土曜に訪問した新婚家庭の奥さんの方(こちらも旧知の友人である)が、「シェンムー」を喜んでやっているという話を聞く。
もともとあまりゲームをやらない人なので、私のようなスレてしまったゲーマーが文句を付けるような点は、気にならないのであろう。
そういう意味では、私がやっているような評論もどきなど、無意味なのだと思う。
今日ではないが、読了したのはいつだったかも忘れてしまったので今日書く。たぶん一ヶ月以内であるはずだ。
西澤保彦「夢幻巡礼」読了。
登場人物はことごとく嫌な奴だわ、事件の背景が説明されるだけでなにも解決せずに終わってる(つまり、仮説は披露されるが実証はされない)わで、なんだか消化不良な話であった。
主人公が、自分が如何におかしい人間なのかを理路整然と説明しつづける展開もちょっとどうにかならんかと思う。「お前、ずっと冷静じゃねーか」とか突っ込みたくなるのだ。
良く考えてみれば、このシリーズの大半に特徴のうちの後者が当てはまるような気がしないでもないが。
いや、仮説に対しての実証実験が行われるミステリってどれくらいあるんだ? 単に今の私がミステリを求めていないだけなのかもしれない。
続けて、年末年始に読み終わった本を一気に書いてしまうことにする。
千葉暁「聖刻群龍伝 昇竜の刻1」読了。
なんか、だんだん説教小説になってきたような気がして不安。政治の話に説教は付き物なのか? それとも政治の話を書こうと思うような人間はみな説教好きなのか?
小林めぐみ「終わりはやっぱり不条理」読了。
いつも思うのだが、広げた風呂敷きの収拾が、駆け足に思えてならないのはどうしてなのだろうか? やっぱ、それまで全然判らなかったことが、一気に説明されるからなんだろうなぁ。
小林めぐみ「サニーサイドアップガール 捨て犬にご用心」読了。
……普通のジュブナイルだねぇ。変な(SFやファンタジーに連なるような)ことは一つもない。もう「ねこのめ」のような変な話は書かないのかなぁ。
池見酉次郎「心療内科」読了。
ううむ。古い本なのだが、患者の状況の説明以外には古さを感じさせる点が少ない。
これは、私がこの分野に関してほとんどものを知らなかったか、この分野があまり発展していないことを示している気がするが、どちらなのだろうか。
体調を崩していたので、全部で5冊しかないや。こんな事じゃいかんのである。
本日はMac関連三題。
MacVJEとMacWORDの販売およびサポートが終了してしまった……。
俺にATOKを使えというのか〜!(EGBRIDGEはちょっと使ってみて合わないことが身に染みた) え? WXG?(もはやMacWORDはどうでも良いらしい)
こちらは単なる噂に過ぎないが、MacWorld EXPO SFで新ハード(内部コードPismoというPowerBookと、画面サイズを17inchにしたiMacの2つの噂があった)が発表されなかったのは、それらに対応したMacOS9.0.1が間に合わなかったからである、という話がある(ニュースソースはここ。たぶん時限だろう)。
なんでも、12月にはGolden Master(ほとんど製品に近いベータ版、だと思っておけば間違いはないだろう)が出荷されていなければならないところが、スケジュールが一ヶ月遅れているとか。
この噂が本当だとすると、これらの新ハードがEXPO SFの約一ヶ月後に行われる、MacWorld EXPO Tokyoで発表されるという筋書きも、現実味を帯びてくることになる。果たして、この噂は本当なのだろうか?
