01年2月下旬の世迷い言


2001/02/21

 昨晩は、ようやくまともな時間に眠れたのだが(といっても日付はぎりぎり変わってしまっていた)、目が覚めたら身体が動かない。
 最初のうちは寝返りも満足に打てず、腕も上がらず、時計を見たら目覚ましを掛け忘れたらしく、既に10:00を回っているのが目に入り、さてどうしたもんだろう、と思っていると会社から電話。必死の思いで寝床脇にあるコードレス電話機を取り、一回取り落とし、その拍子に入ってしまった保留の音楽を止めて出てみると、心配した同僚が掛けてきてくれたものだった。
 とにかくそちらから会社に連絡を入れるように、との有り難いお言葉に、身体の調子を見つつ、どうしようか思い悩む。
 そのうちに身体を起こせる程度には回復してきたのだが、どうにも全身がだるく、立ち上がるにも何かにつかまりつつでないとおぼつかないような状態なのだ。
 こりゃ流石に駄目だと思い、現在抱えている作業は、今日まで掛かるといわれている私の机を占領している作業が終わらない限り取り掛かれないものか、無理やりネタ出しをしたような不急もいいところの作業(しかも2時間くらいで終わりそう)だったので、休む旨を連絡する。
 休職開け以降、週に一度は休んでいるような気がする。こりゃ馘首も近いか。(でもそれでこなせる作業量しかないって一体……)
 身体が動かなかった時に測った体温は36.1度。会社に電話して、目眩いを感じつつWeb巡回(するなよ)をした後は37.0度。私は変温動物なのでしょうか(変温動物への理解が間違っています)。

 14:00を過ぎた頃になると、ようやく身体を動かして飯でも食おうかという気分になってくる。というか単純に腹が減った。
 私は調子が悪い時にはてきめんに食欲が落ちるので、こういう時にはなんとか快方には向かっているようだと思える。
 こんなこともあろうかと、昨日コンビニで密かに購入していたごんぶとのカレーうどんを食う。

 森総理の潜水艦事故時のゴルフは賭けゴルフだったとかいうことが騒がれてますが、こういう時にはぜひとも「なぜ我々は賭事を国から禁止されているのか?」ということをちゃんと議論していただきたいものですな。
 賭事は身内には迷惑をかける阿呆がいるかもしれないが、他人にはひとかけらも迷惑が掛からないという点で、喫煙や飲酒(にともなう馬鹿騒ぎ)よりよほど悪徳ではないと個人的には思うのだが。
 というか、国から現在認められている賭事は必ず胴元が儲かるようにしなければならない、というのは、そっちの方がよほど悪徳に見えるのだがどうか。
 もともと少ない愚民共の勤労意欲を余計に奪うから、なんてのが正直なところなんだろうけどさ。

 WXG絶不調。
 入れてもいない(設定パネルを見ても入っていない)機能が勝手にONになり、初期設定ファイルを捨てて再起動しても切れない。俺の入力を勝手に変換すんじゃねぇ、この腐れIMEが。A.I.Softは潰れていいです。
 これならまだ使いにくささえ我慢すればちゃんと動くEGBRIDGEの方がマシだ。というか、CapsLock切り替えが他のと逆になってるただ一点だけ直してくれれば、文句をいわずに使うのに。
 あぁ、VJE-DeltaはBugも少ないうえに機能もあんなに親切だったのに(カタカナ変換(Ctrl-K)を一度押すと文節全てをカタカナに、それ以降は文節の後ろの文字からどんどんひらがなにしていく機能は無茶苦茶便利なのに―例えば、「はいぱーぼりあから」と打ち、Ctrl-Kを三回打鍵するだけで「ハイパーボリアから」と自分が入力したかったように変換されるのだ。たとえ「はいぱーぼりあ」という単語が辞書に登録されていなくとも、だ。これを便利といわずして何を便利というのだろう―、何故に他社製品で同じ機能を実装するものがないのだろう?)、どうして開発中止になっちゃったの?
 もう私にはATOKを使うしか道が残されていないのか。
 ……と思ってWebで調べてみたら、なんと、CapsLockによる入力モード切り替えをATOK11は持っていないという。ATOK8にはあったらしい。なんたることか。ついでに、一番この機能の実装がまともなのはことえりで、CapsLockキーの振る舞いを設定できる(Onの時に半角を入力するのか、全角を入力するのか選択できる)。他のIMEはことごとく決め打ちの機能しか実装されていないそうだ。
 Apple純正(=OS付属)のIMEにも負けるようなものを値段付けて売るなよ。しょうがないからWeb上に流れていることえり強化辞書を使って、ことえりユーザになるしかないのか。

