予選2番手だったウェーバーが、ギヤボックス交換で5グリッド降格、7番手スタートに。
そしてスタート…いきなり多重クラッシュが発生、しかしSCは出ずにそのままレース続行。…これで、痛みやすいオプションタイヤを最初に履き、SCと同時にプライムタイヤに履き替えるという作戦を考えていたマクラーレンは厳しい状況に。
ここで驚くジャンプアップを見せたのが小林!
18番手スタートだったのが、クラッシュしたマシンや、それを避けようとしたマシンが続々後退するのに対し、運良く目の前が空いてるラインを通る事が出来たおかげで、10位に上昇!一瞬でポイント圏内に!
…が、ここで目の前のマシンを更に抜こうとして無理をしてしまい、無謀なブレーキングが原因で自滅…またもや0周リタイヤ…
……小林、去年からずっとそうだが、ちょっと順位が上がるとすぐ調子に乗って無理な競り合いをやって、コースオフやクラッシュをしてしまうのって、相変わらずだな……一発が速いだけの、全く学ばないドライバーというイメージがすっかり定着してきた。マシンが壊れるって愚痴垂れるよりも自分の走りをどうにかしろよ………
で、上位陣、降格したウェーバーも順位を上げてきて、早々にタイヤ交換をして順位を落としたマクラーレン勢にピンチが訪れるが、いざ走ってみたら硬いプライムタイヤですら保ちが悪く、それ程長距離走れなかったおかげで、最初にオプションで出たマクラーレンの不利の幅は小さくなり、中盤でハミルトン、バトンのワンツー体制に!
更には、レッドブルの2台は、3位走行のアロンソにも追い付けず、4位ベッテル、5位ウェーバーで走行を続けると、けっきょくその順位のままフィニッシュ。
これでチャンピオンシップは、
109 ハミルトン
106 バトン
103 ウェーバー
94 アロンソ
90 ベッテル
…と、まだ1回の優勝でひっくり返る僅差ではあるが…ついにマクラーレンがチャンピオンシップで1-2独占!これは、こないだの同士討ちが致命傷になる可能性もちらほらと。