00年10月下旬の世迷い言
2000/10/21
今日は、新宿の高島屋でMac OS X Public βが販売される。
暇人な私は当然買いに行くわけなのだが、用事がそれだけでは新宿までの電車賃は勿体無いと思ってしまうのが貧乏人の悲しい性。
と、言うわけで、友人を誘ってついでに映画「X-MEN」を観ることにした。
とりあえず、友人たちは群馬から車で出てくるので、大宮で待ち合わせをして、JRで新宿に向かう。
新南口から出て、高島屋に向かうと、行列に並ぶ人々が建物の端から見えた。
「おぉ、並んどる、並んどる」
などと余裕をかましていたのは、列の途中しか見えていない時点での話。
その列を後ろへたどり、歩いて歩いて歩いて……。
列の最後尾にたどり着いたとき、最初に見えていた列に並ぶ人々は、ちょうど折り返し地点にいる人々であったことが判明した。つまり、新宿高島屋の正面入り口から建物の端までの列を二つ折りにしただけの人が並んでいたのだ。
気が遠くなりそうなのをこらえて並ぶ。友人たちにはどこかで適当に時間をつぶしているように頼む。
文庫本を読んで時間をつぶすが、列は一向に進まない。
先頭近くになってその理由が判明した。なんと、Appleは購入者全員に住所氏名を書かせていたのだ。これじゃ列が進まないのも道理だ。
報道によると、最初は住所氏名をiMacで入力させていて、紙に書くよりもずっと処理速度が遅かったらしい。
しかし、Appleはパリでも同じようなことをやったのだろうか？ そんなことを展示会の会場でやったら、えらいことになりそうな気もするのだが。
それはともかく、1時間ほど並んでOS Xを入手し、歌舞伎町の映画館へ。時間的にはちょうど良く、こちらの待ち時間は10分程度。
「X-MEN」はなかなか良くできていて、ストーリー的にも映像的にも満足。別に原作の知識がなくてもちゃんと楽しめるように作ってあるのには感心した。もちろん、原作を知っているとより楽しめるようになっていたが。
映画のあとは、南口方面の食べ放題のしゃぶしゃぶ屋にて夕食。すこぶる美味。場所を考えると値段もリーズナブル。
その後、大宮に戻り、ボウリング。
3ゲームやったのだが、どういうわけだか尻上がりに調子を上げ、最終ゲームでは153を出す。
家に戻って、ガンパレ、タツノコファイトなどを見たあとに解散。
楽しい一日であった。……OS Xは？
2000/10/22
昨日の疲れもものともせず、午前中はずっと寝ている。
午後から起き出して、OS Xのインストール。
ちょっと動作が重い気がするが、事前に動かないことがわかっているもの以外は普通に動く。
各方面で紛糾しているFinderのカラム表示は、まだ今ひとつ使い込んでいないのでなんともいえないところもあるが、OS 9までのFinderの方が使い易いような気はする。
2000/10/23
MacPowerを読んだら、メルコの無線LANカードでAirMacベースステーションに接続できると書いてあったので、Etherカードから伸びるケーブルの鬱陶しさに嫌気がさしていた私は早速買いに行った。そんな金はどこにあるのか、などということは疑問に思ってはいけない。
さくらやにはベースステーションにあたるAIRSTATIONはあるものの、カードは置いていない。それは予想通りだったので、Sofmapに向かい、首尾よく手に入れる。
早速家に帰るが、このカードのドライバというものが、添付されたドキュメント（書面ではなくてファイル）をきちんと読まないと理解できないような複雑怪奇なもので、まともに動くようになるまでにえらい苦労をする。なんでこんなことになってるんだか。
それはともかく、どうやら上手く接続できたように見え、ダイアルアップルータへのpingも通るようになったのに、なぜか外のネットワークが見えない。
既につながっているはずのPowerBookからつなごうとしても外が見えない。
Modem経由でRIMのサポートページを見ると、IP接続サービスにのみ障害が発生しているらしい。
というわけで、無線LAN導入一日目はほとんど宝の持ち腐れ状態になってしまったのであった。
2000/10/24
発熱。
鼻水、泉の如し。
下痢、滝の如し。
というわけで、一日寝ている。
2000/10/25
昨日から引き続き、調子が悪い。
背中が痛くて仕方がない。
2000/10/26
引き続き、発熱。
鼻水および頭痛。特に頭痛が辛い。
今日も一日寝ている。
2000/10/27
調子は相変わらず良くないのだが、少しはマシになってきたので、ネット各地で評判の「高機動幻想ガンパレードマーチ」を始めてみる。
