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過去日記

2004年3月28日(日):夕方

記憶術(続き)

 さて、前回書いた10個の項目…覚えてみただろうか?
 とりあえず覚えてみたという人は次の問題をやってみて欲しい。

 問題。
 次の中で、前述の10項目に含まれていなかった物を全て挙げよ。
『ネジ回し、腕時計、ミカン、ノート、トイレットペーパー、甲子園、小学生、ラーメン、鳥居、飛行機、野球帽、スクーター」

 …さて、正解出来ただろうか?
 ところで、前述の10項目を覚えようとするとき、一体どうしただろうか?
 たいていの人は、項目をひたすら頭の中で復唱したり、また、それぞれの項目の頭1文字を取って「ミ、ト、ス、ラ…」なんて唱えたりとかしたのではなかろうか?
 勿論それで覚えてしまう人もいると思うが、覚えられた人でもまた1週間後にテストしたらある程度忘れてしまっていると思う。

 …さて、では次に以下の方法を試して再挑戦してみて欲しい。
 項目を覚える際、その文字を覚えるのではなく、その文字が表す物の映像を思い浮かべるのである。
 例えば『エンピツ』と書いてあったら、『エンピツ』という文字を覚えようとせずに、とにかくエンピツの映像を頭に浮かべるようにするのだ。
 そしてそれが終わったら、次の項目の映像を思い浮かべるときにはもう前の映像は一切気にせず、いま浮かべている映像に専念するのである。
 ここで注意するのは、その映像を『覚えよう』とはせずに、映像を頭に浮かべるだけに専念することと、あと、映像を思い浮かべる時間は項目1個につき10秒程度に留めるという事。

 それがひととおり終わったら、数時間から1日置いてまた上の問題をやってみて欲しい。
 項目によって、以前頭に思い浮かべた映像が再び頭に浮かんできた物と、ぜんぜん浮かんでこなかった物とがあったのではないだろうか?
 もちろん、映像が蘇ってこなかった物が、前述の10項目に入っていない物である。

 この、項目を『覚えようとする』のではなく、項目に該当する映像を『頭に思い浮かべる』だけ…というのが、ワタナベ式記憶術の大基本である。

 …が、単に映像を思い浮かべるだけ…というのではまだ記憶術としてはぜんぜん不完全である。
 なので、それではいよいよこの記憶術を『歴史年表700項目丸暗記』の具体的な方法を例に説明しようと思う。
 ……次の機会に。

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