 某掲示板で、NECのUFO特許について色々言われている。
 なんでもいいからとにかく特許を書け書けという内部圧力を知っている身としては、あんまりいぢめないでおくれよぉ、という気分。いや、本気だっていう可能性もあるんだけど。

 733MHzのPowerMac G4が出荷されたとの報を聞き、Apple Storeを覗きに行ってみる。
 ……なぜBTOでモデムが削れなくなってしまったのだ。私はそんなものは要らんのだ。別に金を惜しむ気はないが、要らんものが入っていて、たぶん付けるであろうシリアルボード(よく考えて見たら、MacOS X用のStyle Writer2500ドライバが提供されるわけはないので、自動的にUSBのプリンタに移行せざるを得なくなるのだな)の為に、何かを外さなければならない手間を買うのが嫌なのだ。
 まさかモデムは別基盤じゃなくてマザーに入ってるとかそういうことじゃなかろうな?
 そう思ってMacPowerの紹介記事のマザーの写真を見てみたら違っていた。じゃあ何故?


2001/02/22

 昨日の就寝時間は1:00は回っていた筈で、しかも夜中に一回起こされたような記憶があるのだが、体調は復調。(大幅な)遅刻をせずに出社できる時間に起きることができたが、頭が重い。ふいに世界がゆっくりと回ったりもする。
 昨日はなんとなく酒が飲みたい気分で、ワインを250ml、ビールを350mlだけ飲んだのだが、それが残っているような感覚。
 昨日飲んだ際も、やけに足に来る(この言葉が、医者に通じなかったことがあったのだが、一般的な用語じゃないのだろうか)とは思ったのだが、よもや翌日まで残るとは思わなかった。身体は確実に弱っている。

 一昨日の話では、昨日の時点で私の席を占有している作業は終わるという話だったのだが、今日来てみると、今日一杯までは掛かるという。
 仕方がないので今日も席なし。いや、正確には、占有している人物の席は使えるのだが、机が無茶苦茶散らかっている上に端末にインストールされているものが違いすぎて仕事にならないのである。仕方ないので私物のPowerBookでテキストレビュー関連の作業をするしかない。これもネタが尽きかけているので(通常は、完成形になるまではレビューと反映のループが出来上がる筈なのだが、元テキスト作成者が別の作業も抱えているのでレビュー速度にレビュー反映速度が追いつかないらしい)、明日も空かないとやることがなくなってしまう。
 まるで一昔前の窓際おっさん社員である。本当になんにもなくて、何をやっていても文句を言われないのなら小説でも書いてみるところだが。
 などということが書けるというのは精神が復調している証拠だと思いたいが(この人間性は変わるわけがないのでここでの議論の対象外とする)。

