けっきょく、ポールから飛び出したハミルトンが独走し、途中で出たSCでも新ルールのおかげか変な順位変動も無く、優勝を決めた。
そしてチャンピオン争いは、レッドブル勢はベッテルがピットレーン内スピード違反で4位に後退、ウェーバーは自滅リタイヤに対し、11位スタートのバトンは5位まで上がってフィニッシュ&バリチェロも6位に入り、ウェーバーはチャンピオンの可能性が消滅し、ベッテルも逆転がもはや困難なところまで来た。
あと、上位陣の混乱に乗じて、7番手スタートのグロックが驚きの2位表彰台!そして、去年の覇者(苦笑)アロンソが3位入賞。
そして中嶋…8位から1秒差の9位と、またもやポイントが取れなかったのだが…
予選結果は11番手だったのだが、他車の降格ペナルティのおかげで、埃がたっぷり乗った偶数グリッドの10番に回ってしまい、案の定すぐ後ろのバトンにスタートで抜かれてしまい、他の偶数グリッドドライバーと同様に順位を下げる事になるも、1回目のタイヤ交換後、上位の沈没もあってポイント圏内ギリギリまで上がってくるんだが、ウェーバーのクラッシュが起きた時、SCを警戒して早目にピットインさせてしまった事でクビサに先に行かれてしまい、結局そのクビサをこのコースでは抜ける訳も無く終了と…
…2回目のピットインを予定通りにやってれば入賞は有り得たのに、…ウェーバー、べつにコース上に破片を撒いた訳でもなく、レコードライン付近にクルマを止めてしまった訳でもないのに、安全策でピットインさせちゃったのは裏目だったなあ。
…にしてもシンガポールGP、去年の開催以前は主催者が「オーバーテイクがしやすいレイアウト」と豪語していたものだが、路面デコボコ&レコードラインの側にマンホール&コース上に大量の砂埃と落ち葉なおかげで、すっかり最強のミッキーマウスサーキットとして定着したな…ドライバーみんな、抜く事よりもレコードラインをはみ出して埃に乗っちゃわない事を気にして走るし、ロズベルグはピットレーン出口の砂埃に乗ったせいでコースアウトしてペナルティ喰らって表彰台逃すし…
で、チャンピオンシップ。
84 バトン
69 バリチェロ
チャンピオンの可能性があるのはほぼこの二人だけだが…あと3レースで、もしバトンが10ポイント取ったらバリチェロは26ポイント以上必要で、バトンが15ポイント取ったらバリチェロのチャンピオンは消滅…ということで、バトン相当有利な状況に。
…後半調子を落としたとはいえ、やはり前半の貯金が大きく物を言ってるねえ。