最初の頃は、「なんだこのベタすぎる魔法少女アニメは？」とか「カットごとに作画が変わるなあ…」とか思いながら見ていた『魔法少女リリカルなのは』だが、
いざ見進めてみると、変身バンクには異様に気合いが入ってたり、毎回の戦闘シーンもすごく絵が動いていたりで、もっと予算が掛かってるんじゃないかと思われるプリキュアもちょっとは見習えというくらいに作りが良くてけっこう驚いた。
魔法少女のライバルと言えば、金髪の黒ずくめか紫髪でお嬢様ドレスのどちらかという定番もキッチリ押さえていたりして、いかにも所謂魔法少女物の集大成とでも言わんばかりに丁寧に作られた出来で、他のDVD販売だけが目的の低予算濫造アニメももうちょっと頑張れと言いたくなる。
けっして傑作ではないんだけど、良作の佳作であるこの作品、他のしょぼい作品はさっくり見るのをやめてもこの作品は今後も見るのをやめないでいこうと思う。