ミクシイはあなたの日記をあなたに無断で商品化します(ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記)
この日記が話題になった事で、mixiの新しい規約について知ったんだけど、
これ読んで、
「大手SNSを運営してるところの中の人が、かつてのブログサービスとかで同じような騒動があった事をまさか知らない訳が無いだろうに、なんでこんな規約作ったんだ? ケータイ小説が今ウケてるんで、mixiもなんかひとヤマ当てたくなったとか?…にしてもこれは有り得んだろ……もしかして、mixiのサーバがクラックされて密かに利用規約を書き換えられた!?……んな訳ないだろうけど、そんな事でもない限りこんな規約作られる事は有り得ないだろうし…ともかく、こんなん作るに至った理由がさっぱり分からん。」
…とか思っていたんだが、なんとなく、mixiの日記を「利用規約」で検索してみたら、「mixiは俺様の日記を勝手に出版して儲けるつもりだ許さないウキー!!」という論調の話題があまりに大量に現れてびっくり。
そもそもカネになるような文章がお前に書ける訳無いだろ。まあ俺も書けないけどさ…とか思っちゃったりしたのはちょっとナイショだが、それはともかく、「なんでこんな規約を作るに至ったんだ?」という考えになる人がものすごくマイノリティで、今すぐ俺の知的財産がmixiに根こそぎ強奪されるーと考える人が大多数なのかと。
このへんの考えは、有名人ほど顕著になるようで、この映画評論家の人は即刻mixiを退会するんだそうで。また、高橋名人もこの件に触れていたが、自身が運営するコミュニティの書き込みをざっくり消去してしまったり、mixiプレミアム会員を解約してしまったりしたらしい。
…いや、その規約が適用されるまでにまだ一ヶ月近くあるんだし、mixiの中の人の公式見解とか出るまで待ってもいいんじゃないか?…とか思っているうちに、出た。
mixi、4月に規約改定。「日記等の著作物はユーザー自身が権利を有する」
まあこれであの規約の意図は分かったが、だったらなんで最初から誤解の無いようそう書かなかったのかという疑問は残った。
…この公式見解自体、騒動のせいであわてて後で作ったという可能性は無いでも無いが、ともかくこれであっさりこの騒動は沈静化しそう。