00年10月中旬の世迷い言


2000/10/11

 予約を入れた日なので、精神科へ行く。
 結局、プロジェクトから外れたことで暇になったので、三ヶ月ほど休職することにする。
 まずはこの状態が直らないことにはまともに仕事ができないので、仕方のないところではある。

 NTT DocomoにPHSの解約に行く。
 地図を見る限りでは、駅からそう遠くはなさそうだったので、バイクではなく徒歩で行くことにした。
 ところが、歩けども歩けどもたどり着けない。ランドマークは確認しているので、道を間違えているとも思えない。
 そして、歩き疲れた頃にようやくDocomoの支店にたどり着いた。ほとんど嫌がらせかとも思えるくらい駅から遠い。車で来いとでも言うのだろうか。その割には駐車場はない。
 支店に着いてからはそれほど待つこともなく、手続きが終わる。一応、端末は持ちつづけることにした。6000円くらいはしたものだ。捨ててしまうのはもったいない。
 もう一度、ここに来ないと改めてこの端末は使えないということを考えると、使うかどうかは疑わしいが。

 時雨沢恵一「キノの旅II」(電撃文庫)読了。
 なんと言うか、前作よりも寓話めいた雰囲気の話が増えたような気がする。
 「めいた」とわざわざ付けるからには、寓話にまではなっていないという印象。
 相変わらず、挿絵と本文の描写の差が気になる。


2000/10/12

 目が覚めたら11:00を回っている。
 身体の調子がおかしい。精神の方は良く判らん。
 慌てて会社に行って、仕事。遅れた分だけ残業してふらふらになって帰る(集中力が必要な仕事なのだ)。


2000/10/13

 今日も今日とて、夜眠れない。朝起きられない。
 睡眠時間がずれているだけのような気がする。鼻水が出て、咳も出るので、風邪かもしれないし、医者に行ったら何ともないと言われるかもしれない。
 もう、自分の身体のことが全然信用できない。

 というわけで、昨日と同様の作業を同様にこなす。それだけの一日。


2000/10/14

 Appleの株を買う。
 いや、本当は今日買うわけではなく、買うための手続きを証券会社にしに行っただけだが。
 ほとんど道楽のようなものである。四半期に一度の配当が、銀行の利率よりもずっと良いであろうことを期待していることもある。それだったらもっと金額を上げるべきだが。
 とりあえず、投機的に値段が上下することはそれほど期待していない。現在のAppleの株価は不当に評価されている、と感じているからこその投資だが。

 VAIO SRをほとんど衝動買いする。
 本当にそんな余裕があるのか? と自分に問うてはいけない。いや、本当は問わねばいけないのだ。しかし、もう後の祭りだ。
 Windows2000は、ちょっと使ってみただけで、MacOSの良さを実感できるのが笑えるところではある。
 もうそろそろ日本語版の配布が始まるであろう、MacOS Xとの印象の差はどうだろうか。


2000/10/15

 溜まっていたビデオを観たり、雑誌を拾い読みしたりして過ごす、普通の休日。


2000/10/16

 目が覚めたら11:00を回っている。
 最近、また夜に眠れなくなっている。
 以前は、目は覚めるが起き上がる気力がなかったという症状だったので、少し違う。単に眠る時間帯がずれているだけのような気もする。
 慌てて会社に行き、仕事。

 証券会社の担当者から、株を買えたとの連絡。先週末よりだいぶ高くなっている。あと一週間早く行動すべきだったか。


2000/10/17

 今日はまともな時間に目が覚める。
 準備をして、会社へ。
 社内では風邪が流行っている。いつもより幾分静かな職場で一日仕事。

 社長が休んでいるので休職の相談ができない。今日の分で割り当ての作業は終わったのだが、明日も来るしかないか。


2000/10/18

 衝動買いしたVAIOであるが、早速SETI@homeを入れる。
 とりあえず、演算性能はPowerBookとほぼ同等に思える。こいつのCPUはMobile Pentium III 600Mhzの筈なので、まぁ、妥当な線か。
 それはともかくとして、Pentiumは熱くなると話には聞いていたが、これほどとは思わなかった。電源を入れて3分もすると触ると火傷するかと思えるほど熱くなる。
 マニュアルに「長時間触れていると低温火傷する可能性がある」などと書かれているが、低温火傷どころの話ではなく、普通に火傷するのではなかろうか。
 PowerBookも、いいかげん熱くなると思っていたのだが、はなはだ認識が甘かったことを思い知らされた。
 筐体横に付いている冷却ファンからも、終始熱い風が吹き出ている。PowerBookでは真夏の暑いさなかで、一日中SETI@homeを動かしつづけたとき以外には冷却ファンは回ったことがない。
 Pentium系CPUとPowerPCの関係は、まさに悪貨と良貨と言えよう。普及しているほうを使っている人は別にそういう選択をしただけの話であろうが。

 それはともかく、今日から休職である。
 別に休日を遊びまわって満喫しよう、などということは全くなく、自分の将来への見通しの不安にさいなまれながら、風邪様の症状(鼻水、微熱)に悩まされつつ、一日寝ている。
 これだけでも直れば別に休む必要などないのだが。これは本当に心理的な理由で出ている症状なのだろうか。

 ところで、米国市場の株がまた下がったそうで、物事のタイミングが悪いものである。
 まぁ、こういうことは気にしても仕方がない。今日明日にただの紙切れになってしまうというようなことはないはずであるから、気にしないでおこう。(などと書いている時点で気にしている証左であるのだが)


2000/10/19

 今日も今日とて、だるい身体を持て余し、無気力に一日寝転がって過ごす。
 早いところ、この風邪様症状が収まってくれないだろうか。

 しかし、このところのApple株の下がりっぷりはもう笑うしかない。
 一週間にも満たないうちに、一月の生活費にも匹敵する金額が消えてなくなってしまうのだから、株というものは恐ろしいものである。
 冷静に(?)状況を分析してみれば、下げ基調だった株がちょっと反発したちょうどそのタイミングで買ってしまったのだから、阿呆としか言い様がない。
 とりあえず、最低でも一年は持っているつもりで買ったものなので、すぐさまどうこうということもないのだが、今買えば450じゃなくて500買えたんだよなぁ、などと取らぬ狸というか振り返っても仕方のない過去を振り返るとか、そういう後ろ向きな考えが支配的にならないこともない。

 小林めぐみ「暁の女神ヤクシー 1 鳥の呼ぶ声」(角川スニーカー文庫)読了。
 富士見ファンタジア文庫の「ねこのめ」三部作と同一の世界観の物語である、というだけで、デビュー当時からのファンとしては否が応でも期待してしまう。
 物語中に登場した不可思議な現象が、いかなる「科法」の結果なのか、その種明かしがされることにわくわくする。
 とりあえず、三巻続けて出るようなので、総合的な評価は全てを読み終えてからにしたいと思う。


2000/10/20

 昨日の予報では昼から雨ということだったが、目が覚めたら既に雨が降っていた。
 とはいえ、目覚めたのは10:00を回ったころであったが。

 今日も今日とて、だらだらと寝転がって、何をするでもなく一日を過ごす。
 心身を休めるための休みなのだから、こうして何もせずに休んでいていいはずなのだが、何となく罪悪感を感じるのは何故だろう。


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