 WXG復調。
 変えた覚えのない「自動変換」というモードになっていたのが原因らしい(ダイアログ中のプルダウンメニューなので、無意識のうちに変えてしまった可能性は大いにある)。なるほど、起きていた事象は「自動変換」の名に相応しいものであった。Prefarenceを捨てて再起動してもその設定がデフォルトに戻らなかったのは、だいたい想像がつくが不明としておこう。まさかこれがデフォルトではあるまい。
 そういうモードを用意するのは別にかまわないが、他にOn/Offのチェックボックスのある機能をオーバーライドしてしまうのに、そのチェックボックスに対して無効化するなりチェックをオンにするなりのフォローがないのは何故か。
 ソフトウェアの内部で現在何が起きているのかをユーザに理解しやすく提示しないインタフェースは屑である。IMEというのは日本語入力(とは限らないのだが)の際に一番重要なインタフェースとなるソフトウェアである。そのユーザインタフェースが屑だというのは、継続して使用する気をなくさせるに十分な効果があると思うがどうか(どこかからローマ字入力なんぞを使っている人間にそういうことを言う資格はない、という声が聞こえてきそうだが、プログラマにとってはローマ字入力というのは実に理に叶った日本語入力方法なのである)。
 現状で、まともなIMEの選択肢がないという事実を知ったからには、ソフトハウスにがんがん文句を言って仕様を私の好みに合うように変更させるのが建設的態度だという気もしてきたが、果たしてメールでそういうことをきちんとやってくれるところがあるのだろうか(そういうことを電話なんぞでやっていたら、まともな社会生活は営めない)。ちょっと調べてみるとしよう。

 椎名高志の「MISTERジパング」、ただのコメディ調太閤記かと思っていたら、時間SFなのね。
 「GS美神 極楽大作戦」でも時間ネタよくやってたし、この人こういうネタ好きなんだなぁ。

 新しいiMacCube登場。
 ……花柄。水玉。
 Cubeはドライブ換えて値段変えただけですな。500MHzモデルはDVD-ROMのままだし。ここで500MHzモデルはSuperDriveとか言ってくれると格好良いのだけど。
 他には、Apple純正でないCD-RWに対応したiTunes1.1の発表。CD-RW持ってないからあんまり関係ないんだけど。最後にiToolsの日本語サービスようやく開始。英語版のユーザの移行とかはフォローされないんだろうな、多分。


2001/02/23

 昨日と同様、普通に起きられる。昨日の就寝がやはり1:00を回ってしまったことを考えると、驚異的と言っても良い。

 この回復ぶりは、やはり、自分の席にいないことで、とある人との接触を極力抑えた結果なのではないか、と勘ぐってしまう。
 立場的に仕方のない部分があるのかもしれないが、どうも「とある人」がなにか言うと、私の精神状態は悪化するのである。私が作業を真面目にやっていようがいまいが(休職明けはそれまでよりはずっと真面目に仕事をしている。集中力がまるで違うのだ。そういう意味では三ヶ月の休職はきちんと効果を上げている)、それは関係ない。というか、私が不真面目に事に当たっている場合は自分でそれを自覚しているので、何を言われても仕方のないことだという覚悟(などと言うとおこがましいが)のようなものができていて、たぶん精神へのダメージは少ないのではないか、と自分では思う。
 休職明けに私が以前とは打って変わったかのごとく(あくまで本人の主観的見方ではあるが)仕事をするのは、集中力の回復もさる事ながら、作業態度その他に対してなにか口出しされて、精神的ダメージを負うことを回避しようとしているのではないか、とこのように自己分析する次第なのである。
 だがしかし。全体的な作業の遅れは最早致命的なところまで達し、精神的な余裕など欠片もなさそうな「とある人」は、私がいくら真面目に作業に勤しんでいても、容赦なく私が言って欲しくない(これは現在の精神状態が病んでいることを踏まえての話であり、心身ともに健康ならばばりばり言ってくれたって構わない)ことを何の気なしに口にするのである。
 なんというか「実際の貢献度はどうだか知らんが、俺のお前に対する評価は限りなく低いぞ」オーラとでもいうべき物が出ているように錯覚するのである。鬱病者にとって、こういう人物との付き合いは果てしなく辛い。
 ついでに愚痴っておけば「信用を回復するチャンスを与えたいのは山々だが、自分の心理的に与えることができない」とまで言われた。「現状」という言葉が挿入されることが仮定されているように感じる人も多いだろうが、この時のコンテキストは将来の話だったのである。だったら素直に「辞めてください」と言え!と私は主張したい。実際その場では「そんな評価ならば、素直に辞めろとおっしゃってくれれば辞めます」とまで言ったのだ。
 私の精神状態がどうにかなって、休もうが自殺しようが構わん、というのなら、それはそれで結構。無自覚にやるのは勘弁して欲しい。いつだって無自覚な人間が一番大きな被害をもたらすのだから。

