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過去日記

2005年9月29日(木):深夜

岡田監督優勝インタビュー


━━全国の阪神タイガースファンの皆様、お待たせいたしました。優勝監督インタビュー、2005年、セリーグのチャンピオン、岡田彰布監督!
━━監督、おめでとうございます。胴上げを終えた今のお気持ち、聞かせてください。
「(マイク音声拾えず)やっぱりあのー、一年間、みんながこの優勝に向かって、ひとつになってやった結果、そしてあのー、今日この最高の舞台で、まして、宿敵のジャイアンツの前で胴上げ出来た事を最高に思います。ありあした!」
━━日程の関係でファンも随分気をもみましたけど、この甲子園で決める事が出来ましたね!
「もう、あのー、一言で言って、ほんとにあのー、最高の終わりを、この甲子園球場で出来たのは、やっぱりあのー、これからの為にもね、今年あのー、本当に強いチームを作るという事でスタートしたんですけど、ほんとにもう最高の選手に恵まれて、ほんと最高の一年になりました。」
━━今シーズンは、再挑戦をテーマに掲げてスタートしました。実績のまだ少ない選手や若手もたくさん居たんですけど、いつ頃手応えを感じ始めたんですか?
「いやあのー、キャンプの時から手応えはあったんですけど、後はえー、場慣れというか、経験を積んでくれれば、あのー後ろの若いピッチャーも、きっとやってくれるとえー信じてました。」
━━今も話に出ました、今シーズンのタイガース投手陣、JFKというひとつの流行語も生まれましたけども、今シーズンの阪神の投手陣というのは、監督の目にはどう映ってたんですか?
「いやもう12球団いちのピッチングスタッフです」
━━攻撃陣では打順の変更もありました。タイガース打線というのは、それではどう映っていたんですか?
「あのー、あまり一発って言うか、そういう打線じゃなしに、やはり、みんなで繋いでいく、ほんとにあのー、1番から9番まで、あの、つなぎの打線と思います。」
━━しかし今シーズン、終盤には中日ドラゴンズの猛追を受けました。あの時はどういう気分で戦ってらっしゃったんですか?
「いやあの、選手もそうですけど、あの0.5まで来ましたけど、まあ抜かれる事無く、ほんとにあのー、なんというか一番大事なゲームで本当に強いタイガースのゲームが出来たと思います。ハイ。」
━━それでは監督は、優勝を確信されたのは、あの9月の中日との死闘だったんですか?
「そうすねあのー延長で、あのー、みんなでやるということで、やっぱあのゲームでね、中村豊がほんとにホームラン打ってくれて、あれが一番嬉しかったです。」
━━さあしかし、マジックがついてからは本当に勢いが加速しましたね
「あのー(マイク音入らず)、あのとにかくー、えー、タイガースの野球をするという事で、だから、えー、マジックついてからのほうが、えー、よりいっそう強くなったと思います。」
━━今年のタイガースは本当に強かったと思います。その強さの一番の秘密、監督はどこだと思われますか?
「いやもうー、いい選手が揃ってるので、強いのは当たり前ですけど、まあとにかくあのー、キャンプの時から、あのー、金本と、矢野と、下柳の最年長の選手がほんとにあのえー、中堅、若手を引っ張ってくれて、ほんとにそういう意味では、えー、まだまだ強くなるチームだし、これからもっと強いチームにしていきます。」
━━それでは、強かったその選手達に、胴上げをしてくれた選手達に、改めて監督から労いの言葉をお願いします
「いやもう最高の選手に恵まれあのー、ね、与えられて本当に幸せです。ハイ。」
━━さて、今日、9月29日という日は、実は、岡田監督の、今は亡きお父さま、19年前に他界されましたけれども、お父さまの誕生日でもありました。もし、ご健在であれば、きょうが75歳の誕生日でした。監督から、天国のお父さま(マイク音入らず)頂けますか
「(マイク音入らず)えー、9月29日というのが、やっぱり、亡くなった親父が、そういういいシナリオを、最高の舞台を、えー、作ってくれたと思います。」
━━もともと、岡田監督がタイガースに縁があったのも、元はと言えばお父さまのおかげというのも、ありましたしね
「いやもう小さい頃はいつもライトスタンドで応援してましたハイ」
━━さあ、それでは、セリーグを制覇しまして、次なる目標はもちろん日本シリーズです!まだ相手は決まっていませんけれども、どういった気持ちで臨まれますか?
「やはりあのー、2年前に一つ忘れ物をしてきましたので、そういう意味でまだ今年は新しいチームですけれども、なんとかまたこの甲子園に、えー、みなさんの前で胴上げされるように全力で頑張りたいと思います。」
━━それでは最後になりました、今日も甲子園球場、大入り満員。それから、テレビを通じてラジオを通じても、全国のタイガースファン、プロ野球ファンの皆さんが今日も阪神タイガースに声援を送ってくれました。最後に、岡田監督自身の口から優勝の報告を改めてお願い致します
「えっと一年間、えー、この甲子園球場、また、ビジターチームでも、えー、今年は、えー、タイガースファンが一番球場に駆けつけてくれたと思います。えー、本当に、この甲子園のみならず、えー、ビジターの球場でも、本当に、えー、相手チームを上回るタイガースファンに、えー、球場に足を運んでいただきまして本当にありがとうございました。」
「えー、2月のキャンプから、昨年の屈辱を胸に、なんとか、優勝という言葉をみんなの胸に秘めてやってきた結果が、今日、ほんとにこういう形で、報われる事が出来ました。あとひとつ、やり残した事があります。えー2年前、ほんとに涙したもうひとつの目標に向かって、もう少し頑張ります。えー、あと少しですから、どうかご声援お願いします。本当にありがとうございました!」

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