決勝スタート、ベッテルがけっきょく何の危なげも無く最後までトップを守って優勝してしまった。金曜日まるで走れなかったのに。
ウェーバーも、路面コンディションが悪い偶数グリッドだったからかスタートで順位を落としたのに、けっきょく2位フィニッシュで、レッドブル1-2フィニッシュという結果に。
そしてその後ろでは、いつもならずるずる順位を落とすアロンソが、終盤まで2位を走り、最後はウェーバーに抜かれるものの3位表彰台に上った!
逆に、土曜日まであんなに好調だったメルセデスは、しょうもないミスでマシンを破損させたシューマッハはともかく、3番手スタートだったロズベルグも、これと言ったミスも無いようだったのに5位フィニッシュ。
そして、序盤にチームメイト同士で激しいバトルを展開していたマクラーレンは、ハミルトン4位バトン6位という結果に。
この結果、3勝目のベッテルは93ポイントとなり、前回優勝のハミルトンは59ポイントと、再び引き離した。
…しかし今回非常に印象的なのが、今年のピレリタイヤは、同じタイヤで長い事走り続けるのは非常にリスキーだと判明したからか、ほとんどのドライバーが4ストップを選択したという事。…予算から決勝まで、プライム3セットオプション3セットの6セットしか使えないのに、決勝レースで5セット使い果たすって…タイヤ1セットにダメージを負っただけで確実に致命傷になるな…
そして、予選で全くタイムを出せないままマシントラブルで最後尾グリッドになった小林が、新品タイヤ使い放題の利点を生かして、14台抜きの10位入賞を果たしたのは印象深かった。
…なんかもう、中団グループは、予選Q1とQ2をプライムタイヤ1セットだけで走って、15〜17番手辺りから新品オプションタイヤ使って追い上げるって作戦のほうがいいんじゃないかって気がしてきた。