 ちなみに、振り返ってみれば、私は大学時代のある時には既に鬱病の傾向を示しており、なにかの心理的引鉄によってそれが発症する訳ではどうもなさそうだ、という気がしている。
 大学時代のそれは、特に何のプレッシャーも存在しない筈の友人達との飲み会の席で起きたし、社会に出てからの一回目は、それなりに忙しくはあったが、一番忙しい時ではなかった。むしろ、ものすごい波を二回ほど乗り越えた後にやってきたのだった。
 穿った見方をすれば、大きな負荷が掛かった後、しばらくして発症する、ということも考えられるが、それは精神医学的にはありうることなのだろうか?
 とにかく、現在の私の見解では、私の鬱は内因性(つまりはどうして発症するのか判らない、ということ)のものではなかろうか、ということになっているし、医者の見解もそうである。しかし、この話は医者にはしていないので、することで医者の見解が変わる可能性はあるが。


2001/02/24

 Mac World EXPO Tokyoの日。
 詳しくはレポートを参照のこと。

 レポートに書いてないのは、帰りにやまいし氏と秋葉に寄って、「2010」のDVDを買って、肉の万世でちょっと豪勢な晩飯を食べたことくらい。


2001/02/25

 ふとしたはずみで昔のメールを読みふけってしまい、気がつけばもう4:00。
 いかんいかん、すぐに寝なければ、と思いつつ、睡眠薬を飲んでいないことに気づいたのは、地震があった6:50分頃。
 P波とS波の間隔がえらいあいていたように感じたが、震源はそれほど遠くなかったようである。

 目が覚めると14:00過ぎ。大急ぎで洗濯をして、昨日の写真を整理。
 コメントを書いてムービーにまとめた写真のテキストトラックに書いて、などとやっていたら21:00。
 Strata VideoShopは一回作ったプロジェクトをなぜ二度と読めませんか。ああもう。


2001/02/26

 昨日、日記のファイルにEXPOのレポートムービーへのリンクを張ったものをサーバに置いたのが1:00(SF系日記更新時刻調べ)なのに、眠った記憶があるのは3:00過ぎ。
 ついでに一月ほど音信不通だった客に起こされた気がするのが4:00頃。これでちゃんと9:00少し前には目が覚めるのだから大した物である。<社会人だったら当前だっつーの

 EXPO帰りの秋葉で買った、Macの内蔵電池の交換を行う。
 んが、その対象が8500という840av系列の最悪の筐体デザインを持ったマシンで、ばらすのにもえらい難儀し、組みあがったかと思うと起動せず、都合三回、バラシと組み立てを行って、ようやく動くようになる。
 この系列のマシンは、外側の金属筐体を外すのにもちょっとしたコツが要り、メモリを除く全てのスロットとケーブルと電源スイッチ(もしくはプログラマーズスイッチ)を外し、これまたちょっとしたコツが必要な手順でマザーボードを外してようやくマザーボードの表面にアクセスできるという、メンテナンス要員の悪夢を濃縮したようなデザインなのである。
 その反動で、この次のデザインからはワンタッチでマザーボードが完全に露出するというこれまた極端なデザインに走ったのだが、これはまた別の話。
 そんなこんなで、午前中はそれだけで完全に潰れる。

 午後は先週からの続き。
 ドキュメントの流し読み通読を終え、サンプルコードの解読にかかる。
 しかし、TAB長がぐちゃぐちゃなのはなぜ? しょうがないので読み始めたコードはとりあえず整形を行うことにする。
 構造体のメンバへの参照を別の名前にDefineするコーディング作法ってのは判っている場合は読みやすくて良いかもしれないが、判ってない人に読ませるコード(サンプルコードっつーのはそういうものだ)に使うのは止めて欲しい、というか止めろ。
 ヘッダファイルを渡り歩いてやっと何をやっているのか解るってのはとても苦痛だ。クラスライブラリのドキュメントがきちんと整備されていないC++のコードを読んだ時はもっと酷かったが(この時は、実際にアルゴリズムが記述されたソースコードにたどり着くまで、まる一日掛かった)。
 ソースの整形をやっていて、Bugを発見する。if文の実行部が無くても特に文句を言わない、というCの言語仕様には問題があるのではないか(つまり、if-elseif-elseif-...という連なりの最後だけ処理が書いてなかった)。

