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過去日記

2008年12月2日(火):夕方

落下

もしもビルから落ちそうになったら…(デイリーポータルZ)

 確かに、崖から落ちた所を、途中に生えてる木に掴まって難を逃れるとかってカンジのシーン、現実だと確実に無茶な話だけど、マンガだとよくあるねい。

 あと、常日頃からこれは無いだろうって思うのが、落下する人の腕を掴んで止めてしまうというやつ。
 落ちている本人が助かろうとするのも大変だが、これはそれ以上に大変だ。

 落下していく何十キロもの物体を片手で、しかも掴むのが難しそうな腕を掴んで止めてしまうって、本当にこんな事したら、
・手を滑らせてしまい結局助けられない
・なんとか掴んだが、自分も一緒に落ちてしまう
の二択しか有り得なさそう。
 おまけにこれ、スタンド使いとか北斗秦拳伝承者とかならまだしも、華奢な女子がやっちゃう事もあるんだよね。
 で、助けられた男子が「馬鹿っ!離せっ!お前まで落ちちまうぞ!」とか言っちゃったりするんだけど、そもそも呑気にそんな事言えるような状況になる事自体有り得ないから。

 他にも考慮しないといけない事として、落ちていく人は腕を上に伸ばしてないといけないんだよね。
 …まあ、頭髪とかを掴んでも助けられないでも無いかもしれないけど、それはそれでかなり危険な賭けだよね。

 しかもこれは、二人とも崖っぷちに立ってて相手が目と鼻の先に居た場合の話で、マンガでは、数メートル離れた所に居た人が駆け寄って見事相手の腕を掴んでしまうというのもけっこうある。

 これ、人が数メートル移動するだけの時間で、人がどれだけの距離を落下してしまうのかは定かではないが、少なくとも、落下スピードの数倍の速度で移動しないとならなさそう。

 …さて、無事に崖っぷちまで移動したとして、勢い余って自分まで飛び出したら大変だから、崖ギリギリの所で止まらないといけない訳だ。
 0コンマ1秒だって貴重な状況ゆえ全力で崖に向かって走り、なおかつギリギリの所で止まる。…人助けの為とはいえ、こんなに末恐ろしいチキンランを強いられるとは、まさに命懸けだ。

 ときに、マンガでこれが描かれる場合、その助ける瞬間のシーンはたいてい省略されてて、人が落ちる瞬間のコマの次でもう無事間に合ってて、その次のコマで崖でぶらんぶらんしてるシーンが出たりする…というか、駆け寄ってギリギリで止まって手を伸ばして腕を掴んで…なんて所まで丁寧に描写してるのをあまりと言うか全然見た事がない。
 …まあ、どうやって助けたかまでは描く人も特に考えてないというか気にしてないからだとは思うけど。

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