今、秋田書店ではとにかくブラックジャックで稼ごうと、アニメの宣伝をばんばんやったり、愛蔵版コミックスを発行したりと色々頑張っているんだが、そんな中のひとつに、秋田の各雑誌現役執筆陣がブラックジャックを描くという企画がある。
ヤングチャンピオンで、バトル・ロワイヤルの田口雅之先生、
サスペリアミステリーで、幻獣の星座の秋乃茉莉先生、
週刊少年チャンピオンで、カオシックルーンの山本賢治先生が
それぞれの持ち味を活かしたブラックジャックを描いているんだが…いかんせん現役連載作家なので、この企画の最中は本来の連載が休止になってしまうのがちょっとしょんぼりなのだが、それはともかく、
他の先生はともかく、山本先生の描くブラックジャック、事故やら何やらでやたらと人は死ぬわ、脳を腹部に移動した事で頭を撃たれても死なない改造生物を出すわ、喋る人面疽をさらっと出すわの、フリークスっぷり満点でブラックジャックの世界観からは猛烈にかけ離れまくっていて、とにかく人が死にまくったり人体改造ネタが満載だったりするマンガという事で評判のカオシックルーンの世界にそのままブラックジャックというキャラクターを入れただけみたいな話になっているところがある意味素晴らしいよ。これだったらカオシックルーン休止しててもなんか許せるという気が。
山本先生、すでに2本のブラックジャックを描いているけど、…まだこの企画続くんだろうか？