 EXPOで買ってきたAirPad Proを会社に導入。
 なるほど、こりゃ快適だわ。昨日、大昔のマウスパッド上で同じマウスを使ってたのでよく解る。こりゃ良い買い物だった。


2001/02/27

 昨日の22:00頃まであった、Mac World EXPO Tokyo 2001のレポートムービーは、壊れていました。しかも二度に渡って。
 その頃までに見ようとして「見れないじゃん!」と思った方は、申し訳ありませんがもう一度挑戦してみてください。いや、中身はいつもの通りでなんてことはないんですが。ファイルサイズもやってることは変わってないのに何故か減ってずっとお得。

 それもこれも、解りやすいがまともに動かないStrata VideoShop(できたMovieは壊れている、作ったプロジェクトファイルは二度と開けないってどういう事じゃ!)と、まともに動くがShift+Optionを押さないと出てこない幻のメニュー項目なんか(項目だから、キーを押しただけでは見た目からは何も判らず、押しながらメニューを開いてみなければならないのである)作ってあるApple純正のQuickTime MoviePlayerが悪いんです。
 トラックが全く別のムービーは、素直にペーストしたら重なってくれよう。トラック別の時間合わせUIくらい装備しろよう(トラック毎に再生の開始時間と終了時間の確認はできるが、変更はできないのである)>QuickTime MoviePlayer。  ていうか、本当にまともなQT編集ソフトってPremireだけなのか? 本当に?

 という訳で昨日もQT Movieと格闘していたので寝不足。
 相変わらず深夜に起こす奴はいるし。

 仕事は昨日の続き。
 グローバルで持っている構造体変数のメンバを引数で渡す時に、呼び出される側はきちんと引数を取るようになっている(要するにグローバル変数を直接アクセスしないように書いてある)のに、呼び出す側では引数を意識しないでも書けるように、Defineを使ってグローバル構造体のメンバである引数を隠蔽するのは、ソースコードはすっきりするかもしれないが、可読性を損ねるコーディング手法だと思うがどうか。
 というか、マクロはマクロだって判るような命名規則にしとけよ。正体不明のグローバル変数や関数が出てきたと思ったら、調べてみると実はマクロだったりして、げんなりするぞ、このコード。いちいちインクルードファイルを参照しながらじゃないと読めないコードって、それで良いのか?
 なんでこんなもんのフォローばっかりやってて肝心の処理の流れの追跡をいちいち中断されにゃならんのじゃ。あぁもう腹立たしいにも程がある。
 あと、上から渡される引数(今するべき動作を示す整数)によって動作モードを変える時(イベントモデルでは一般的な形の処理だと思う)に、それが連番になっているからといって、呼び出し関数へのポインタの配列を作り、その配列の添字として渡された引数を使うのは、折角マクロとしてDefineしても、結局マジックナンバーをソースコードに持ち込んでいることになるんじゃなかろうか。マクロの定義が変わったらどうするつもりなのか? つーか、サンプルコードのスタイルとしていかがなものか。それともswitch文っていつのまにかマジックナンバーより悪い言語仕様に分類されてるとか?
 ちなみに、マジックナンバーというのは、ソースコードを読んだだけではその数値がなにを目的にしてその数値に設定されているのかが判らないもののことをいう。

 まぁ、素直にコンパイルが通る時点(sys/types.hがどういう訳だかTypes.hなどという謎のインクルードファイルになってたりはしたが)で、MS提供の「そのままでは動作しないサンプルコード」よりは100万倍マシなのだけど(サンプルコードの中で引数の数が間違ってたりするんだ)。

