビューが足りない、という判定が出されて、2日間で1万行弱のソースコードをレビューしなければならなくなった。朝から晩までレビュー地獄である。


1997/06/02

 朝、駅に着いてから定期とか社員証とかを忘れたことに気付き、そのまま行くのはあまりに不経済だし、かと言ってすでにフレックスぎりぎりの時間なので、午前半休を取ることにする(弱すぎ)。

 例によって例のごとく神保町に寄る(金がない筈なのに!)が、書泉にはVisionsもMirageもBoosterは箱では置いていない。が、少しは売れ残っていたので、運試しのつもりで2Packづつ買ってみる。他には「古書狩り」とか「分解された男」とか。

 高岡に行ったら、「ゲーム批評」の新しい号が出ていたので買う。次号から雑誌化だそうだ。先ずはひまわり地獄を読む。さ、最終回だとぉ? この雑誌を買う理由の72%が失せてしまった。ちなみに残りは「悪趣味ゲーム紀行」

 雑誌化という部数を一期に伸ばさねばならない時に、主要読者の心を離してしまうようなことをして大丈夫なのか?

 ちなみに私はその昔、the PlayStationという雑誌の購読を林屋志弦の連載が終わったと同時に止めた、という経歴を持っていたりする。

 さっき買ったBoosterをよくよく見てみたら、「日本語版」と書いてあるではないか。なんてこったい。しかもVampiric Tuter出ちゃうし。運が良いんだか悪いんだか良く判らない。

 新しいMagicのExpantion、Weatherlightの非公式Spoiler Listが公開された。なんか非道なカードばっかりである。これはAlliancesに続く品薄商品になるのだろうか。


1997/06/01

 今日はZabadakのLive。事前にWeb Pageをみたところ、今日はGuiter×2 & Drumというシンプルな構成らしい。

 最初の吉良さんのMCで「今日は小さなLive Houseでこじんまりとだらだらやるつもりだったのに誰かの陰謀でこうなってしまった。でもだらだらやるつもりには変わりはないので皆さんもだらだら聞いて下さい」 ううむ、ZabadakのLiveを小さい所でやったらPanicが起きてもおかしくないくらいはメジャーになってると思うんだが。

 で、すっかりロックバンドになってしまったZabadakの演奏を堪能し(「遠い音楽」のアレンジが斬新で良かった)、夕食を食べて家路へ。家に23:30に着いたから、忙しい時の平日よりは楽だ。


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