テストの時は規定重量より軽いマシンを走らせていたと信じて疑わなかったブラウンGPだが、予選で1-2を取ると、決勝でも、ポールのバトンはそのままフィニッシュ、予選2位のバリチェロは、スタートをミスった上にそれが原因で接触事故を起こし、中団まで沈んだのに、終盤までには4位まで上がると、トップのバトンを追い掛けていた2位と3位を走っていたクビサとベッテルが接触！2位に上がり、ブラウンGPは初参戦で1-2フィニッシュという驚くべき快挙を成し遂げてしまった！！
そして、去年チャンピオン争いをしていた2チームは、フェラーリは、ライコネンとマッサは共に終盤でリタイヤ、マクラーレンは、コバライネンはスタート直後のアクシデントで早々と消えて、ハミルトンは、最後尾から地道に追い上げ、4位フィニッシュ！しかも、3位のトゥルーリがSC中の追い越しでペナルティを受けて降格になり、繰り上げ3位表彰台に！
あと、11位スタートだった中嶋、スタートの混乱を上手く抜けて8位に上がり、多く積んでいた燃料のおかげで他車のピットインで順位を上げていたのに、縁石に乗り上げるミスでスピン、クラッシュ、リタイア……決勝は速く走れてたのに、痛いなあ…
そして今回哀れだったのがトヨタ…予選のウィング規定違反で最後尾ピットスタートになったにも関わらず、トゥルーリ3位＆グロック5位のダブル入賞を果たしたと思ったのに、トゥルーリがペナルティ…グロックが繰り上げ4位になったのがせめてもの救いか。
あと、ダブル入賞といえば、トロロッソがブエミ7位＆ブルデー8位でフィニッシュ。…中団まで上がれる実力が出ているだけに、このマシンに琢磨が乗れてればなあ…
とりあえず今回のレースは、一発は速いけどあっという間に使い切ってしまうスーパーソフトタイヤと、載せてる車と載せてない車とで微妙に明暗が分かれたKERSと、ややオーバーテイクがしやすくなった新レギュレーションでのマシンが見せ場を作ったというカンジか。