飯野賢治率いるWARPがSuper WARPになったそうで、今度の資金源は伊藤穣一だそうな。予想通り(って、その予想を吹聴したことはないので、自分の心の中だけの満足だが)。さすがにSEGAの入交社長も一本で見放したか。
しかしまぁ、これまでの実績を見て、その上でよく金を出す気になるもんだ。どうやって騙して説得しているのか、一度聞いてみたい気がする。
最近テレビでやってるお笑い番組はどれも別段好きで良く見ているわけでもないのだが、最近のお笑い番組って、単なるいじめをやってるだけっていうコーナーがないか?
いじめが楽しいのは確かで、そうでなければこんなにそこら中でやっているわけがない(他人の人権を侵害するのは楽しいのだ。そうでないとしたら、口を酸っぱくして「人権侵害をしてはいけない」などと言わねばならない理由がない)。しかしながら、芸人がそれをやるだけの様子をただ流すのは、堕落ではないのか。お前ら、ちっとも頭使ってないだろ。
「血の12幻想」のうち、田中哲弥「遠き鼻血の果て」、恩田陸「茶色の小瓶」、津原泰水「ちまみれ家族」、田中啓文「血の汗流せ」、小林泰三「タルトはいかが?」だけ読了(読了順)。
田中哲弥の作品は、いつだったか日記に書かれていたネタで、実は田中哲弥のサイトを読んでいると彼の小説はあまり楽しくなくなってしまうのではないかという不安な気分を誘う。
恩田陸の作品は、よくまとまった小品(だと思う)。面白かった。うん。なんか奥歯に物の挟まったような言い方だ。
津原泰水のは刹那的作品。たぶんお笑いを目指しているのだろうけれども、あまり笑えなかった。
田中啓文のは駄洒落オンパレード。この人の短編で私が読んだことがあるのはこんなのばっかしである(別に追いかけて読んでいるわけではないので多くはない)。いや、前はこれほど酷くはなかったような気がする……。
小林泰三の作品は、普通。ありがちだが、それなりに面白かったと思う。どっかで読んだような話だと思ったら、最近クライマックスまで行った某ゲームと同じネタである(ありがちネタだけど)。偶然とは恐ろしいものだ。
他の作品は、気が向いた時に。
「血の12幻想」、残りを読了。昨晩、寝付けなかったので一気に読んでしまった。
山村正夫「吸血蝙蝠」。作品が古いせいかもしれないが、文体というか言葉づかいの端々が気に掛かる。読んでいて「その表現はないんじゃない?」と思ってしまうのだ。登場人物の反応もなんとなくおっさん臭いし。話自体はオーソドックス。
倉阪鬼一郎「爪」。状況が掴みにくい個所もあるような気がするが、雰囲気たっぷりの小品。カタストロフはないが、これはこれでOKだと思う。
菊地秀行「早船の死」。こういうテーマは「七胴落とし」という名作があるので、同じアイデアベースの短編ではかなうべくもないと思う。
柴田よしき「夕焼け小焼け」。私はこういう話は嫌い。論理的な理由や文章に対する文句があるわけではなくて、理由なしに単純に嫌い。以上。
鳴原あきら「お母さん」。この手の話が一番恐いと思ってしまう私はなにか変なのだろうか。構成とかはあんまり感心しないけど、これは好みの問題かもしれない。
竹河聖「死の恋」。舞台が特殊なだけで、至って普通の怪談だと思う。朴念仁の主人公じゃなくて、他の登場人物の心理に踏み込んだほうが良いのではないか。そんなことしたら枚数が増えすぎるか。
北原尚彦「凶刃」。文中にある注が、なんか変な感じ。古典の注釈文的効果を狙ったのだろうか。それ以外は普通。オチが意外性もへったくれもないのだが、それは無い物ねだりなのかもしれない。
全体的評価は、可もなく不可もなし。特別つまらないものもないが、飛びぬけて面白いものもなかった。恩田陸と倉阪鬼一郎のは良かったかな。実はアンソロジーって、私には向いていないのかもしれない。今回出た文句も、作品が短編であることがネックになっている感があるものが多いし。
