第2章:赤城越え
当日の参加者と参加車は、11人と9台。うちMINIは5台。あとはビッグ・ホーンとインプレッサとシビックとミゼット!うーん渋い。「じゃMINIは固まって行きましょうか」の声に、MINI5重連が国道17号(の内の1本)を爆走する。まあ片側1車線道路をひたすら走っているだけであるから、なんというわけでもないのであるが、常に数台のMINIが視界の中にあるというのは、なんとなくウレシイ。前を向いてもMINI、バック・ミラーを見てもMINI、フェンダー・ミラーを見ても...後ろはよく見えないけど
群馬県の一般道を走るのは初めてかもしれない。いきなり左側にスフィンクスが鎮座している。あなどりがたし群馬。そのまま上武国道(R17)を北上し、伊勢崎・大胡線(県道50号)に乗り換え、渋川・大胡線(県道3号)に乗る。なぜか鯉のぼりが風にはためいている。しかも緋鯉1匹だけ。つくづく不思議な土地である。
山頂へ向かう県道11号を少し行ったところで休憩。少し風が出てきた。他の車を見る余裕がちょっとできる。なんかフツーのMINIが1台もないぞ。しかしおいらのMINIはキタナい。最近真面目に洗車してないからなあ。忙しくてさ、というのは言い訳だけど。
休憩を終え、山を登り始めるが、そろそろ道が混んでくる。今週末は紅葉も見頃ということで、天気も上々、みんな紅葉狩りにくりだしているらしい。長いたらたらした一本道をとろとろ登る。左足がだるくなってきた。ひょんなことから赤いMINIが我々のMINIの間にはまり込んできた。おっMINIの6重連!と思ったら、すぐに道を曲がって行ってしまった。残念。やっぱりおそれをなしてしまったのだろうか?あとは「そろそろのぼれカタツムリ」
上の方の道は比較的空いていた。クーパーがぶいんと登っていく。999ccの私のほとんどノーマルMINIではついていけない。つづら折りの坂を登るに従いエンジンのフケも悪くなってくる。非力だねえ。
赤い葉が舞っている、と思ったら、周囲は見事な紅葉こうようコウヨウの山だった。こんなに見事な紅葉なんて久しぶりだなあ。ここらあたりから途端にアマチュアカメラマンが目につくようになる。そりゃもういたるところにでかいカメラをぶら下げたおじさんの群である。キャンバスを立ててお絵かきに夢中のおいちゃんもいる。ツーリング中のバイクの兄ちゃんたちもいる。まあ彼らから見たらMINIの集団も珍しいのか、結構衆目を集めていたりする。えへへ。
とかいう間に山頂(ではないけど)に着いた。スペースの関係で上下の駐車場に分駐する。エンジンを切り、外に出て山の空気を胸いっぱいに・・・さ、さぶい!
山頂の気温は摂氏4度。みんな山をナメてて普段着で来てしまったので、車ん中に避難する者ありみやげもの屋に避難するものあり。こーゆー時ミジェットはツラいなあ(オープンなのです)。到着時間はPM13:00過ぎ(だったと思う)。メシにすっか。
よさそうな店を求めて観光街をうろちょろするが、あまりにも寒いので空いてる店に適当に入る。干してあったふきんを排除して11人分の席を強引に確保する。名前だけでは何のことか分からない赤城うどんやら忠治定食やらを注文してしばし歓談。考えてみたら当たり前だけど、みんなくるまにあであると同時にパソコン使いであるわけだね。うん。
当初はもう少し遊んでいこうという予定だったが、冷たい風にメゲて早々に山を降りることにする。だってさぶいんだもん。