 そういえば、今出ているファミ通DCにこの間の番組に関して水口の言い訳が出ている。なるほど、上の方にはこうやって言い訳してたのね。

以下引用
あれは極めて初期の段階。あれでとやかく言うのはまだまだです。コンセプトは20世紀の抽象画家カンディンスキーが提案した「すべての音には色と形と動きがある」というものなんです。言葉になりにくいことをゲームにしているので、スタッフどうしの意思統一も難しかったですが(笑)、ようやくカタチになってきました。
引用終わり
 極めて初期の段階って……。毎日徹夜が二年続いて初期の段階なんですか。SEGAで働くのは大変ですね。文中では(笑)で片づけられちゃってますが。ちゃんと残業手当は出ているのでしょうか? 心配です。ちなみにゲーム自体が面白そうとかつまんなそうとか、そういうことは「とやかく言う」に入ると思いますけど、私が見た意見の中では、そういうのは少数派でしたね。掲示板の類でまともな意見が出てくることは極めて希なのでそっちはチェックしてませんが。それはともかく。
 だから手前の中でも咀嚼しきれてないものを他人との共同作業に持ち込むんじゃねぇってんだよ。一般的に言語化できていないことは自分ができていない言い訳にはならないだろ。お前の仕事はその一般的に言語化できていないものを自分なりに言語化してスタッフに提示することじゃないのか? せめて共同作業を開始するに当たってある程度咀嚼できたことを確認してからプロジェクトを始めろよ。その咀嚼作業に二年以上も他人を巻き込むな!(まぁ、一週間くらいだったら巻き込まれても文句は言えないと思うが)
 最終的に面白いものが出来たとしても、それは水口の手柄では決してなく表には出てこないスタッフの手柄なので、皆さん勘違いしないようにしましょう。
 こんな適当な言い訳(寝言ともいう)で好き勝手やらしとるからハードから撤退する羽目に陥るんじゃ!
 このファミ通DCの記事では、NECインターチャネルの多部田氏がSEGAに対して露骨に嫌味を言っていたり(言いたくなる気持ちはよく解る)、ショップの人の現状報告(あの発表があってからDC関連商品の動きがぴたっと止まってしまった、とのこと。そりゃそうだよな)が載っていたりするので、結構価値がある。ゲーム業界ゴシップ好きは必読。


2001/02/28

 朝。佐川に起こされる。
 衝動買いしてしまったEdit DV unplugedとUSBでMac-Windowsを繋ぐという製品が届いたのである(二つともEXPO特価で、二つとも頼めば送料無料だったのである)。
 このUSB*、注文を出してしばらくしてから、Windows2000に対応しているかどうかを確認し忘れたことに気付いたので、箱を開けるのはどきどきものである。
 デスクトップをMacOS Xにしてしまえば、自動的にWebサーバ/FTPサーバになってくれるので、必要ないといえば必要ないんだけど。問題は、デスクトップにはタブレットも繋がってればスキャナも、プリンタもMOも繋がっていて、これらのOS X対応ドライバが出てくれないと(プリンタは絶対出ないと思うが)、いちいちOSを切り替えて使うことになって非常に面倒くさい、ということなのである。
 閑話休題。
 佐川が来るまでは、目覚ましが鳴るまでは惰眠をむさぼってても良いや、という半覚醒状態にあったのだが、玄関脇にある時計(電子レンジのタイマ)を見ると9:30。
 実は、このタイマはわざと10分程度進めてある(位置によってはこの部屋で一番確認しやすい時計なので)のだが、これから準備をしていたのではどう考えても遅刻。目覚ましを掛けた積もりになって忘れていたらしい。
 しょうがないので会社に一報を入れて慌てて準備、と思ったのだが、ちょっとだらだらしてしまった。疲れが抜けてない。もっと早く就寝すべきなのだろう。

 最近、やたら鼻水が出ると思っていたのだが、そのうち目が痒くなってきた。
 嗚呼、まだ気温はこんなに低いというのに、またやってきてしまったのですね、憂鬱な杉花粉の季節が。
 景気対策も兼ねて、全国の杉林を一斉に伐採してそこの3割くらいは林業として成り立つ杉以外の樹を、残った山林には雑木林になるようにクヌギや楢、ブナなどを植える公共事業というのはどうか。


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