01年3月上旬の世迷い言


2001/03/01

 目が覚めたら、確かに昨日の晩掛けたはずの目覚ましが止まっていて、11:30を回ろうかという時間を指していた。
 昨晩はいったい何時まで起きていたのだろう? ラジオ(録音している時に低ボリュームで流しているだけで、聞こうと思わなければ気にならない)が2:00の時報を打ったのは覚えているのだが。
 熱はないものの、なんとなくだるい気がするし、花粉症は憂鬱だしでいっそのこと休んでしまおうかと思っている最中に、会社から電話が掛かってくる。反射的に「行きます」と答えてしまったので、行くことにする。

 先週からの仕事はとりあえず途中の里程標まで来た。
 これから先は速いんだかそれとも、ここから先が大変なのか。
 まぁ適当にぼちぼちとやっていかないと、倒れないでやっていけないような気がするのでそうしよう。

 アンソロジー「少年の時間」(徳間デュアル文庫)読了(読了したのは結構前。感想を書く気力がなくて)。
 目当ての上遠野浩平の「鉄仮面をめぐる議論」だったが、これはなかなか面白かった。タイトルから想像したものよりかなり良かった。
 他に面白かったのは、菅浩江「夜を駆けるドギー」、杉本漣「蓼食う虫」。ただ、「蓼食う虫」からは少年というテーマはあまり感じられなかった。
 平山夢明「テロルの創世」は途中まではすごく良かったのだが、落ちが」今ひとつ。山田正紀「ゼリービーンズの日々」は、アイデアは面白いが、描写でげんなり。三次元的には見えないものを、三次元的にホラーでスプラッタな描写をされてもなぁ。
 西澤保彦「ぼくが彼女にしたこと」は普通のミステリでした。普通過ぎるところが難点。


2001/03/02

 故障。他の人間が「雨が降ってるからめんどくさい」という理由で帰らないからといって、会社にいつまでもいるもんじゃないと思った。

 雑破業「なばかり少年探偵団 さくらの季節」(富士見ミステリー文庫)読了。
 連作短編集。三編が収録されている。"探偵団"と付いてはいるが、探偵団らしいことをするのは最後の一編だけ。その前の二編はキャラクター紹介を兼ねたプロローグといったところか。
 最後の一編はオチが読めてしまったのがちょっと。まぁ正統派のジュブナイルといった雰囲気のこの作品にはこれくらいがちょうど良いのかもしれない。
 よくよく考えてみたら、この考えようによってはとっても重いオチってラブコメ世界には似つかわしくないのでは?
 内容と文章の固さの落差に少々違和感を感じたりもした。今まで感じなかったのはジャンルのせいか。


2001/03/03

 目覚ましを掛けて寝た。鳴っている目覚ましを止めたことは覚えている。頭が痛かったのでそのまま寝続けた。
 そして、目が覚めたら15:00だった……。

 ルーティーンワークの洗濯を済ませ、愛機NS-1を駆り、一路さいたま新都心へ。
 以前通販を申し込んだ、marsh mallowのFirst mini Albumが、あろうことか郵政省メールの配達証明なんぞで届いたため、さいたま新都心の本局に引き取られてしまったのである。
 17号に出て、渋滞している車の列の横をすり抜けつつ、ひたすら南下。
 以前、電車と足を使って行った時も思ったが、バイクを使って行っても十分遠い。
 頼むから郵政省メールでなにかをうちに送ることは止めていただきたいものである。>各位

 その後、既に銀行が閉まっていることを失念していて、手持ちが1万円しかないのにSofmapで安売りしていたDC版アドバンスド大戦略とブギーポップは笑わないTVシリーズの1巻と5巻のDVDを買ってしまう。
 晩飯を食ったら、残金は1500円あまり……。明日は雨の中、銀行にいく羽目になりそうである。