スティーブン・ジェイ・グールド「ワンダフルライフ」読了。
バージェス頁岩の化石生物に関して、古生物学の常識がひっくり返されたことも含む周辺状況を描いた本(だと思う)。
グールドの本はこれで2冊目なのだが(前に読んだのは「パンダの親指」)、書かれているテーマは面白そうだと思えるのに、読むのになんでこんなに苦労するのだろうか。
単に私と相性が良くないだけの話なのだろうか。
それでも「霊長類は視覚を発達させた生物なので、説明に図を使われると、少々おかしくても納得してしまう」という話は目から鱗……ほどではないにしても、ここ最近、心に引っかかっていたものがすとんと落ちる感じを味合わせてくれた。これだけでも良しとしよう。
GW中は自分の行動があまりにあまりだったので、何も書きたくないから飛ばす。
昼頃から雷が鳴っている。
天気予報では北関東は天候が崩れる、とのことだったが、予報から受ける印象より大分早く悪くなり始めた、という感じを受ける。
外に出なければならないわけではないから、どうでもいいといってしまえばそれまでだが。
まー、(主に私の心の中で)色々あったのだが、一応すごい遅れを伴って、第一目標はようやくクリア。これから加速するといいなぁ。……そんなことを言っているうちは駄目だろう。
いや、今日も懲りずに4時間くらいしか寝ていないのが問題なのだろうが。(だって眠れないんだもの)
会社に日付が変わるまでいるからといって、家に帰ってきてから眠くならない理由にはならないと思う。やはり長期間の休日の影響で昼夜が逆転しているのか。
しかし、頭が上手く働いていないことがまる分かりの下手糞な文章だな、これは。
精神的に追いつめられている時は、逃避の対象として一時的に野次馬に走ったりもするのだけど、最後にはそういうものに反応する感性も擦り減るようで、元々社会面的事件には関心が薄いのも手伝って、バスジャック事件(と、一連の"17才"犯罪シリーズ)なんぞにはほとんど興味を持っていなかった。
しかし、毎度毎度思うのだけど、各マスコミは、犯人の人権は考慮に入れるのに被害者の人権を考慮に入れないってのは一体全体どういう了見なんだろうね。
社会面的記事ってものは、野次馬根性以上でもなければ以下でもない、というのが私の持論なのだが、それに照らせば関係者の人権なんぞは糞食らえで、微に入り細に渡る情報の全てを知りたい(報道したい)というのが本音であると思うのだが。
たまたま、バスジャック事件が起こった時には、私はTVがそばにあり、なおかつチャンネル権(って、ほとんど死語だな)がない状態にあったのだが、状況が変化しているわけでもない現場のヘリコプターからの映像を食い入るように見てしまう心理というのはどういうものなのだろうか。
それが何の絵であるかという付加情報と、それが生中継であること、の二点が、糞つまらない「延々と流れ続ける駐車場に停まっているバスを空から映した映像」に価値を与えているのだろう。
とすると、「次の瞬間には、なにか不測の事態が起きるのではないか」という、不確実な未来への期待感がその根本にあるということか。
何かが起きることはほぼ保証されているが、何時、具体的に何が起きるかは判らない状態、という状況が、それなりに価値の高いエンタテイメントとして受け取られるということだろう。
この期に及んで鼻水が出るのは、なにか杉花粉以外のアレルギーによるものなのだろうか。
うたた寝をすると、目覚めた時に微熱を出していることが多い。というかほとんどそうだ。
これって一般的じゃないと思うのだが、何が原因なのだろうか。うたた寝をしてしまうような時は、疲れているので風邪を引きかけているということなのだろうか。