本当に「大人が見るべき」と思うなら子供に見せるな
いま何かと話題の、魔法少女まどか☆マギカだが…
…この作品、そもそも、これまでに数多くの魔女っ子アニメを見てよく訓練されたヲタが対象なのだ。
というのも、従来の魔女っ子アニメは、普通の女の子が突然魔女っ子になってもそれまでの生活が変わる事は無く、実社会でなに一つ犠牲にする物が無いのが通例なのに対し、まどか☆マギカの場合は、魔女っ子になった少女はそれまでの生活の全てを棄てなければならない宿命に落ち、従来の魔女っ子アニメは、絶対に助からないと言われた仲間を助けに行った場合は必ず助けられるのが定番の展開なのに対し、まどか☆マギカの場合は、助ける手段が無いと言われた仲間を助けに行き、その言葉通りに助けられなかった上に自分も助からないという展開になる。
どういう事かというと、まどか☆マギカは、従来の魔女っ子アニメのアンチテーゼなのである。その為、従来の魔女っ子アニメを見ていない人がこれだけを見て作品を理解できるものではないのだ。
というか、次々と出てくる残酷な描写にあてられるだけで終わってしまうだろう。
だから、子供が見るべきかどうかというか、従来の魔女っ子アニメをすごい勢いで見ている者であれば、子供であっても見てもいいと思うし、逆に、これまで魔女っ子アニメに触れずに過ごしてきた人は、例え大人であっても見るべきでは無いと思う。
どうしてもというのなら、最低限、セーラームーン、おジャ魔女どれみ、プリキュア、リリカルなのは各全シリーズを先に見る事を薦める。