MacWorld Expo Tokyo '97 Report

 去る2/22、幕張メッセで行われた、MacWorld Expo Tokyo '97に行ってきた。既に雑誌記事に詳細なレポートが掲載されているなど、はっきり言って時期はずれもいいところだが、せっかくQuickTake150で撮った写真もあるので、私が注目した製品群、ということでレポートしてみたいと思う。

会場


 マスコミの評価もなんのその。相も変わらず大盛況な会場。

Spaltacus


 Apple20周年記念マシンのSpartacus。予想される価格は100万以上と、とても手が出るレベルではないが、…欲しいなぁ。"持っている"こと自体がステータスになるMacは久しぶりだろう。

Power Macintosh 9600


 久々のExpo直前のAppleの新機種。でも不格好だなぁ。8100筐体のメンテナンス性の低さを反省した所は評価できるのだが。

PowerBook3400/1400

 久々に"買いたい"気にさせてくれる新PowerBook。でも持って歩く身としては、実際に買うにはもうちょっと軽くないと…(^_^;。


 パッと見はほとんど変わりなく見える3400と1400。しかし、実際比べてみると、一回り大きい液晶ディスプレイが目を惹く。触ってみるとさらにCPUパワーが桁違いなのも判る。

PowerBook1400の周辺機器


 やはり音楽関係の人達のニーズが高いのか、どう考えても携帯には適さなそうな本格的なスピーカシステムがあった。Macにはありがちな企画の木製カバー。どこかがやるだろうとは思っていたが、まさかAppleがやるとは。

その他(Appleブース)


 新Newtonの一つ、eMate200。日本での発売はないらしいが、Newtonの日本語処理能力を考えると妥当な判断なのかも。使ってみたい気はするのだが。


 NTTが売っているTV会議システム。QuickTimeカンファレンスを使っているので、TV会議システムを買うとPowerMac7500のフルシステムが付いてくるという…。

互換機


 本家モトローラのStarMax。Specと価格からはまだ購入に至るものはない。


 なにかと話題のアキアのMicorBook Powerシリーズ。液晶の視認性もなかなか良い。予め充分な量のメモリを搭載した構成も好感が持てる。直販のみなので値引きがほとんどないのがいまいちかな。


 日本の互換機市場では文字通り開拓者のPioneerのPPCP機。まだ参考出品だが、デザインの良さは随一。他と価格帯が同程度なら、一番買いたいマシンである。

 写真では良く判らないかもしれないが、筐体横のPioneerのでっかいロゴが微笑ましいつーかなんつーか…。

OpenDoc


 デモされていたOpenDocのコンテナアプリケーションとLive Object達。実はOpenDoc自体のメモリ管理がほとんどできていない(=良く落ちる)ということが判ったので、導入意欲がかなりしぼんでしまった。

BeOS


 さまざまなマシンでデモされていたBeOS。その上で動いていたアプリケーションの実行速度は流石だが、日本語化がまだなので強い導入の動機はない。

 GenesisMPではちゃんとCPU負荷のグラフが4本出ていて感心した。

その他(会場)


 PCI PowerMac用のPlayStation開発環境。ソースコードを一部見てきたが、C言語が使えれば十分使いこなせそうであった(ライブラリの勉強さえできれば)。


 WACOMの液晶ディスプレイ付きタブレット。実際には使わなかったが、まぁまぁ使いやすそうだった。リプレースの動機にはならないが。


 ミノルタの新しいデジカメ"Dimage V"。横に付いているレンズは取り外し可能で、柔軟な運用が可能だろう(しかし、本体とレンズをつなぐコードを付けてやらなければならない)。画質は悪くなかった。このQuickTake150の画質よりは良い程度。


 なにか、教室風なイベントをやっていた会場。これだけのVision 1710AVディスプレイが並んでいるのは壮観だと思ったので。


 クラリスがやっていたインターネットカフェの入口横の絵。去年から思っていたのだが、これっていがらしみきおに訴えられたりしないのだろうか。


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