喘息日記

喘息の程度をつかむには、喘息日記、ピークフロー値などの記録が必要です

最終更新日: 2004/08/08.

喘息日記とは記録する項目

喘息日記とは

「のどもとすぎれば、熱さを忘れる」といいますが、いやなことは早く忘れたいもの。記録をつけておかないと、この前、いつ具合が悪くなったのか、なかなか覚えていられるものではありません。そこで必要になるのが喘息日記です。

日記といっても、文章でつづるわけではありません。それでは、長続きしませんし、後で見るときにも、解りづらくなるからです。当てはまる症状や薬の使用状況などを記録するチェックリストのようなものです。1日分の記録が2、3分で終わりますから、日記を毎日つけるなんて、という方も大丈夫です。

今のところ公式な喘息日記がないため、各病院などで独自に作って使っている場合がほとんどです。呼び名も日記だけではなく、喘息日誌、喘息ノートなどばらばらですが、目的も内容もほぼ同じです。ノート形式ではなく、カレンダーに記号で記入する、喘息カレンダーもあります。かかりつけの病院においていないか、聞いてみてください。

記録する項目

専用の喘息日記がなくても、記録する内容がわかっていれば、スケジュール手帳やカレンダーなどで代用することができます。記録する必要がある項目は、日記の種類によっても違いますが、おおよそ次のような項目です。

チェックする項目

内容

喘息発作があったかどうか 小発作・中発作など、その程度も。
咳や痰などの喘息の症状の有無 喘息の症状とその強さ
発熱など、その他の症状の有無 かぜに伴う症状があったかどうか
長期管理薬を飲んだが、どうか 常に飲む薬を忘れないようチェック
発作用薬を使ったか、どうか 救急用の薬を使ったらチェック
救急外来を受診したかどうか 予定外の受診(強い発作)をチェック
ピークフロー値 測定していれば。
その他のメモ 発作の引き金になったことなど

上記の項目を朝、昼、夕、夜など一日をいくつかにわけてチェックします。当てはまる項目にマルをするだけ、という形式が便利ですね。

日記の記録は、必ず毎日しましょう。何日もたってから書こうとしても、あとから正確に思い出すのは難しいものです。



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