昼食は近所の喫茶店で。
相変わらず頭が回っていない。
昼食の帰りにLOWSONに寄り、友人の奥方がチョコラザウルスを買ったところ、バージェスモンスターであるオパビニアが出る。
どうしても出ないものだったので、少々無理を言って譲ってもらう。Lucky!
適当にだらだらしてから、例によって群馬に帰る後輩の車に便乗して大宮へ。
夕食はサイゼリヤ。PSO Ver2の話で盛り上がりまくり。Ultにはまだ挑戦していないので、間接情報のみで対応。こういうことは良くあるのだが。
ビデオに撮ってあったF1フランスGPの予選を観る。
ウィリアムズが相変わらず無茶苦茶速い。ミシュランタイヤ絶好調みたい。
マクラーレンもウィリアムズとフェラーリ(というかシューマッハ)には及ばないものの、速さを取り戻してきているようだ。
プロストエイサーのアレジがいまいちなのが気になるといえば気になるが、決勝が楽しみ。
続けて決勝。
フォーメーションラップでハッキネンのマシンが動かず、そのままリタイア。マクラーレンはLCSに未だに問題を抱えているようだ。
PPのR.シューマッハが独走体制を整えるかに見えたのだが、1回目のピットストップからスピードが伸びず。タイヤのセッティングに問題があるようだ。同じミシュランでもハードを選択したモントーヤは、安定した走りを見せている。が、マシントラブルでリタイア。勿体ない。速さではフェラーリ、ウィリアムズには劣るものの、他のチームよりは全然速いクルサードが途中まで3位をキープしていたのだが、ピットロードの速度違反でペナルティ。マクラーレンにとっては今シーズンは悪夢以外のなにものでもない。
結局、M.シューマッハが余裕の走りで1位。2位はR.シューマッハで3位に久々の表彰台のバリチェロ。予選順位からすれば、バリチェロは大躍進。後半のクルサードとのバトルもなかなか見せてくれた。
途中のHONDA勢とJaguarのアーバインのバトルなどは面白かったのだが、アーバインも途中、エンジンブローと思われるトラブルでリタイア。うーん、マシンの戦闘力は確実に増しているのに、勿体ない。
ザウバーはライコネンの方にどうしても目が行ってしまうが、実はハイドフェルトの方が順位は上の方が多いようだ。なんか地味に6位とかにいる感じ。いぶし銀とでも言うべきか。
攻殻機動隊は、クラッキングシーンを台詞でごまかさないできちんと視覚的にやってくれていない点が手抜きだと思った。
そんなことをすると、ページ数が今の2倍以上になりそうだが、プロットをちょっと単純化してやればよい。お話としては極単純なものに、色々なケレンを利かせて複雑そうに見せているだけなのだから。
遺伝子操作豚の部分はごっそり落しても特に展開に問題は出ないはずだし、他の部分でも、台詞のみで説明されている箇所が多すぎる。昔から士郎正宗にはそういう傾向があったが(欄外の書き込みもその変形と見做すことができる)、この作品ではマンガという枠を無意味にするほど、その傾向が強くなっていると言えるのではないか。
行きつけの書店に行き、YOUNG KING OURSを探すが、見つからない。
ふと棚の前で立ち読みをしている邪魔なことこの上ない馬鹿者の手元を見ると、なんと最後の一冊を読んでいる最中ではないか。
一瞬、そいつを殴り倒してOURSを奪い取り、レジに持っていこうかと思ったが、そんなリスクを冒してまで立ち読みされた雑誌を入手する事はないと思い直し、他の書店で入手。しかし、発売直後と言っても差し支えないくらいの日付なのに、最後の一冊とは、OURSも出世したものである。
(極一部の)巷で評判の「ガンダムエース」入手。
安彦版ガンダムは確かにリファインされた1stガンダムだが、ザクに内蔵武装があるのはどうかと思う。ガンダムもあの位置に新規に武装を付けなければいけない必然性は薄いように思う。
いくら工事区域とはいえ、コロニー内でMSを使った運用実験をしていたら、絶対住民にバレると思うのだがどうか。
他のマンガはもっとつまんないので、言及する価値を認められない。介錯ってこんなにデッサン下手だったっけ?
