今回の話は、まずさくらぷらす9月26日記事を読んだ後に読んでください。
…さて、ダウンロードして比較してみました。
さしあたって、モニタの大きさに物を言わせて、双方の画面サイズをを3倍ほどに拡大して同時再生という、更にアラが目立つ形で比較してみました。
……真っ先に気になるのが、ISO-MPEG4だと本来は真っ黒なはずの部分がうっすらと白けている事。…今までさんざんISO-MPEG4作ってきたけど、こんなんだったっけか??
ただ、Sorenson3だと黒い部分が真っ黒く出ている反面、一部輝度の低い部分まで黒く潰れてしまっているのがちょっと気になった。
そしてISO-MPEG4の画面だが、通して見てみると、全体が白くなってる訳でもなく、バックが青い場面とかだと、むしろISO-MPEG4のほうが色が引き締まっている。
そして次に、動きが激しい場面でのブロックノイズの出方。
ISO-MPEG4のほうではかなり細かいブロックノイズが出ているのだが、Sorenson3のほうでは、ブロックノイズはかなり抑えられているものの、それで画質が良くなっているという訳でもなく、グラデーションが掛かっている部分で、色の階調飛びがかなり顕著に発生している。
…ただ、これは静止画として見ている話で、その部分を動画で見てみると、Sorenson3のほうがやや違和感がないように感じる。
まあともかくSorenson3は微妙に興味惹かれるフォーマットであるので、私もちょっと試してみよう。『圧縮率を低めに設定するとどうなるか?』というあたりも気になるし。
……ただ、こういう規格は慎重に選ばないと、ある日気が付いたら再生する環境が無くなってしまっていたという罠が多大に潜んでいたりするのでちゅういがひつようだ。
そういえば、ちょっと前に「MP3より圧縮率が高くて音質がいい」っていう音声フォーマットがいくつかあった気がするけど、知らないうちにまるで見掛けなくなったような。