01年2月上旬の世迷い言


2001/01/31

 心身ともに調子悪し。
 なんだかんだで無理をしているのか。
 もう駄目なのか。


2001/02/02

 この日はとてもヤバかったのですが、今も別の方面で少々ヤバ目なので、後日記載ってことで一つ。

 今日は久しぶりにすぐ側まで死が近づいてきたのである。
 どういうことかといえば、鬱がひどくなり「いっそ死んでしまったほうが良い」という気分に久々になったということである。
 まぁ、経験したことのない人には大袈裟に聞こえるかもしれないが、例えば、なにかが欲しくてたまらない時にそれを我慢できるか、というレベルで自殺するかどうかが決まるところだった、と書けば多少はイメージしやすいだろうか。まぁ判らなければ判らないでも構わないのだが。

 事の始まりはたぶん昨日。
 私が休職している間、私の机は他のことに使われていた。
 まぁそりゃそうだ。少ないリソースの有功活用である。
 が、私が復職してからもその他のことに私の机は使われ続けた。たまに自分の机から追い出される訳で、不快ではあるが仕方のないことではあると理性では判っている。
 今日は、件のその他のことに一日時間が必要だということで、私の机は一日ない状態になったのである。
 理屈ではそんなことはたいしたことではないことは分かる。しかし、病に冒された私の精神は理屈など超越して、ダメージを受けた。
 聞いた話ではあるが、ある鬱の青年に自殺を決心させたのは、書店で買った本にカバーを掛けられなかったことだという。かように、鬱者の行動原理には理性などない。まちがいなく病的状態なのである。
 午前中はまだ良かった。持ち込んだPowerBookで、テキストの校正などを鼻歌交じりにやっていた。しかし午後になるといきなり気分が落ち込み始め、何もする気が起きなくなる。
 退社時間を過ぎると気分の落ち込みはその度合いを増し、声を出したり足を前に運ぶのさえ億劫になる。
 死が甘美なものというよりは必然的なもののように思える。
 しかし、理性はまだ残っていて、自分が病気であることなどを踏まえて、無理矢理夕食を胃に押し込み、SSRIとNSRIを飲んで寝てしまうことにする。
 2時間ほど眠って目が覚めると、先程の死を望む気分は去っていた。憑き物が落ちたというのはこういうことを言うのだろう、と思った。


2001/02/03

 風邪を引いたらしく、鼻をかむと血が混じってたり色々不具合があるので、一日寝ている。
 晩飯は精をつけるためにステーキ。つっても880円だけどな<サイゼリヤのフィレステーキ


2001/02/04

 引き続き不具合多し。
 夕方になってマシになったような気がして街中へ出て「20世紀SF 3」とアスキーネットJを買ってくるが、それが間違いの元だったらしく、22:00頃から発熱。
 なんかこの二日間はなんにも無かったというよりは時間自体が過ぎていないような気がする。
 大半寝てるんだから当たり前だが。


2001/02/05

 体調は何とか回復。風邪の引き掛け、のような状態。
 無理してまで速く上げなければならない仕事はない筈なので(先週まではちょっと馬力を掛けすぎていたように自分でも思うし。周囲の評価がどうだかは知らないが)、先週よりもちょっとだらけ気味で進めたいと思う。

 だからという訳ではないが、タイムカードの時刻は9:33。
 ぎりぎりとはいえ間に合う時間に家を出たはずなのだが、足が遅くなっているのだろうか?

 金曜の午後にやっていた仕事は、実装から仕様書を作れ、というもので、私のソフト屋としての感覚からすると、泥縄もいいところだし、いかにもなくても良い作業をやらせることがないのででっち上げてみました、という印象で憂鬱な仕事なのだが、今日になって、実装もどんどん変わるので変わったことに対応してドキュメントも追従していくように、というさらに憂鬱な指示が下される。
 ここの仕事の進め方に関しては、既にスタイルが固まってしまっており、先輩プログラマ氏が優秀なこともあって(スタイルを決めているのは社長で先輩プログラマ氏とは別人)、破綻するまでは変わりようがない(一応、それに関しては既に話し合いもしているのだ)。こちらが合わせるしか方法はないのだが、愚痴くらいは書いても許されるだろう。読んだあなたが許さないと言っても聞く耳は持たない。


2001/02/06

 目が覚めた時から無茶苦茶だるい。
 でも水曜までに仕上げなければならない作業が、まだ昨日のレビューの結果を反映していない状態で残っているので、本当に死にそうでもなければ休めない。
 歯を食いしばって起きて会社へ。

 こんな状態で、まったく未整理のぐじゃぐじゃのレビュー結果の反映なんかできるのかと思っていたが、一応目標であった午前中に作業を終え、ほっと一安心。
 まぁ、言いたい事は細々とある訳だが、昨日よりは心の余裕があるので書かないでおこう。人間、やはり余裕というものが大切である。

 とか思っていると、指示だかなんだか判らない紛らわしい事をされてちょっと立腹。
 口頭ならばその場で疑問点を解消するが、メモ書きでしかも本人はいないという状態。頼むからやめてくれ。

