鼓煙陣図ネット対戦
第二戦 結果

第二戦 人烏戦 開始 2003年7月15日から
 寒風は幽谷を抜けて都に届く


第二戦全打手

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2003年12月30日 終了時の陣図

西
西

参加勝負師 (参加順)
花小路 犀唐 耶麻忍 鬼谷(勝者) 春忘 本田藁 九段坂上 木田

総評

 朔後の混乱を利用し、その後の力業で一気に勝負を決めた鬼谷の勝利となった。本田藁は終始戦況を支配したものの、最後鬼谷の力業に対抗できなかったのが敗因だろう。後半途中参加した木田は、場を混乱させたまでは良かったが、その後の攻防に失敗したのが痛かった。九段坂上も朔後に勢力を伸ばすものの、補給路を重要視しなかったのが命取りとなったしまった。今回勝利した鬼谷の最後の数手は力業としては強力であるものの隙の多い手であるので、今後は対抗策を打たれることは間違いないだろう。


2003年12月30日終了までの経過

 遂に鬼谷は本田藁へ攻め込む。その攻めはあまりに無謀で、真正面からの攻撃で初戦から大損害を被っているが、それを無視するかのような行軍は鬼気迫るものがある。それに対して本田藁は徹底して効率の良い防御を展開し、相手の勢いを消す作戦に出た。しかしそれでは鬼谷の攻城に対抗しきれず、遂に本城は陥落。これにより鬼谷の勝利が確定した。


2003年12月14日までの途中経過

 補給路を断たれた九段坂上は無謀にも沈黙中の鬼谷に兵を向けた。損害の大きさを考えれば最悪の手であるが、玉砕覚悟で全軍を進められては鬼谷の損害は少なく収まらないだろう。ここは軍の一部を切り離して攪乱し、残りの勢力で再び沈黙するのが定石だが、鬼谷は本拠地の城を捨て、全勢力を北部の平地に結集させた。遂に勝負を決めにかかったようだ。しかし一歩間違えば本田藁に首位を奪われかねない危険を秘めているため、予断を許さない状況であることは変わらない。


2003年11月30日までの途中経過

 注目されていた木田は無謀にも本田藁、犀唐の両者を相手に戦闘を開始。三つ巴の攻防が繰り広げられた。遊軍を巧みに使用したトリッキーな攻めを見せる木田ではあるが、本田藁の牙城はなかなか崩れず、犀唐との戦闘では二城を落とすものの、相当の被害が出ている。これにより木田の逆転はかなり難しい状況になったが、南西の間道が戦場となったため九段坂上の補給路が断たれる結果となり、九段坂上が事実上の首位争い脱落となった。


2003年11月16日までの途中経過

 途中参加の可能性は誰しも考慮していたと思われるが、参戦してきた木田の初手からの地割りには周囲を大いに驚かせた。にわかに揺れ始めた戦況だが、本田藁は落ち着いて返し戦力を強化。それに素早く反応した九段坂上が本田藁に追随する形となっている。しかし木田の次手は予想もつかないため、鬼谷が沈黙を破る可能性もある。木田の今後の行動に注目すべきであろう。


2003年11月2日までの途中経過

 優位に立った鬼谷は、この期を逃さんとばかりに更に軍を進め、中央部まで前線を到達させたところで沈黙に入った。これにより戦況は後半戦に入り、鬼谷が大崩れすることは無くなった。今後は鬼谷に対抗できるものが誰になるかが注目されるが、現段階からの途中参加でも可能性があるため、さらに場が荒れることも考えられる。現状では本田藁が頭一つ出ている。


2003年10月19日までの途中経過

 朔も終わり、地の揺れも収まった為、大きく状況が展開した。まず動いたのは鬼谷。本田藁の本陣に切り込み、深刻な損害を与えると、返す刀で北東部の半分を占拠。朔後の混乱に乗じて一気に優位に立った。その後はどの軍も効果的な行動がとれず、やや緩慢な展開になってしまった。今後鬼谷に対抗してくるのは誰なのかが注目される。


