とにかく接触事故が多いレースだった。
まずは9周目に後方でカーティケヤンとピックが接触、20周目には3位争いをしていたセナと小林が接触、28周目にはベルニュとコバライネンが接触、そしてセーフティーカーが出る事に。
SC解除になると、更に34周目マッサと小林(2回目)が接触、更にトップを走っていたベッテルがスロー走行…これは接触ではなくて単独のマシントラブルだった模様。
そして48周目にはペトロフとリチャルドの接触、56周目には2位争いのハミルトンとマルドナードが接触…という。
で、予想外の混戦を制したのが、予選11番手スタートのアロンソ!ついに今年初めて2勝目を挙げるドライバーが出現した!
2位には5番手スタートのライコネン、3位には12番手スタートのシューマッハ。これが復帰後初の表彰台に。
4位は19番手から怒濤の追い上げを見せたウェーバー、5位は8番手スタートのヒュルケンベルグ…という結果に。
そしてポイントランキングでは、ハミルトン、ベッテルがノーポイントだったこともあり、アロンソがランキング2位のウェーバーから20ポイントリードの首位に躍り出た。
これで、今年初めて頭一つ抜け出すドライバーが出てきた。
…が、今回のレースはライバルの自滅による物が大きいので、果たしてアロンソがこのままリードを守れるのかどうなのか。