 「ひな祭り」と「暇な釣り」くらい違う。


2001/03/04

 起床は12:00。
 なんとなく調子が悪い。

 PowerMac G3 450 B/WのOSが9.0.4のままだったのだが、9.1にアップデート。
 やはり9のCDでは起動せず、International Englishの9.1のCD(入手経路は内緒だ)で起動して空いていたディスクにインストール、そのディスクで起動してアップデータを掛けるといういらん手間を使う。
 アップデータが作業の最後にOpenTransport2.0がない、という良くわからないエラーを出したが、正常に動いているから良しとしよう。
 ちなみに、正常に動作している限りはOS X正規版が出るまで9.0.4で行こうと思ってたのだが、何故かApple Shareでリモートでマウントしたディスクの最少容量が、何故か250Mになってしまって、十分に空き容量があってもたくさんのファイルをコピーしようとすると、空き容量がないと言われてしまうという不具合があったのだ。PowerBook、PowerMac共に9.1にしたらこの症状は消えた。

 PowerBookのファイル整理などなどをしているうちに16:00を回ってしまう。やばい。銀行に行かないと文なしである。
 慌てて街中へ。家賃を振り込み忘れていたことに気づき、ついでに手続き。
 LOFTでX-FilesのDVD Boxが出ていることを知るが、売り切れだった。Monty-PythonのBoxは予約しようかどうかとても迷って結局止める。
 その代わり、「ケロロ軍曹」の三巻を見つけて買う(なにが代わりなんだか)。
 いきなり雨が降ってきて、傘を買う羽目に陥る。まぁまともな傘を買う良い機会だと思って500円の傘を買う。

 電話したらこれから行っても待たずにできるというので床屋にいく。
 いつもの通り、かなり短くして貰う。これで二ヶ月持つ。

 清水良英「激突カンフーファイター」(富士見ファンタジア文庫)読了。
 なるほど。発売直後に各地(=私の巡回先)で話題になっただけのことはある。
 なんつーか、関西を煮詰めた感じの小説。こんなもんで文庫本一冊持たせる筆力はたいしたものだと言っておこう(なんか偉そうだな)。


2001/03/05

 祝、シューマッハ5連続 Pole to Win!
 このまま今年も優勝だっ!

 それはともかくとして、今日も今日とて調子が悪い。F1はビデオに撮っておいて今日観るべきだったのだろう。反省。
 一日の半分は寝ていて、どういうわけかドラマの筋書きなんかを延々と考えていたりする。あとは買うだけ買って読んでなかったマンガ単行本の消化など。
 腹が減って、なにか食べ物がないかと寝床から立ち上がったところで、膝が砕けてしばらく座り込んだりする。こりゃ本格的だが、別に熱が高いとかそういうことはない。単に体力が尽きているだけなのか。


2001/03/06

 風邪引いてるっすよ、一日寝てるっすよ、本を読む気力もないっすよ。
 よって更新なんかできないっすよ。

 食べ物が入ると酷い腹痛と下痢に見舞われるので、ロケット鉛筆状態で先の方(つまりは腸だな)でことごとく芯が砕けるようになってるとかそういうものを想像して貰いたい。


2001/03/07

 目が覚めたら、喉がむたくた痛い。
 朝食を食ったら、やはり下痢。

 おとなしく休養している筈が、bk1などで山ほど本を買ってしまっている自分に気づいたりする。
 ううむ、これが小人閑居して不善を為すということか。
 それはともかく、現在bk1では謝恩価格セールというのをやっていて、一部の出版社が再版指定を止めたものを割引販売している。その一部出版社に大田出版が入っているので、「聖マッスル」とか「女犯坊」とかがお得な割引価格で買えてしまったりするのである。
 世紀が変わって便利になったというか、より末世へ近づいたというか……。


2001/03/08

 朝、かなり気持ちよく目が覚める。
 喉が少しかゆい程度。無理しなければ、明日には全快するだろう。
 会社からは、「(どうせあんた暇なんだから)無理やり来て他の人に風邪移されるより、ちゃんと全快するまで休んでなさい」と言われているので、それを盾に休む。

 岡田斗司夫「人生テスト 人を動かす四つの力」読了。
 要するに、人間の種別を四種類に分類して、その分類にあてはまった人間の分析をし、それらの人間関係に関して分析を基に、円滑な問題解決方法を示した本である。
 紙面の都合もあったのかもしれないが、多少物足りない感じがする。取り扱っているテーマ自体はなかなか興味深いのだが、掘り下げが足りないというか何というか。
 途中、同じ説明を何度か繰り返している箇所があるので、そこを削ってもう少し分析面の文章を増やしてもよかったんではないかと思ってしまう私は学者系らしい。もしかすると軍人系かも。つーか、ここに書いてある説明文のどれにも共感を覚える人間はどうやって自分をカテゴライズすりゃいいんだよ。
 さらっと読めるし、話の種にもなりそうなので、そういう本を探している人にはお薦め。