 あー、もう今日が何日かも判らない。
 上の文章も余裕がなくなっているのが丸判り。
 余裕なんてのは一体どこから湧いて出てくるのだろう。


2001/02/07

 今日は訳あってVBAスクリプト作成に初挑戦。
 最初、ヘルプをインストールし忘れたんだか何だか、ヘルプのウインドウタイトルだけ"Visual Basic Help"とか変わって、内容は全く表示されないか、前のHelpのまま、という現象に見舞われ、Editorに付いている親子関係とMethodの書式しか表示されないオブジェクトブラウザの情報のみで、うんうん苦しみながら試行錯誤を重ねていたのだが、途中でVC++のヘルプを参照すれば良いことに気付き、ついでにVBAではファイル入出力関係の機能が削られている(一体、どういう理由でなんだ!)という情報も得て、なんとか一日で書き上げる。
 Visual Basicの書式は知っているとはいえ、教科書も何もない状態で勉強から始めて正しい動作をするところまで行ったのだから、まあまともな方と言えるのではないか。

 途中、マイラインの各社サービス比較検討、という突っ込み仕事(会社の契約の元になるので、雑用とはいえ仕事)で、市内はNTTのタイムプラス、市外はすべて東京電話というパターンが、たぶん一番得であろうという結論を得る。
 NTTコミュニケーションズはほぼ論外で、KDDIと日本テレコムはほとんど変わらないがKDDIの方が市外割引サービス適用範囲が広いので、いろんなところへ連絡を入れる人間はKDDIの方がたぶん得であろう、というどうでも良い知識も得た(なぜどうでも良いかといえば、私はほとんど自分から電話を掛けない人間だからである)。
 しかし、東京電話以外の電話会社各社は、割引のパーセンテージは書くが電話料金それ自体は書いていないという、とても誠実とは言えない資料ばかりだったのは印象的であった。面倒なので、東京電話のパンフレットに書いてあった料金をそのまま使って計算したが。

 夜半過ぎ、急な来客あり。ちょっとびっくり。


2001/02/08

 故障中。
 まぁ、差し迫った締め切りのある仕事はすべて片づいているからいいか。(いいのか?)


2001/02/09

 故障継続中。
 起きてるとふらふらするし、寝てると身体がしびれてくる。
 たぶん、風邪の軽い奴(鼻炎は起こしてるようで、鼻水に血が混じる)と鬱のダブルパンチなのだと思うが。
 しかし、こんな調子では5連休になってしまうではないか。月曜は軽く会社行こうかなぁ。

 それよりも何よりも。面倒くさいので晩飯しか食べないというのは色々まずいのではないかと理性は言っている。理性だけで人生動いとったらおもろない。

 笹本祐一「ブループラネット」(ソノラマ文庫)読了。
 星のパイロットシリーズの四作目。
 前作でも思ったんだけど、いまいち盛り上がりに欠けるというか何というか。
 前半で出てくる人口冬眠技術は、後半で出てくる侵宇宙探査用技術の描写と入れ換えるべきなんじゃないか。
 このシリーズは、実は「彗星狩り」が無茶苦茶面白かっただけで、あとは凡作のような気がしてきた。

 Apple株は日本市場は2500円内外、米国市場は$21内外で安定した模様。
 PowerPC G4の(ちょっと地味だが1年以上待たされた)クロックアップと、PowerBook G4(初回ロットは日本に100台しかないらしい。持ってる人、自慢できるねぇ)のインパクトはここまで、ということなのか。
 今月のMacWorld Expo TokyoでiMac DVの新型が発表されるような気がするので、それを市場がどう受け止めるかが鍵か。

 A.I.Softのページに行ってみたら、WXGのアップデータがあったので掛けてみた。
 ……直ってねぇよ! かなキーは相変わらずスペースだよ!

 幸村誠「プラネテス」1巻(モーニングKC)読了。
 すげー面白い。宇宙開発に興味がある人もない人も、他のものを読む暇があったらその前にこれを読むべきである。
 ちょいとばかり絵は古めだが、そんなことを気にしてはいけない。それでこの世界を逃すのは一生悔やんでも悔やみきれない程もったいないぞ。


2001/02/10

 故障継続中。
 とはいえ、何もしないで寝ていなければならないほど悪いというわけではないので、一念発起して洗い物を片づけたり(一念発起しなければならないほど溜まっていた、ということだと理解したあなたは正しい)、これは毎週のルーティーンである洗濯をしたりする。
 夕方になって佐川がやってきたので、なにかと思ったら、このページのトップをよく見ている人は知っているだろうが、SEGAのキャンペーンで応募したハンドレッドソードの@Barai版が届いたのであった。
 私がこのキャンペーンの存在を知ったのは、SEGAがあんなことをする前だったので、ある種の義務感のようなものに駆られてこんなことをしてしまったが、いまさらどうでもいい感じ。取り敢えず暇と気力ができたらやってみるとしよう。

 夕食ついでに街に買い物に。
 LOFTでテンピュール枕を買ってしまう。
 いやもう、気持ちよく眠れるならなんだってしますよ、私は。
 その他、長崎屋で洗剤その他などを買う。

 大荷物になってしまったので、夕食はちょっと高級目で目立たないところにある天ぷら屋で天丼にする。
 まぁ、値段はそれなりに取られるが、味もそれに応じた味だと思うので良しとする。現状無収入の人間の言うことじゃないが。


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