Appleが技術者向けに出しているTech infoという文書がある。
それに、先日発表された、iToolsのFAQが加わったのだが、そこには「このサービスは北米大陸の住人向けになっているが、誰でもサインアップは可能である」と書かれている。
これは、これまで報道されてきた話と食い違っている。これまでは、北米大陸の住所を入力しなければサインアップは不能であるという報道がされていたのだ。
果たして、どちらが正しいのだろうか? たぶんFAQが間違っているのだと思うが、暇があったら実験してみるとしよう。
昔、ちっとも普及せずに消えていったCD-Iという規格があるが、それのDVD版とでもいえるようなものがあるらしい。
NUONという名前なのだが、これがまた正体不明なのだ。
日本での発売が未定だからなのかもしれないが、これまでほとんど情報が入ってきていない。これはとりもなおさず、サードパーティー取り込みの派手な動きがなかったことを示しているわけで、そんなぽっと出のハードが普及するとはとても思えない。
まず規格があって、それをいろいろなメーカが作るという奴で上手く行ったのはPC/AT互換機くらいなもので、これは別に規格を大々的に普及させようという動きがあったわけではなくて、単に自分で作っていたハードの設計をオープンにしていたらいつのまにか他の連中が集まってきた、という形に近い。
そう考えると、この手の試みで上手く行ったものはない、ということになるが、果たしてなにか秘策でもあるのだろうか?
Web Pageで紹介されている画面を見る限りでは、Nintendo64のような感じの画面なのだが。
恩田陸「象と耳鳴り」読了。
初老の元判事、関根多佳雄を主人公にした連作短編集。作者のあとがきによると、デビュー作「六番目の小夜子」の主人公の父親らしい。……既に主人公なんか全然覚えていないぞ。読み返すべきか。
ほとんど全ての話は、主人公である関根が出会った事件に犯罪の可能性を嗅ぎ取るだけに終始する。現役の司法関係者ではないので、犯人を追いつめたり、物的証拠を固めたりということはしないのである。
確かに、話の骨格としてはこれもミステリと言えるのだろうが、なんら実証を伴わない仮説が提示されるだけ、というのはなんだか座りが悪い感じがする。
こういう読み方は単に意地が悪いだけなのかもしれないのだが。
ビルゲイツがMSのCEOを辞任し、自らは「最高技術責任者」なる地位に収まることにしたらしい。
なんでも、これからは自分の好きなことしかやらないらしい。するってーと、MSはますますBASICの普及を推進することになるのだろうか。例えば、BASICのJava Virtual Machineのごときものを作ってWindowsに標準装備するとか。
帰りに、南浦和駅前のLAOXに立ち寄ってみる。Saturnソフトが500円だったので、餓狼伝説とZERO DIVIDEを買う。……やるのか、これ?
大宮に帰ってきて、Sofmapに寄ったら、ポケモン金銀がへろっと置いてあるのを発見。銀を急ぎ保護する。
その後、ダイアルアップルータを眺めていたら、ナンバーディスプレイ対応、などと書いてあるのを発見。
むらむらと物欲が涌いてきて、気付いたら、さくらやで購入している自分に気付く。
まー、ちょっと早い誕生日プレゼントということで。
順番は前後するが、Arche地下の本屋で野尻抱介「SETI@homeファンブック」、森博嗣「月は幽咽のデバイス」、牧野修「王の眠る墓」などを発見したので、買う。
帰って来て、さっそくルータのセットアップ。マニュアルにはDHCPサーバ機能を使え、と書いてあるのでその通りにしたら、しっかりOS9のDHCP問題に引っかかって起動に無茶苦茶時間が掛かったので、IPアドレスを手入力で与える。
その他にもちょっとした勘違いもあったが、それ以上のトラブルもなく、ルータを介してアクセスできるようになる。
これで、寝床からPB1400でネットにアクセスできるようになったというわけだ。……なんかどんどん駄目になっていくような気もしないでもない。
床屋に行く。
一回しか行ったことがないのに、私を担当したわけでもない店員が私のことを克明に記憶していたのにはびっくり。
以前行った時は、まあ、それなりに印象的な風貌をしていたわけだが、その特徴も今となってはないのだ。
覚えられる人は、人の顔を難なく覚えるものだなぁ。
篠永哲、林晁史「虫の味」読了。
もっとカルトな本かと思っていたが、食べる対象の虫についての昆虫学的解説がメインで、最後の方に申し訳程度に調理法およびその料理の味の感想という体裁の記事が幾つかあるという体裁の本であった。
それなりに面白かったが、著者が二人いるので、重複している昆虫もいるのは興ざめである。
今回のポケモンは、最初に時間を入力させて、実時間でゲーム内世界の時間が経過する。
つまり、夜にしか出現しないポケモンがいるとして(実際にいるらしいが)、小学生などはその時間まで起きていて、ポケモンをプレイしなければならないことになる。
そこまでプレイヤーに要求するのはどうかと思うのだが、世間一般的には許容範囲なのだろうか?
