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過去日記

2003年9月15日(月):夜

星野監督優勝記念インタビュー

──まずは今の気持ちをお伝え下さい!
「あーしんどかった」(場内爆笑)

──監督はこの甲子園で『来年、この悔し涙を嬉し涙に変えてみせる』とファンに約束しました。その約束をこの甲子園で果たせましたね
「………(沈黙)……そんなに、自身はなかったんですけどね… 言ってみるもんですね。ええ、ほんとに、選手がファンの夢を叶えてくれました。 ありがとう!」

──監督ご自身は中日時代に二度胴上げをされました そしてこの阪神のユニフォームを着て胴上げされました 何か違いはありますか?
「やはり、この縦縞で この甲子園で みんなの前で胴上げされたかった」

──それにしても今年は 私達から見ているとぶっちぎりの優勝だったと思うんですが、監督自身どうでしたか振り返って?
「終わってみればぶっちぎりなんですけどもね モタモタモタモタしまして…でも私の計算通り、甲子園のファンの前で約束を果たせました!」

──ナゴヤドームでファンはヤキモキしましたけど、でも監督、ナゴヤドームでの胴上げは、奥さんとの約束であったと思うんですが、それは果たせませんでした。でもこの甲子園で胴上げされた。いかがですか?
「いやもうこれは全くプライベートな事ですからね。やっぱりこのファンがあって、みんなが躍動感溢れる感動溢れるプレイをこの甲子園で見せてくれましたから、それで十二分に満足してます!」

──今年のタイガース、本当に強さが目立ったんですけど、監督ご自身が優勝の手応え、これはいけると感じたのはいつ頃なんでしょうか?
「今日です!」(場内爆笑)
「まあそれは、冗談はさておき、6月頃から、長かったなあ僕は。ええ、これ引っくり返したらこのファンがどういう態度に出るかなと思って、それが怖かったな僕は」
「ええ、でも選手を信頼してたから 7月も危機を乗り越え、8月にちょっとつまづきましたけども、選手を信じてました。ほんとに選手はよくやってくれました!」

──その選手ですけれども、『勝ちたいんや!』その気持ちで臨んだ今シーズン、今日も鮮やかなサヨナラ勝ち、本当にたくましくなりましたね!
「いやほんとに、選手も私の罵声を浴びながら、ここまでよく耐えて、相手にも耐えて、ファンの声援にも、ファンのヤジにも耐えて、ここまでやってくれました」

──さあ監督、まだ相手は決まっていませんが、次は日本シリーズです! どんな戦いを見せてくれますか?
「もう選手を信じて、どこが相手だろうと、もうどっしりと、…と言いながら、ゲームになりますとカリカリきますけれども、ファンの皆さんの期待にね、応えられるような日本シリーズにしたいと思います」

──それでは最後になりますが、雨の日も、そして暑い日も変わらぬ応援を続けてくれた、きょう甲子園に来る事が出来なかったそんなファンの皆さんに、監督からぜひ一言おねがいします!
「えー、みなさんよかったね」
「選手も、ほんとに18年間という苦しい時代を乗り越えて、今日こうして皆さんの前で、夢を実現できる、叶える事が出来ました!」
「寒い日から、また、この暑い甲子園でも、必死になってファンの為に、そして18年ぶりの夢を叶えてくれた選手にもう一度拍手してやってください!」
「そして、今、この甲子園に残念ながら来られなかった、そして東京のタイガースファン、名古屋のタイガースファン、全国のタイガースファン、本当にありがとう!」
「最後は、本当にヤキモキさせましたけど、私は余裕のあるようなコメント出していましたけども、腹ん中っ…腹ん中はもうほんと煮えくり返って、イライラしておりました! でも、今日こうして甲子園に帰って、ようやく、自分の家に帰ったなと、そんな落ち着きの中で赤星が決めてくれました!」
「いろんな意味で、まだシーズンは終わっておりません。この10月の中旬から始まる日本シリーズ、まだこうして皆さんの声援をバックに、選手は日本一を目指して、戦い抜きます!ありがとう!ほんとにありがとう!ありがとう!」

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全部アルミ

↓2003年9月15日(月):夕方

中日 2-3x 阪神 ヤクルト 6-12 横浜

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