2010年F1新規約: 要約版
変更を要約すると以下の通り:
・ ドライバーを加えたマシンの最低重量は605kgから620kgに引き上げられる。
・ レース中の給油は禁止される。
・ タイヤ・ウォーマーは禁止される。
予想通り、4,000万ポンド(58億4,340万円*)の予算制限を選らんだチームは、以下のように技術的自由度が高い:
・ シーズン中使用するエンジン数に制限なし(予算無制限チームはシーズンあたり8基)。
・ エンジンの回転数制限なし(予算無制限チームは18,000rpm)
・ シーズン中使用するギアボックス数に制限なし(予算無制限チームは4戦で1基)
・ フロントとリアの可動ウィング(予算無制限チームは可動フロント・ウィングのみ)
・ KERS出力が2倍(予算無制限チームは、2009年と同じ出力)
・ オフ・シーズン・テストの制限なし(予算無制限チームは15,000kmまで)
・ フルスケール風洞の使用制限なし(予算無制限チームは、60%縮尺モデルで秒速50メートルまで) これ、ここまで予算制限組が優遇されるんなら、予算オーバーを選択するチームは出なさそうだ。
だが、予算関係はいろいろ抜け道がありそうだなあ。
…にしても、今年からの溝付きタイヤ廃止に続き、ついに給油も禁止になるのか。
って、もともと昔はスリックタイヤだったし給油は禁止だったんだが…以前、ルールを色々適当に弄っておかしくしたモズレーが、今になってやっと間違いを認めたという事か。
あと、これまで散々「耐久性の問題で、破損した時に危険」と言われてずっと禁止されていた可動ウィングがついに認められるというのはちょっと興味深い。
# まあ、これまでもレギュレーションの隙を突いて可動ウィング装着してたチームは居たけど