この間、「見た」と書いたのは、文字通り他人がやっているのを後ろから見ていたわけで、しかもその時パッケージを初めて開けたので、これが正真正銘の初プレイである。
オープニングデモのできの悪さは最初に見たときに実感していたのでさくさく飛ばし、メッセージが何となく電波系に感じるところや、意味が取りにくく、校正したくてたまらなくなるメッセージなどもなるべく気にしないようにして、進める。
取り敢えず、一週間分ほど進めてみたが、確かに面白い。変なところもたくさんあるが、これははまる人ははまる。「俺の屍を越えてゆけ」と同じ匂いを感じる。
しばらくは、集中力が続くかぎりやってみようと思う。
「Dungeons & Dragons」の予告編ムービーをダウンロードしてくる。これは「Load of the Rings」とは違って工夫を凝らせばファイルに落とせる形式なので、何度も見ることができる。
くーっ、かっちょえー（ビホールダー以外）。
2000/10/28
今日は渋谷Egg-manでZabadakのLiveなのだが、朝から背中が痛くて仕方がない。
昼過ぎまで寝ていて、鎮痛解熱剤の助けを借り、ようやく背中の痛みが去る。というわけで渋谷へ。
ちょっと早めに出て、MARKとYellow Submarineに寄り、探すのを頼まれていた「Save Dr. Lucky」を探すが、見つからず。
新規のボードゲームの入荷はどうもどちらもほとんどないらしい。
さて、本番のZabadak Liveであるが、ドラムセットのない構成で、非常に良かった。途中、Karakの曲があったのも良かった。
相変わらず吉良さんは歌詞を間違えていたが。
恩田陸「上と外 2 緑の底」（幻冬舎文庫）読了。
一巻を読んだときに「おや？」と思ったのだが、この本の最後まで来て「なるほど、そう来たか」と思う。
なんにせよ、続きが楽しみである。
2000/10/29
今日も今日とて起床は12:00過ぎ。
相も変わらず背中が痛い。鼻水も出る。
一日の大半を眠って過ごしているような気がするが、一向に症状が改善されないのは、本当に結核だからなのだろうか。
本当にそれが判明してしまうと、行動に非常に大きな制約がかかるような気がするので、うかつに医者にいけない。
それはともかく、今日もZabadakのLiveであるので、渋谷へと出かける。
その前に、ちょっと遠回りして、神保町へ。
奥野カルタと書泉ブックマートに行き、ゲームを探す。
お目当ては見つからなかったが、初心者向けということで「BLUFF」を買ってみる。
渋谷のEgg-manに行ってZabadak Live。やまいし氏は日曜だというのに遅刻してくる。後で、自分のところの掲示板に時間ぎりぎりの書き込みを見つけて呆れる。
構成は、昨日居たベースの内田Ken太郎氏が抜けて、代わりにバイオリンの斉藤ネコ氏が入っている。
その所為かどうかは知らないが、昨日より若干上品なアレンジになっていたと思う。吉良さんは今日も今日とて歌詞間違えまくり。とにかく満足。
恩田陸「puzzle」（祥伝社文庫）読了。
途中までの雰囲気とか、そういうものはなかなか良かったと思うのだが、最後の落ちはちょっとなぁ。単なる確認作業だもんなぁ。
2000/10/30
体調は相変わらず。鼻水が出て、背中が痛い。熱はそれほどでもないようだが。
というわけで、いつものように半日寝ている。
残りの半日で「ガンパレード・マーチ」
当初は戦闘シミュレーションシーンこそがこのゲームの神髄だと思っていたのだが、システムがその全貌を明らかにするにつれて、学園シーンも楽しくなってくる。いやぁ、これ、楽しいわ。発言力を稼ぐために演習を心待ちにしている自分がいたりして。
2000/10/31
人間は、強制的に無意味な労働を繰り返させられると、精神が参ってしまうと聞く。
では、本質が抜け落ちた無意味な教育を施された人間はどうなってしまうのだろう。
大事なのはやることではなくて、何故それが必要なのかを子供ではなく大人に納得させることではないのか？ これをただ鵜呑みにして色々されたって、説得力が全然ない。効果が上がるとはとても思えない。
今日は少し体調がいい。
天気予報では明日から雨だというので、洗濯をする。とはいえ、外出をあまりしないので量はそれほどでもない。
その後、家賃を振り込みに銀行へ。……本当に今の貯金で三ヶ月やっていけるのかと不安になる。
なんて事を言ってる割には色々本を買う。
帰ってきて、ガンパレ。
実戦前だというのに、人間関係が最上位まで進んでしまってなんか拍子抜け。
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