ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ見てきた。
内容は、これまでの続きだけど、一応これまでの人間関係をさらっと説明していたりして、ドラマ見てない人でも理解出来る話だった。
で、今回、原作に無い全くのオリジナルのゲームで、一体どんな話になるのか気になっていたが…これは相当良い話だった。
…良い話だったんだが、映画見てて、ツッコミどころが多かったのも気になる。
てことで、ネタバレも含むので注意だが、列挙してみる。
・投票所は1箇所しか無いんだから、時間内に投票所に入らなかった人に1億円ペナルティを課すルールを悪用して、誰かが投票所を占拠しちゃうって展開、絶対あると思ったのに、誰も思い付かなかったのか。
・木製のプレートに焼きが入れられるくらいにまで焼き印を加熱するのって、どれだけ時間が掛かるんだろう？しかも、コークス等の高温出せる物を使ってる訳じゃなく、暖炉の火で。1時間以内に11人全員が投票するのよく間に合うな？しかも、残り1分を切ってようやく投票所に行くようなシーンもあったし。
・カンザキ、あんな焼いたばっかりの焼き印をよく素手で持てるな…？投票所、焼き印を冷やすような装置も無いし。
・赤リンゴを偽装して作った銀リンゴが赤リンゴと判定された理由、アキヤマは「リンゴにICチップか何かが入ってるんだろう」と言ってたが…そうか？ もし機械で自動判定していたんなら、アナログな方法で付けられた焼き印を判別する事は不可能だし、かと言って人が見て判定していたんだったら、偽装リンゴは見た目通りに銀と判定されていただろうし…結局どうやって判定していたんだ？
・というか、アキヤマが赤リンゴを炙って偽装するシーン、あれ、リンゴをモロに暖炉にくべてるけど…あんな事したら確実にプレートも真っ黒コゲになるよな…？
・アキヤマ、金のリンゴを全部暖炉で処分したって…ゲームに必要なリンゴは各色軽く100を超えるから、相当数のリンゴがあらかじめ用意されていた筈だが…一体どんだけのリンゴ燃やしたんだ…？てか、金って燃えるの？
・ゲームで獲得した訳でもない13億を第三者から貰って優勝ってどうよ…？
・優勝賞金50億のプレイヤー間譲渡禁止ルール、プレイヤー以外の第三者に一旦マネーを渡してそれを第三者が別のプレイヤーに渡すのはOKって、そんなマネーロンダリングを認めるんじゃ、譲渡禁止ルールまるで意味なくね？
…今回の映画版、原作者はストーリー製作に関わっていないそうだが…原作版のライアーゲームにも多少のツッコミどころがある事もあるが、こんなに満載な事は流石に無いし…そういう事は無理だろうとは思うけど、映画版のストーリーを原作者が監修しててくれれば良かったのにとは思った。
……念の為に言っておくけど、今回の映画、話自体は良く出来ているとは思ったよ。