メディアの中のニコリ
新聞・雑誌などで紹介された“ニコリ”です。新聞・雑誌などにニコリの紹介記事などが掲載されたのを見た方は教えていただければ幸いです。
朝日新聞 2000年9月10日朝刊 文化総合面
「現代史に強くなる? 日本最大? 長〜いクロスワード」というタイトルで2000年9月10日発売の20世紀クロスワードの紹介記事が掲載されています。
内容は
- 長さ5.4メートル、マスの数は4880。カギはヨコが1664、タテは1667ありおそらく日本最大のクロスワード。
- ヒントの3,4割は20世紀の事件人物関連。
- 戦前戦中の出来事は75歳のベテラン愛好家にチェックしてもらった。
というような内容がニコリ製作室長の清水真理さんの写真とともに載っていました。
新文化
1999年3月11日付け紙面より
「雑誌'99 編集現場を見る」というコーナーでけっこう大きく取り上げられています。
鍛治編集長の声を交えながら、「月刊化の意図」「ニコリの歴史」「ニコリストとの交流」
「ニコリの営業方針」について触れられています。
- 月刊化の意図は読者にもっと習慣としてニコリを楽しんでほしかったから。
- 現在の発行部数は二万五千部。返品率は20%以下。
- 本紙掲載のパズルの8割が読者の作品。
- 読者層は中高生以上の学生と若い主婦層が核となっている。
- 「組み」以外ではコンピュータは使わず手作業。
- 新聞・雑誌など50紙・誌にパズルを提供。収入の他にもニコリの宣伝、新規読者開拓につながるメリットがある。提供するパズルはすべて社内で作成。
- 広告収入には期待していない。
- 首都圏と関西地区で営業代行会社と契約し、販路の拡大を目指している。
1996年11月号
出版業界の専門紙です。「専門出版社の市場戦略 ウチの畑はコレ」という記事の中で、パズルの出版社として紹介されました。主な内容を箇条書きで紹介しますと、
- 幼なじみとで1980年5月、創刊準備号を作った。500部発行し、大阪のキディランドで100部を売る。
- その年の8月、創刊号刊行。「パズル通信ニコリ」と命名
- 2号の発行後、朝日新聞の椎名誠氏のコラムで紹介され、書店での認知度が高まる。
- 8号では8000部発行。
- 大手出版社がパズル雑誌分野に参入と聞いて、鍛治氏は会社員のままでは対抗できないと思い、82年11月に会社を退社。83年1月に株式会社ニコリを設立した。
- 86年にはペンパ本シリーズ創刊。いままでに累計150万部のベストセラーになる。
- 92年には「パズル・ザ・ジャイアント」創刊。初刷り2万部で増刷すると3万部はでる。
- ニコリ本誌は毎号4万部刊行。
- 直販による書店管理を行い、返品率に応じて配本数を見直している。
- 「パズルの面白さ」を売っている。スタッフのうち5人は元読者。
- 最後に鍛治社長が本を出すことの宣伝?(本屋さんに行くといって...)
いままでの経緯などは他でも紹介されていることですが、部数や返品率など具体的に書いてあるところが、いかにも業界紙の取材っぽいです。
業界紙ですが、大きな図書館なら現物を見ることができるかもしれません。詳しい内容に興味がある方は探してみてはいかがでしょうか。
E-mail: kuriyama@cc.rim.or.jp