感覚共有

召鬼術のうちでも初歩の術に、「祈願使鬼見物」(使鬼に物を見させん事を)という物があります。

術者に従う鬼に偵察させ、鬼の目を通して見たものを自分も見る事ができる、つまりは感覚共有の術です。視覚以外にも、聴覚、味覚などを共有できます。

巫蟲の使役獣も、主と感覚を共有する事ができます。これは術ではなく、使役獣の特殊能力の一つなので、主の精神統一のみで共有できます。

召鬼の方は、偵察するのが霊体なので気づかれにくい反面、鬼を動かして偵察している間は術のために集中していなければならないというリスクがあります。

巫蟲の方は、逆に使役獣が離れていても集中しつづける必要はありませんが、あまり離れすぎると感覚共有ができなくなってしまいます。

どちらも一長一短かな。
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