先週いっぱい掛かって終わらなかった件が、今日でやっと片付く。
あぁ、もっと身を入れて仕事に掛からないといかんのだよなぁ。
ポケモン銀をやっているので寝不足。
前作以上に面白いのか、と言われると、前作と同じだ、と返すしかないのだが。
とりあえず、ポケモンの出現パターン以外に時間帯で縛られる要素はないように思える。
昼間にほとんどやってないので、出現パターンもどれくらい違うのかは判らないが。
ハドソンが、蓬莱メールゲームに続き、今度はコスモエンジニアリングと組んで行う、「竜創騎兵ドラグーン e-XPLORER」のβ版の募集が始まっている。
まあ、前回のゲームとどれくらい違うのか、興味がないわけではないので、とりあえずはワールドガイドの文章を落としてきて読んでみる。……げっそり。
頼むから、英語の単語とその世界独自の言語による名称を半々で混ぜないで欲しい。世界の成り立ちにもかなり疑問を感じる。地球と大きく異なる環境にあるのに、地球と同じ形態の文明ができ上がるとはとても思えない。そういうことを気にする時点で、単なるマニアなのだろうか。
今四半期中に出荷される予定であるBeOSのRelease5は、ただで配られるらしい。
なんでも、Beは経営方針をOSのディストリビューターから転換するらしく、その一環としての動きなんだそうだ。
私の家にあるMacではことごとく、BeOSは動かないので、関係ないと言ってしまえば、関係ないのだが。
あ、もしかするとVirtualPCでは動くかもしれない(BeOSはIntel版も動作環境がえらく厳しいので、きっと動かないと思うが)。
しかし、少なくともこの夏には、モダンOSであるところのMacOS Xがお目見えすることを考えると、Mac上でBeOSが主流になる可能性はかなり低くなってしまったと言えるだろう。逆に、MacOS Xが確固たる地位を築き上げるまでは、JobsはBeに対してMacのハードウェア仕様を公開することはない、とも言える。結局、私には縁のないOSなのだ、と思っておくことにしよう。
Appleの2000年度第一四半期(99年10月〜12月)の業績が発表された。
なんと、一株当たり1.03ドルというこれまでからは考えられないような高利益だそうな。
Jobsが帰ってくるまでは、明日潰れる、今日潰れる、と言われていた会社の業績とはとても思えない。
ニュースリリースを読んでもさっぱり要領を得ないのだが、x86互換の新しいCPUが発表になったようだ。
……良く思うのだが、個人レベルにおいて、過去のソフトウェア資産って、そんなに重要なのだろうか? 実質的に、よく使う機能がフォローされていて、データの移行が(それなりのレベルで)可能ならば、まったく新しい環境に移行しても何とでもなるのではないか。
そりゃ、企業レベルではいきなり新システムに全面的に移行しろ、なんてことはそうそう言えないことは理解している(でも、80年代はそういうこともしばしばあったような気がしないでもないし、2000年問題でそういう解決方法を使った企業もあると思う)。
なんでこんな事を言うかというと、PalmやWindowsCEなんかがそれなりに普及しているのを見るからである。あれらには、過去のソフト資産なんてものはなかったはずだ。実は、過去のソフト資産というのは、実質的には役に立たないが、なんとなく安心感を与えてくれる、気分のようなものなのではないだろうか。