パーティーでは、お祝いも持っていかない無礼者には過ぎるほどのおもてなしを受け、後になって振り返ってみると大恐縮。金額自体は驚くほど安価だったらしいのだが(例えば、カラオケボックスを15人くらいで2時間程利用したのだが、トータル3000円ちょっとだったとか)。
大学時代のノリで楽しい会話が弾んだ一日だった。
夜になって急に冷え込んだので、バイクで帰るのは少々きつかったが、真冬のことを考えればなんということもない。所要時間もたいしたものではないし。
「20世紀SF (3) 砂の檻」(河出文庫)[bk1で購入]読了。
気に入った作品は、ロジャー・ゼラズニイ「復讐の女神」、サミュエル・R・ディレイニー「コロナ」、アーサー・C・クラーク「メイルシュトレームII」、ロバート・シルヴァーバーグ「太陽踊り」といったところ。
ニューウェーブの系列に属する作品は私の好みとは少々ずれているらしい。
秋山完「天象儀の星」(ソノラマ文庫)[bk1で購入]読了。
今はなき「小説誌グリフォン」に載った作品をメインにした短編集。
一番気に入ったのは「女王陛下の砂糖菓子」。次が「天象儀の星」。
どうも、現代物理学用語を無理矢理使った宮沢賢治のパチモノみたいな描写は鼻についていけません。情報技術に関する描写も、現在の技術レベルが魔法に見える科学と同居していたりして座りが悪い。
もしかすると、私は昔の作品であればあるほど気に入るのかもしれない。
そういえば、この作者にしては珍しく、容赦ない殺戮のシーンがなかった。あれは長編だけの要素なのだろうか。
読書週間なのと、bk1のブリーダープログラム参加はシンクロしていません。
なんてことを書くと勘繰られるのだろうけど。
伊吹秀明「猫耳戦車隊、西へ」(ファミ通文庫)[bk1で購入]読了。
前作に比べると戦車戦のシーンが増えて、おちゃらけシーンとのバランスがいい感じになったように思う(個人的に)。
長編というよりは、連作短編の体裁になっている。これに関しては個人的評価はなし。
ふと思いついたが、工兵隊を主人公にした小説ってあるのだろうか。多分私が知らないだけでごまんとあるのだろうけど。
森博嗣「臨機応答・変問自在」(集英社新書)[bk1で購入]読了。
大学の授業で出席確認の代わりに行っている、学生からの質問とその回答をまとめたもの、だそうだ。
Web上の日記を本にしたものの変種だと思ってほぼ間違いない。どこかに「森博嗣ファンブック」という評があったが、ほぼその通りだと思う。Web上の日記を読んで面白いと思わない人は読まない方が良い。質問とその回答だからといって、読んで雑学が身につくようなものではない。むしろ何が面白いのか理解するのに多少の知識が必要だと思う。
大学の教官をやっている人々は多かれ少なかれこのような人々だという認識を私は持っているのだが、どこか間違っているだろうか。
田中真紀子が外務大臣だそうだが、田中角栄に外務大臣をやらせていい結果が出ると思う人がいるだろうか?
ガンダムオフィシャルズが届く。何が失敗したって、これと一緒に地球少女アルジュナのサントラを注文してしまったことだ。
おかげで入手が一ヶ月近く遅れてしまった。
ガンダムオフィシャルズは内容はともかく、印刷が15000円の割には適当。講談社には猛省を促したいところ。
性懲りもなく、F1スペインGPなどを観ていたりする。
2位以下に大差をつけて走行中だった、ハッキネンがなんとFinal Lapでエンジントラブルでリタイア。いやぁ、こういうこともあるものだねぇ。
繰り上げとはいえ、初表彰台おめでとう>BAR Honda
モントーヤも初表彰台か、そういえば。前のGPで追突されなきゃ表彰台は確保してたはずなんだよな、そういえば。
しかし、バリチェロはリタイアだし、M・シューマッハは終盤トラブルを抱えつつ騙し騙し走行していた訳だし、フェラーリにも問題は山積という感じだ。信頼性さえ確保できれば、車は十分速く仕上がっているので、次のオーストリアGPまでになんとか信頼性を確保してくれることを信じたい。
森岡裕之「星界の戦旗III 家族の食卓」(ハヤカワ文庫JA)[bk1で購入]読了。
時間がかかった割には、インターミッションとでもいえるような内容。
ジントがどうこう、というネットで囁かれていた噂は、当たらずとも遠からず、という奴だったのだろうか。
なんにせよ、さっさと続きを書きなさい。>作者
堺三保「星方武侠アウトロースター 雲海のエルドラド」(集英社スーパーダッシュ文庫)[bk1で購入]読了。
こりゃあいかんでしょう。
どっかで聞いたようなプロットにアウトロースターのキャラを当てはめてただ書きました、という印象。
折角の舞台設定も、絵にすれば見栄えがするからそれでいいのかも知れないが、ストーリーにはSF的になんかとても納得のいかない形でしか関わってないので、勿体無いお化けが出そう。
作家デビュー作なのに、力を貫いて作りましたという印象を与える、こういう作品を出してしまうのは小説でやっていく気がないからなのだろうか。
中冨信夫「NASA航空機の驚異―こんな飛行機見たことない」(講談社+α文庫)[bk1で購入]読了。
NASAというか、アメリカで研究開発されている航空機の紹介本。70機以上の航空機および宇宙機が紹介されている。
んが、文章がただの埋め草というかなんというか、必要な情報は抜けている癖に余計なことは書いてあるような文章で、すこぶる不満。
航空力学などの濃い話をしろとまでは言わないが、もう少しなんとかならなかったのか。
古い航空機に関する文章はきちんとしている(DC-3など)ので、きっとこの人の得意分野とこの本の内容は微妙にずれているのだろう。しかし、プロの仕事じゃないよ、これは。
あとは、この値段(1200円!)を取るのなら、もっと取っても良いから文庫じゃなくてA4サイズなどにして図版をもっと大きく見せてほしい気がする。
全体的に損した感が強い本。
笹本祐一「天使の非常手段RIO(1)」(ハルキ文庫)[bk1で購入]読了。
なんでこういう設定でただのアクション小説になっちゃうかなぁ。勿体無いなぁ。
別に破綻しているとかどっかで呼んだような話だとかいうことはなかったので、笹本祐一のアクション小説が好きな人にはお勧め。
bk1ブリーダープログラムは250人を突破したらしいが、ネット場での展開としてはかなりスローペースなんじゃないだろうか。
まぁ、私もこれで私にポイントが入ることなんかほぼあり得ないと思っているし、本気でやろうとしている人はかなりの労力を投入することになるだろう。
それで得られるのは本にしか使えないポイントなのだから、世の中にはもっと有効な労力の使い方があると思う人の方が多いだろう(私もそう思う)。