去年から言われていた事だが…この時期の現地の夕方はとにかくスコールが来易く、それなのにヨーロッパでの生放送の都合で昼間ではなく夕方開催なのが非難されている訳だが…案の定今回もまたレース中に降雨。
で、Q1、開始前から降り出した雨がすぐ弱まると考えたからなのか、それともいつものように
「まずは弱小チームが出ていって路面を掃除してくれた後で悠々と出るのが俺ら王者チーム」
と考えたのか、マクラーレン、フェラーリは序盤にコースに出なかった。
そしたらあっさり豪雨に。
慌てて出ても時遅く、バトンはコースアウトしてしまい、13番手のタイムでQ1は突破するもののレースはそこで終了、ハミルトン、アロンソ、マッサに至っては、序盤に出した下位チームのタイムすら上回れず、Q1脱落…
そうして、王者の貫禄を無駄に出して調子こいてたこの2チームが揃って後方に沈む事に。
それに伴い、ロータスのコバライネン、ヴァージンのグロックが初のQ2進出へ。
そしてQ2では雨脚が弱まり、各車順当にアタックして、Q3へ。
そしてQ3で事件が起きた!
開始直前にまた雨が振り出し、大振りになる前にアタックをしたいと思った各車はピット出口に一列に並んだのだが…
…クビサがその列を無視して先頭の車に横付けし、他のクルマを全部抜いて真っ先にコースに出てしまった!
当然のように「ルール違反でないのか?」という話になったが、その直後、予想以上の豪雨になり赤旗中断。
けっきょくクビサの企みは無駄になったものの、クビサに何らかのペナルティが出ると思われるも、お咎め無し!
これに腹を立てたのか、トロロッソは、予選再開時に、ピットレーン前にマシン2台を横に並べ、先行させない作戦に!これには喝采が上がった!
…けっきょくポールはウェーバーが取り、またもやレッドブルがポール!ベッテルも3番手と、今回も予選は好調!
……今回、レッドブルにとって、ライバルらしいライバルは2番手のロズベルグくらいしか居ないが…決勝も雨の予報だが…果たして今度こそトラブル無く走り切る事が出来るのだろうか…?