2003年10月5日までの途中経過

 朔の可能性が見えてからかなり長い間を置いたが、遂に朔に入った。さらに地の揺れも同時に起こり、各陣営の被害もかなりのものになると予想される。朔直前にはさすがにどの軍も防備を行っているが、何も準備をせずに朔を迎えた九段坂上は朔後に陣営立て直しする周囲をよそに、早くも全軍を率いて出陣したのが不気味である。


2003年9月21日までの途中経過

 遂に朔の前兆となる瑞獣が会稽山に飛来したため、数刻後の朔が決定的になった。それに備えてか大きな動きは少なく、ほとんどが補給や休息にあてている。しかしこの状況でも九段坂上は攻撃の準備を進めており、朔後や朔中であっても戦闘を開始せんばかりの勢いである。それに呼応してか、しばらく動きの無かった鬼谷が全軍を西部の森林部深くへ移動。少数の精鋭兵で各陣を挑発し始めた。これにより犀唐の補給路が混乱するなど各地に損害を与えている。朔前までは報復は無いだろうが、朔後には間違いなく大規模な戦闘が開始すると思われる。


2003年9月7日までの途中経過

 朔の可能性を孕みつつも、本格的に攻防戦に突入したようである。やはり中心となっているのは犀唐と本田藁で、北西部を掌握した犀唐と南部に陣取る本田藁が全体の約50%を占め、他の参加者に大差をつけている。しかしこれまで動きの少なかった花小路が目標を南西の盆地に絞ったようで、少数の精鋭兵のみ残し、全てを行軍につぎ込んだため、動きようによっては驚異になりうる存在となった。また、新規参入した九段坂上は無謀とも言える攻撃重視の布陣で、どの勢力も狙える中央部に登場したため、朔を待たずとも一波乱おきそうな状況である。


2003年8月24日までの途中経過

 各軍も準備段階をおおよそ終えたようで、徐々にではあるが小規模な衝突も起き始めている。現在状況を牽引しているのは犀唐と、新規参入の本田藁。犀唐は守備固めをしながら、各所に砦を作り広範囲に領地を増やしている。本田藁は順当に中立勢力を吸収。歩兵数では他の勢力の数倍となっており、本田藁の動き如何ではこの段階で他勢力の制圧も考えられる。守備面ではかなり不安要素のある鬼谷あたりは、なんらかの対応策が必要となるだろう。また、そろその朔の可能性が出てきているので、新たに参加の機会を伺っているものにとっては、この1、2週間は注目である。


2003年8月9日までの途中経過

 犀唐と花小路の戦闘は一時収束、一端全白になったため配置の立て直しが多く行われたようだ。花小路は騎馬兵中心の軍構成。犀唐は攻城兵器の生産に力を注ぎ始めた。鬼谷は引き続き食客を囲んで人材の確保を行っている。また新規参戦の本田藁は配置した場所が偶然にも中立勢力の本拠地であったため、開始早々に強力な援軍を得たことになり、さらには他の中立勢力吸収も視野に入れると、他の参加者にとっては驚異となるだろう。


2003年7月27日までの途中経過

 今回は人烏戦ということで、序盤では地形の把握ができない。また、守るに易く、攻めるに難いため、第一戦のように手数は勝敗には大きな影響を及ぼすことはない。そのため長期戦になることが予想される。
 序盤はどの位置に配置するかが大変重要になるが、現在までの参加者で特に有利な位置に配置できた者はおらず、条件は拮抗している。定石ではこのまま自軍の拡大を謀るのではあるが、前回の勝者犀唐は強気の攻めを花小路に対して行っている。しかし前回のような攻めでは人烏戦では攻めきれないため、犀唐、花小路の両者は序盤からつまずいた形になってしまったようだ。


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