●獣有り、其の状は馬の如くして首白く、其の文は虎の如くして尾赤く、其の音は謡うが如し。其の名は鹿蜀といい、之を佩すれば子孫に宜し。【南山経首】
南山の［木丑］陽山（ちゅうようざん）にいる獣。 馬の姿に似ていますが、首（頭）は白く、胴は虎の縞模様で、赤い尾を持っています。また、鳴声は人が歌うようだと記されています。 「これを佩びると子孫に困らない」とされています。鹿蜀の毛皮を身につける事によって、子宝が授かると考えられていたようです。
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