マクラーレンの二人のゴタゴタの件は、けっきょく
・ハミルトンは、Q3でのバーンナウトが1周多いアロンソを先行させろというチームの指示を再三無視、アロンソを抑え続ける
・頭に来たアロンソは、残りタイムギリギリのところでピットに居座り、後ろから来たハミルトンに最後のタイムアタックをさせないよう妨害。
・けっきょくアロンソはハミルトンのタイムを抜き、ポールポジション獲得。
・が、FIAより、チームの二人を対等に戦わせないアンフェアな行為を行ったという事で、今回のレースでのマクラーレンのコンストラクターポイントとアロンソのドライバーズポイント剥奪＆アロンソ5グリッド降格というペナルティを出す
・更に、マクラーレンが異議を申し立てた為、今回のマクラーレンのポイントは「暫定」という形でけっきょく与えられる事に。
…という事態に。
しかし、5グリッド降格という微妙なペナルティも、まだこの時点で獲得が決まっていないポイントの剥奪という裁定も、初めて聞いた処分だ。…なんか相変わらずの行き当たりばったり感が漂う。
それにしても、予選終了後のハミルトン、えらい大人な対応だと思ったら実は先に仕掛けてたのが自分のほうだったとは…黒いのは肌だけじゃなかったのか。
だが、やってる事はどっちもどっちなのに、目立つ形になったアロンソのほうだけがペナルティ対象か。
とあと、左近のアタックを妨害したとして、フィジケラにも5グリッド降格ペナルティが与えられた。
ときに、マッサのQ2落ちの原因となったピットレーン状でのストップは、クルーが燃料補給を忘れたまま車を出してしまったからだそうで！
フェラーリにしてはすごく珍しいミスだ。
で、レース。
スタート後から、トップのハミルトン、2位のライコネンとで接戦を繰り広げたままレースが終わった。
あと、アロンソは結局4位、マッサは何故か決勝でもペースが上がらず、13位でフィニッシュ。
しかし、スタート直後にミスって琢磨に抜かれた後、その琢磨をまったく抜けず、その後も前がクリアになってるのにさっぱりペースが上がらなかったが…いったい何があったんだ？
あと、3位にハイドフェルド、5位にクビサと、BMW大活躍！6位にはシューマッハが入ってきた。これは今年のトヨタの最高順位。
そして、左近は5周で早々とクラッシュ。琢磨はじっくり走って15位完走。