医者に行く。
別段状況は変わらないので、薬をもらってくるだけ。
原稿はまだ出来ない。
時間軸は前後するが(こんなことを気にするのは実際の体験を私と共にした人間だけだろうが)、夕食は調布の友人お勧めの焼鳥屋。確かに美味かった。金を払って納得以上の経験をするのはなかなか得難いことだ。
その後、先週も寄った気がする(たぶん気のせいではないと思われる)、TWINS CAFEという喫茶店兼バーで(カフェバーという固有名詞が相応しい気がしないでもないが、その名前で呼ぶのは失礼に当たるような気もする)ケーキなどを食べる。一応クリスマスパーティーの代わりである。
昼食後、帰宅。
力尽きて寝る。
起きてサイゼリアで夕食を食べる。
こんな日だというのに結構混んでいて、意外とみんな吝嗇家なのだなぁ、と思う。
日本SF作家クラブ編「2001」(早川書房)読了。
最初の新井素子の作品が読みにくいと以前書いたが、次の荒巻義雄のはもっと辛かった。
他の作品は面白く、別段障害なく読み進むことが出来た。
気に入ったのは野阿梓「ドリームアウト」と谷甲州「彷徨える星」、藤崎慎吾「猫の天使」
昼食後、と学会の本が出ているという話を聞いたので、それを探すために市街へ。
目的の本は見つからなかったが、家賃を振り込んだりと雑用色々。
森博嗣「工学部・水柿助教授の日常」(幻冬社)読了。
これまでの作品に比べると、文章がWebサイト上で公開されている日記に非常に近い。つまりライブ感覚とでもいうものを感じてしまうのだが、これは作者の叙述トリックに見事に引っ掛かった結果なのだろうか。
元々私はこういう回りくどい文章はとても好きなので、すぐに影響を受ける。しばらくは影響が抜けないかもしれない。
栗本薫を見限るきっかけを作ってくれたページ
私自身はこのサイトの運営者の方が行っている抗議活動には心理的にニュートラルなのだが(正直に言えば無関心)、栗本薫から返ってきたメールの内容を読むにつけ、グインサーガの内容がこれ以上悪くなることがあっても良くなることはないと確信し、すっぱりと縁を切る決心をしたのである(おせーよ、という突っ込みが方々から聞こえてきそうだが)。
そういう意味では感情に流されるまま、自分に絶対不利になる情報でさえも吐き出してしまう栗本薫先生の性格には感謝すべきなのだろう。
服装で人間を判断することはまるで間違った方法であるかのごとき風潮が流布されているが、それはおかしいのではないか。
その服装で外に出ることを決定したのはその服を着ている人間本人であることはほぼ間違いなく、そうであるからにはその服装は着ている人間の内面の発露であるわけだ。
つまり、服装を見れば、その人間の内面の一部を見ることが出来るわけで、ある程度までは、その人間がしている服装でその人間の評価を行うのは、はなはだ妥当な手段である。
「見かけで判断すんじゃねー」などとほざいている阿呆は、服装によって自分の内面を表現することを放棄しているか、服装によって判断できる内面をそのまま当てはめてしまっても構わないような人間に違いない。
医者に行き、レントゲンを撮られる。肺気胸の疑いありとのこと。結果はしばらくかかるらしいので後で電話すべしといわれる。
家に帰ってちょっと横になったら眠ってしまい、起きたら12:00を回っている。医者は昼休みだ。なぜか胸の痛みもなくなっている。単なる疲れ?
街中に出て、大量の千円札を確保すべく銀行へ。
次いで「と学会年鑑2001」を入手すべく、本屋を片っ端から回る。
最後に行った一件で棚にひっそりと置かれているのを発見。ついでにSFマガジンとModel Graphixも買う。
医者に電話する。
なんともありませんでしたと言われる。
多分そうだろうと思っていても、何となく釈然としない気分。この気分が痛みを起こしているのだろうか。
家に帰って早速「と学会年鑑2001」読了。
一番受けたのは、イギリス製二次大戦ドキュメンタリー番組の日本軍快進撃の項。
しばらく笑いの発作が治まらず。
それはともかくとして、29日のサークル参加のために、恒例の調布の友人宅へのお泊り。
なんか酒も飲んだような気がする。
アルコール率の高い週になった。
帰りは新宿歌舞伎町の居酒屋に寄って打ち上げ。
料理はまずますだったのだが、大ダメージ物件がひとつ。
明日に響くとまずいので、酒はほどほどにしてソフトドリンクにしようと頼んだ「生ストロベリージュース」500円。
読者諸賢は、この品書きを見て、どのようなものが来たとご想像だろうか。
私は、ローカルな話題ながら、JR秋葉原、上野、東京などで売っている生ジュースのようなものが来ると期待していた。
で、来たものはなんとなくピンクに色づいた白い液体の上に生クリームが乗ったもの。見た目はちょっと期待を裏切るものの、たいした破壊力はない。
問題なのは液体の正体である。一口飲むまでは、私は薄めながらも生ジュース(果実をジューサーにかけて液状にしたもの)であると信じて疑わなかった。
んが、一口飲んでみて「あれっ?」と思う。二口飲んでみて脱力する。
その液体は、どう考えても「いちご牛乳」以外の何物でもなかったのである。
どこの世界に、「生ストロベリージュース」を頼んで、「生クリームが乗ったいちご牛乳」が出てくると想像しうる人間がいるだろうか(反語表現)。
というわけで、私はそれ以上の食事行動が取れないほどのダメージを負ってしまったのである。
悪いときには悪いことが重なるもので、新宿より埼京線に乗って大宮まで帰還する途中、大宮宮原間で人身事故が起きたとかで、電車が止まる。
結局40分ほどの遅れで済んだとはいえ、心理的ダメージはそれなりにある。
今回のコミケ1日目は、終わってからの方が疲れるという妙なものになった。
疲れた頭で2日目のサークルをチェックして就寝は0:00過ぎ。なんだかなー。
JRで有楽町駅まで、そこから都営、臨海副都心線と乗り継いでビッグサイトへ。着いたのは9:30頃。
一般行列のある駐車場まで誘導されるが、既に広大な駐車場の半分が人で埋まっている。いつもより参加者が多いような気がする。
しかし、寒い。無茶苦茶寒い。曇っている上に風が強い。座らせられるので、地面の冷たさもこれに加わる。こんなところで徹夜なんぞしたら、確実に凍死しそうである。震えつつ「20世紀SF 1」を読んで待つ。
入場できたのは11:10頃。まずは荷物を置きに、高岡和巳氏のブースにお邪魔する。
そこにいた山石氏に、「唇の色が紫色である」と指摘される。
そんな調子なので、少し休憩してから東456を回る。人が多い。いつもより気合を入れてチェックしていないので、12:00少し過ぎには回り終える。チェックしたところでも、行列が多いとパスしたりするので、いつもよりペースは速い。
続いて東123も回る。こちらもつつがなく回り終える。1:00少し過ぎ。
高岡氏と山石氏は14:00には撤収するとのことなので、急いで西へ。行って帰ってきて14:00少し前。西は昨日よりは平和に見える。これはいつものことなのだが。
14:00を少し回って、高岡氏は他の人に店番を任せて撤収。それについていく。
昨日より時間が早いからそれほど混んでいないかと思ったらさにあらず。列車の中は昨日よりよほど混んでいた。
有楽町まで戻って、マリオン前のニュートーキョーで打ち上げ。解散は良く覚えていないが多分19:00頃。
何事もなくまっすぐ帰って、シャワーを浴びてすぐ寝る。