ガンダムバトルオンラインを(オフラインで)やっていたら、いつのまにやら日付が変わっていた。
そんな駄目人間風味たっぷりの、梅雨も明け切らぬこの一日。
この記事によって、Yahoo!は真面目なコミケサークル参加者のパブリックエネミーだと断定。
元々利用していなかったが、これからは積極的に利用をしないし、周囲の人間にも利用を止めるよう、呼びかけることにする。
またもや見かけた「チーズはどこへ消えた?」の便乗本。
「チーズはどこへ消えた?/バターはどこへ溶けた? どっちがいい本?」
……もういいです。好きにやってください。
フィリップ・フォール「天使とはなにか」(せりか書房)[bk1で購入]読了。
この本の約40%は、私には日本語としてパーズすることはできるが、文章の意味をくみ取ることができないものだった(訳注を読むと多少は理解できる文章もあったので、これは訳者にも問題があると言えよう。特に原著がフランス語であることから、日本語に訳しにくいニュアンスを持つ単語をそのままカタカナ語として使うのは大いに問題がある。ヘタに漢語にされてもやはり意味が通らないことに変わりはないが)。
そのような事態が発生する可能性として、1. 著者が前提としている事実を私が知らない、2. 著者が使っている単語が私が日常的に理解しているのとは異なった意味で用いられている、などの可能性が考えられる。
実は、大学の教養で興味本意で取ってみた哲学の単位でテキストとして用いられた西田幾太郎「善の研究」[bk1で購入]を読んだ時にも似たような経験をした。文章として文法的に分解することはできても、さっぱり文意を理解することができないのである。
世の哲学者や評論家と呼ばれる人々の文章を読むとき、私は似たような経験を良くする。要するに、彼らは彼らのジャーゴンを用いて彼らの間でしか通用しない会話を行なっているのだ、と理解することにしている。
これは卑近的にも経験することができて、自分の知らない分野での所謂「濃い」会話がさっぱり理解できない状況と同じことである。
つまりは、分野は違えども彼らは単なるオタクであって、オタクの間でだけ通用する言葉を操って遊んでいるに過ぎない。扱うテーマが違うだけで世の中での格付けは格段に変わるものである。知的活動のレベルとしては似たようなものだと思うのだが。
閑話休題。この本は、たとえ文意が理解できたとしても、前後の文章の論理的つながりがあまりに強引(もしくは何の結び付きもないように思える)で「なんでそうなるんじゃ!」と突っ込みたくなるところが満載である。要するに、著者の人格とキリスト教的世界観は非常に強固に結びついてしまっているものであって、その世界観を客観的に見ることも説明することもできないのだろう。これがイスラム世界の説明になると、急にスムースに理解できるようになる点からも補強できる。
後半の論理展開の牽強付会ぶりはもう目を覆わんばかりのもので、いいからお前はもう黙れ、と言いたくなるものである。そこには、違う価値観を持つものを説得するという態度は微塵も見られない。もしこんなものがヨーロッパ社会で広く受け入れられたのだとしたら、その病根はかなり深いと考えざるを得ない。所詮は連中とは最後の一線で相容れない部分がある、ということを強く感じる(相入れないことを前提にして、共存を図る術を探るのが現代人としての生き方であることは言うまでもない)。
まぁ、断片的には有用と思える情報を得ることができたので、まるっきり読んで無駄だった、という訳ではない。しかしながら、読むのに多大な苦痛を強いられたことは確かで、もしこの出版社の本が似たような傾向のものを集めたものであるならば、二度とここの本は買わないだろう。少なくとも、キリスト教(特に聖書)の知識を持たない人間は読んでも理解できない可能性が大きい。こんなものを日本で出版する意味があるのだろうか。
そういえば、昨日、ウルトラマン35周年記念ということなので、ウルトラマンコスモス(区切りによっては非常に拙いと極一部の巷で評判)を観てみた。
戦闘機のデザインは、どう見てもマットアロー1号、2号である。なぜそこまでやってマットジャイロを出さないか。
はー、今度のウルトラマンは怪獣愛護ですか。力の受け流しを基本とする合気道的なアクションはちょっと新鮮。掌底の時にはやはり足を力強く踏み出すアクションが欲しい。
リアリティに関しては、最近の仮面ライダーシリーズの方が頑張っているようだが、小さなお友達にはあまり評判が良くないそうで、番組作りの姿勢としてはどちらが正しいのかはよく判らない。
シナリオはともかくとしても、特撮の技術というか、画作りのセンスというものがあまり感じられないので、とりあえずは見送りか。
そういえば、番組中に流れていた、映画版のCMがなかなか良かった。ああいう家庭って本当にありそう。
22:00を過ぎたら、スイッチが切れたように眠くなる。
晩飯を食いはぐれたが、そんなことはどうでもいいくらい眠い。よって寝る。
森博嗣「スカイ・クロラ」(中央公論新社)[bk1で購入]読了。
表面的には戦闘機小説。複合企業体の戦争部門が他の企業との戦争を行なっている、という設定である。ACE COMBAT3的世界とでも言えば良いのか。
どういう訳か、この世界ではジェットエンジンが実用化されておらず(ロケットエンジンはあるようだ)、レシプロ機(しかも主人公の乗機は星型ではなく、直列なのだ)が活躍している。たぶん、空中戦シーンを魅力的に描くためだと思われる(ジェット戦闘機の空戦は、ミサイルが主体なので、細かく描写してもあまり面白くならないと思う)。一応、先尾翼機(震電のような)ではあるようだが。
私の中の戦闘機小説は、神林長平の「戦闘妖精・雪風」[bk1で購入]が空前であり絶後である。「スカイ・クロラ」の本格的な空戦シーンは2つしかないが、現役の工学者である上に、模型マニア(ラジコン飛行機もやるようだ)である著者の描写は簡潔にして的確である。
上で「表面的には」と書いた。では深く突っ込むとどういう小説なのかといえば、第二話に現れる「キルドレ」という単語の謎を巡る物語である。後半は、その単語を中心にして話が回る。多少、突っ込みが足りないと感じてしまうのはSF小説としてこの話を見た場合の感想かも知れない。少なくとも、私にはそう感じられた、というだけのことである。
他人に勧められるかどうかという評価に関しては、メカが好きな人になら文句なくお勧め。SF者にもお勧め、としておく。
包括的核実験禁止条約からアメリカが離脱との報道。
ブッシュ政権は地球環境破壊政権ですか? それとも、米国の経済は私が思っているよりもずっと深刻な状況に陥っていますか?(それこそ、餓死者が何千、何万も出るような)
時雨沢恵一「キノの旅IV」(電撃文庫)[bk1で購入]読了。
安定して面白いので安心して読める連作短編集。
でも今回一番面白かったのはあとがきである。どうか、書店で先にあとがきを読む主義の人も、これは最後にしておいた方が良い。