2001/03/09

 ここ最近作っていたプログラムがようやくまともに動作するようになったと思ったら、細かい部分の動作で大はまり。
 というか、プログラマ名乗るんだったら、基本的なアルゴリズムは覚えるか、アルゴリズム辞典くらいは手元に置いときなさい。>自分 はい、分かりました。明日買ってきます。

 医者に行く。
 毎日なんとなく21:00くらいまで会社にいると言ったら、だらだらしてないで定時で帰れと言われる。そりゃそうだ。

 夕食は面倒くさいので、帰り道をちょっとだけ遠回りにすれば寄ることができるサイゼリヤばっかり。
 今日は禁煙席がいっぱいで、喫煙席でいいかと聞かれる。
 普段ならそこできびすを返すのだが、今日はちょっとばかり面倒な気分が強かったので、ついついそこでいい、と答えてしまう。
 席に座ってすぐ後悔。あんなところは飲食をする場所じゃない。あなた、幹線道路の歩道で車道に向かって座って飯を食う気になりますか?
 なるべく息をしないようにさっさと切り上げ、帰宅。
 髪にタバコの匂いが染みついてしまったので風呂に入る。嗅覚などが敏感になるのも鬱の一症状だということだが、これもそうだろうか。

 Appleから、733MHz PowerMacのCD-RW搭載版リリースのメールが来る。
 そうか。DVD-Rドライブはそんなに数が足りないのか。いままでさんざん足りないと言われてきたPowerPC G4より数がないなんて……。

 733MHz PowerPC G4は、動作クロックほど速くはないらしい。なんでも、パイプラインを伸ばした設計のためらしい。どっかで聞いたような話だな。
 Appleも、非公式にではあるが、処理によっては533MHz Dual構成の方が速いことがあると認めている。
 うーむ。まだ様子見の時期なのか。PowerBook G4 Titaniumが一番魅力的ってのもなんだかなぁ。
 ところで、Apple StoreのPowerMac G4の製品構成を見ると、何故かUltimetモデルだけ「Mac OS 日本語版」とわざわざ書いてあるのが気になって仕方がない。他のは別売りなのか?


2001/03/10

 目が覚めたのは9:00頃だったが、腹が減っているのに食うものはなにもなく、外へ出るのも面倒だったので、また寝るというまるで駄目人間のような生活パターンを取ってみる。

 次に目を覚ましたのは15:00過ぎ。
 色々やってから、飯を食うのと「C言語による最新アルゴリズム事典」を入手すべく街中へ。
 大宮で技術書の在庫数でジュンク堂の右に出るものはない。というわけで駅前のATMで軍資金を調達してからLOFTへ。
 ところが、エスカレータで上った先は文芸書のコーナーであり、技術書のコーナーは反対側なのである。
 ついふらふらと文芸書コーナーに入った私を待ちうけていたのは、「このSFが読みたい! 2001年度版」コーナーであった。
 あろうことか「山尾悠子作品集成」なんてものが一冊(ここがポイント)だけ置いてある。あぁぁ、それは高価いんだってば、こら、何故手を伸ばしてなんの疑問も持たずに脇に抱えてますか。しかも「レキオス」も。
 という訳で、技術書コーナーに行く前にいきなり一万円の支出。なんでそんなことになるのかは、適当なネット書店で「山尾悠子作品集成」を検索してみれば判る。

 そのあとも店内を熱病患者のような目で歩き回り、買いあさる。いつ読むんだよぅ。

 はっ、と気づくと時間は19:00少し前。
 宅配便の時間指定が19:00以降だったので、時間切れで家に戻らなくてはならぬ。
 結局食事はウィダーで済ませて家に向かう。

 夕食は昨日と同じ(場所も時間も)だった。ただし、禁煙席ではあった。


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